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さくらいろ

3 バイト先

翌日、迎えに来た人たちを見た牧野家に戦慄が走った黒いスーツをビシッと着こなし格闘技でもやっているような体格明らかに普通の運送屋で無いことは確かだ「あのっ。 今更ですけど娘は何をするんでしょう? 危害を加えられるとか、、その、、言いにくいんですが、暴行するようなことはないんですよね?」「私どもは荷物とお嬢様を運ぶように命令されただけですので、詳しくは知りませんが、危害が及ぶことはありませんのでご安心...

2 バイト

つくしが家に帰ると、玄関付近に段ボールが積まれている「えっ? この段ボールはどうしたの?」「あっ、つくし。 お帰り。」段ボールの奥から千恵子がヒョイッと顔を覗かせる「ママ、、どうしたの?」一歩中に入ると、朝まであったつくしの荷物がない「えっ? あたしの荷物は?」瞬時に玄関に積み上げられた段ボールが、自分の荷物だと分かる「つくし。 ちょっとここに座ってちょうだい。」「うん。」床に腰を下ろすと、晴男の...

1 選択

類は高校のラウンジのソファーで足を投げ出し寝ころんでいた室内では、三人の会話が飛び交っているのだが、類は全く参加できないなぜなら、、「昨日、姉ちゃんが帰ってきてよぉ。 ずっと旦那の惚気話をするんだぜ。」「良いじゃねぇか。 夫婦仲が良いって事を、お前に話したいんだろ?唯一の弟だし、他に話せるやつがいないんだろうしさ。」「あぁ。 色々あったけど上手くやってるみてぇで、俺も安心したけどよぉ。さすがに3時...

シンデレラ

美「パパ! シンデレラって知ってる?」類「もちろん」美「ママがね、『あたしはシンデレラストーリーを歩んでる』って言うんだよ」類「くすっ。 そうかな?」類は、昔を思い出す先「は~い。 皆集まって~。 今日はシンデレラと言うお話です」司「シンデレラ?」総「女のお話?」あ「珍しく、姫が付かないんだね」類「面倒くさくて略しただけじゃない?」と、相変わらずブツブツ言いながらも素直に皆の後方に座る四人それを見...

白雪姫

美「パパ! おばあちゃまがアップルパイを食べましょうって!  蒼空(あお)には、りんごをおろした物をあげましょうって!  だから早くママと一緒に来て!」類「あい。 だってさ、つくし」つ「ふふっ。 お義母様が来てくれて、美空も嬉しそうだね」類「だな。 蒼空が生まれてから、つくしを取られて寂しかったみたいだし」つ「だよね。 蒼空もやっと離乳食が始まったし、これから美空にも構ってあげないとね」類「俺の事...

ブレーメンの音楽隊

類は、バイオリンの調律をしていたするとそこに、美空が外遊びから帰ってきた美「あっ、、パパ、バイオリン弾くの?」類「ん? 今日は調律だけ」美「な~んだ。 パパのバイオリン聞きたいなぁ」類「そう? じゃあ弾いてあげようか?」美「うん。 あっ、ママも呼んでくるね」類「あい」美空はサッと部屋を出て、つくしを呼びに行くその間に、類は念入りに調律を行っていたそして、ふと昔の事を思い出す先「は~い。 集まって~...

24 愛❤

披露宴も滞りなく終わり、類はつくしの手を握りそのまま最上階へと向かう向かった部屋はスイートルーム「うわっ。 すごい。」広いリビングは、つくしの部屋がすっぽり入るそれ以外にも三つの寝室に二つのトイレと風呂があるそして今更だが、類が花沢物産の御曹司である事を実感する途端、あたしで良いだろうか?と思い始めるつくしは窓辺へ行くと景色を眺める夕方になりオレンジ色の陽光が、つくしを朱色に染める「綺麗だな」類は...

23 睨む

披露宴も中盤に差し掛かると、花沢社員は競い合うようにビール片手に類の元へ向かう「専務。 どうぞ。」「要らない。 それに俺じゃなく新郎の所へ行くのが筋だろ?」「あっ、そうですね」先程までの優しい言い方ではなく、ぴしゃりと冷たくあしらう類を、つくしが諫める「類! 確かにそうだけど言い方って物があるでしょ? こういうおめでたい席で、場をシラケさせるのはダメだよ?」「ん。 分かった。」つくしの言葉には素直...

22 レア

「じゃ、今すぐ区役所行く?」「えっ?」つくしもだが、周りの人達も驚く今、プロポーズしたばかりだそれに、それは二人だけの約束結婚となると、互いの両親への挨拶や了承を得る必要がある「ちょっと待って! あたしはこれから二人の披露宴があるの」いや、それどころではないだろ?花沢物産の御曹司がプロポーズし、それに了承したんだから、、と、社員達は思う「じゃ俺も出る」「「えっ!!」」それには周囲がざわつく特に花沢...

21 告白

自分の唇にしっかり感じる類の熱に、つくしは驚きつつも頭の中には先ほどの類の言葉がグルグル回っている『牧野つくしをおかしいぐらい愛している』ゆっくり唇を離すと、ニコリと笑い、しっかりと見つめられる「牧野に一目ぼれして声をかけた。 ここに居る新郎と二股かけられたと誤解して自暴自棄になった。」「二股? そんな事する訳ないじゃない! 言っとくけど、あたしだって一目惚れだったんだから! しかも口紅の女や香水...

20 成敗

「あたしを弄んでおきながら、今度は二人にイチャモンつけるつもり? 二人の幸せな門出を邪魔する事は、あたしが許さないんだから!!」そう!あたしが許さない!!そうだ!ここには花沢の社員が沢山いる!!もしかしたらこの中に、この人の本当の名前や部署を知っている人がいるかもしれない知らなければ、探し出してくれるはずこんな性根が腐った人は、花沢物産から排除してやるんだから!!「弄んだのは牧野の方だろ? あんた...

19 確認

中庭は芝生で覆われ、その奥にチャペルがあるその中もステンドグラスをふんだんに使っており、太陽光でキラキラと輝きを放っている流石メープルと言う感じだそんな中、父親の腕を取り、純白のウエディングドレス姿の優紀が姿を現したあまりの美しさ、そして幸せを纏った姿に、思わずつくしの目から涙が零れ落ちるこうして厳かな式が始まったしっかりと愛を誓い合う二人に、再びつくしの目からは涙が零れ落ちた*退屈な食事会三人の...

18 結婚式

日曜日、、今日は、東谷と優紀の結婚式だつくしは受付を頼まれ10時にはホテルに到着したその重厚な入り口の前で、自分の身なりをチェックする「うん。 大丈夫!」気合を入れると一歩踏み出し、ホテルのエントランスを潜った中も広々としており、床や柱は大理石が使われている「すごい。 今時、天井にシャンデリアがぶら下がってるホテルってある?流石メープルだよねぇ。」と、周りを見ながら、チャペルの場所へ向かったエント...

愛と欲望の果て~能登でちゃぷん~

まさかのスピンオフを書いちゃいました(笑)楽しんで頂けたら嬉しいです総二郎の誕生日も無事終わり、西門邸へ戻った二人その姿は以前にも増して仲睦まじいそんな二人が縁側に並んで座り、中庭を見ていた「もうすっかり寒くなったね。」「あぁ。 あっという間に冬になったよな。」「それにしても、今年の総の誕生日は凄かったね。 皆、忙しいのにわざわざ総の誕生日をお祝いする為に来てくれたんだもん、総の人徳だよね。」(単に...

17 弄ぶ

田村は時間を気にする今日は水曜日既に20時を回っているだが、類の部屋のドアは開く気配を見せない確実に何かがあったのでしょうほんの数か月でしたが、かなり人間らしいと申しますか、イキイキとした姿が見られました早く仕事を終わらせるべく一心不乱に取り組まれていましたし、やる気がみなぎっていましたそれは公私をきっちり分け、未来の為に仕事に邁進すると言う感じでしたところが今は、、以前に比べ殺伐と言いますか、空...