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さくらいろ

29 カラスの歌

姉ちゃん、類さんと共にテレビを見ている完全に、お邪魔虫だと分かるでも今から僕が出かけるのもわざとらしいと思う初めから僕がいることを知った上で、類さんが上がりこんだんだから!うん、、僕は悪くないテレビでは、お笑いヒストリーをやっている昔のギャグとか人気お笑い芸人とか、知ってる人もいれば知らない人もいるでも、僕がまだ生まれていない時代のギャグとかでも頭に残っている物があるつまり知らず知らずのうちに、こ...

43 迷い

今までの経緯を簡潔に類に話したこんな予定じゃなかったけど、類とこうして出会ったのも何かの運命のように思えたからでも、、やはり飛行機代を返してから告白したいという思いもあるあの頃の気持ち、道明寺と類を両天秤にかけていたあやふやな思いをきちんと清算したいそして類だけをまっすぐに見つめたい「じゃあ、、その告白を、今してくれない?」既に告白したようなものだ類からすれば、今でも同じと言う思いだろう時間をかけ...

28 うまい棒

類さんは、手にしているうまい棒をまじまじと見ているそして僕に向かって嬉しそうに告げた「進。 知ってる? これ10円なんだよ?」「知ってる、、、」類さんは初めて見たんだろうなぁ「凄くない? 10円でお菓子が売ってるんだよ?」「うん。 子供の小遣いで食べられるから重宝されてるよね。」類さんの子どもの頃のお小遣いだと、これが数千本買えるんだろうなぁ「だよな。 企業努力だよな。」「しかも沢山の味があるんだ...

42 経緯

日本料理店に着いた二人は、個室へ案内される類は日本酒、つくしはウーロン茶を頼むと、目の前の前菜に手をつけながらぽつりぽつりと話し始めた「えっとね。 あいつとは、あたしが大学二年の時のクリスマス頃に終わってる。 婚約指輪を貰った時に嬉しいと思ったのは本当。 だけどね、だんだんと不安になったのも事実。 あんな大きなダイヤをいとも簡単に買える道明寺とあたしの価値観の違いにね。 そんな時、あいつと類と比べ...

27 お礼

「ただいまぁ。」「おかえり~。」一足先に帰宅した僕は、白々しく返事をするそんな僕の目には、両手にエコバックを持った類さんの姿レディファーストなんだろうけど、、類さんにエコバックは似合わないでも嫌な顔しないで持っている類さん今更だけど、類さんって順応性が高いと思う声に出せないけど、元カレのあの人だったら、絶対にゴネそうだ「類。 ありがとう。 ここに置いて。」「ん。」「類が来てくれて助かった。 いつも...

41 焦りは禁物

専務と共につくしが車に乗り込んだことに、社員たちはざわつく「なんで? 牧野さんが?」「社長秘書だからだろ?」「社長秘書だとしてもなんで乗り込むの?」「さあ?」「牧野さんも専務の毒牙にかかったのか?」「でも専務秘書も一緒だったから、仕事じゃない?」その中で、高橋と同期の社員は、すぐに真相を確かめるべく高橋の携帯を鳴らした作業をしていた高橋は、通話ボタンを押すと電話を肩に挟みながら、パソコンに向かう「...

26 金魚のフン

姉ちゃんと類さんがスーパーへ買い物に出かけた僕としてはちょっと嬉しい姉ちゃんと類さんが付き合い始めた事にでも、、ちょっと心配近所のスーパーに類さんを連れて行って大丈夫?類さん、、行ったことある?それに、類さんが買い物かごを持つ姿ってレアじゃない?絶対持ったことないと思うよ?悪いけど、、ちょっと見に行こうと言う事で、急いで二人の後を追うもうすぐスーパーと言うところで二人の姿を見つけた類さん、こんな所...

40 類とつくし

ない! ない! ない~~!!どこにもミサンガがない!一体どこに落としたの?とりあえず帰りにチョコを買った百貨店によってみようあっ、その前に社内のゴミ箱を漁る?と、四つん這いになったままの状態で、アレコレ考えていたバタンッ!すると、ドアが開いた音が聞こえたやばいっもう高橋さんが帰ってきた「あっ、終わりました? すぐに片付けに行きま、、」あたしの声は、そこで止まった声だけじゃなく、体もフリーズしたよう...

25 今だけは、あかの他人

無事花沢物産の内定を貰えてから数日後の土曜日朝から類さんが来た「おはよう。」「ん? 類さん?」今日は姉ちゃんとデートだろうか?その割に、姉ちゃんは至って普通の格好だけど、、「類さん。 今日はデート?」「ん~~。 そうなるかな?」微妙な返事それより、付き合い始めたんだろうか?とりあえず小声で聞いてみよう「姉ちゃんと付き合い始めた?」すると類さんはニコリと笑みを見せるどっちなんだ?とは思うけど、否定し...

39 !!!!!

つくしは、社長室で類の予定表を見ていたそろそろ会議が終わる時間この後すぐに帰宅し、明日改めて出社することになっている時差もある事だし、今日はまっすぐ帰宅するはずせめて一目でも見たいのだが、今からコッソリ一階へ降りようか?広いエントランスの隅の方なら気づかれないはず一応、定時は過ぎている決してサボりではないと、自分に言い訳をしながら立ち上がったそして部屋を出ようとしたところで、自分のセキュリティーカ...

24 お土産

類さんが再び我が家へ来てくれるようになった既に社会人になった類さんは、スーツ姿でひょっこり顔を出すことが多い今日もそうだ「こんばんは。」「あっ、類!」「まあ、類さん。 いらっしゃい。 どうぞ。」今日もスーツ仕事帰りなんだろうそれにしても、、男の僕でさえ見惚れる程カッコいいたぶん、、有名メーカーのスーツなんだろうけど似合ってるそれに足が長い、、これ、、オーダーメイドなんじゃない?その辺で売っているよ...

38 会議

二日後、、重役室は秘書たちがソワソワしていたその理由はつくしにも分かる類が来るからだつくしは会議室の準備を終えると、さっさと社長秘書室に帰ろうと思っていたすると、重役の一人がつくしを呼び止める「牧野さん。 君は会議には出席しないんだったな?」「はい。 高橋が出席します。」「じゃあ悪いんだが、ちょっと買い物に行ってくれないか?」「良いですけど、何を買ってくるんですか?」「あぁ。 バレンタインチョコな...

23 就職先

姉ちゃんが道明寺さんと別れた!!でも、、類さんと付き合い始めた、、とは言わないなんで?でも類さんの会社を受けるって事は、望みがないわけじゃないんだよね?現にこうして類さんを連れてきているし、、類さんはニコニコしているし、、「まあ道明寺さんのお母様とは話が全く合わないし、あの人って私たちをバカにするし、つくしも苦労するかも?と思っていたのよ。」確かに凄い人だった別れさせるために、大金を払うと言うんだ...

37 日本出張

年が明けた1月末類は田村を呼ぶ「田村。 日本ではバレンタイン商戦が佳境だと思うんだけど、うちの輸入商品の展開とか実際に見てみたいんだ。 それにまだ日本の重役たちにも面と向かって挨拶をしてないだろ? いつもWeb会議だしさ。 ちょうどいい機会だし、スケジュール調整をして日本出張を組んでくれない?」至極まともな理由を告げ、なんとか日本へ行けないかと問うもう学生ではない仕事の兼ね合いを考慮し、少なくとも仕事...

22 宣言

姉ちゃんが大学三年の冬久しぶりに類さんを連れて帰ってきた「まあ類さん。 お久しぶりです。」「ご無沙汰しています。」なんとなく母さんの声色が嬉しそうに聞こえるのは僕だけだろうか?もちろん、ぼくは嬉しい!「類さん! いらっしゃい。」「進。 久しぶり。」「久しぶり!」久しぶりに見る類さんは、以前より少し男らしくなったように見える単に年齢を重ねただけじゃなく、、何て言うんだろう?自信がみなぎっている?「マ...