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さくらいろ

番外編⑰ (類編)

類は夢中でLilyをあやしている一歳になったLilyは、ヨタヨタと歩きとても可愛いそれに言葉らしき物も発するL「ダッ、ダッ、ダッ、、、」類「ダディじゃ無くパパ。 パ~パ。」L「ダッ、、ダッ、、」どうやら類は、パパと言わせたいらしいのだが、なかなか上手くいかない華「パパ? 本当にパパって呼ばせるの? じいじでも良いんじゃない?」つ「うん。 良いと思うよ?」類「じゃ、俺がじいじなら、つくしはばあばだよ...

番外編⑯ (総二郎編④)

結婚式や披露宴も無事終わり、二人はそのままホテルで宿泊する事にしたそれは、疲労困憊の心音を早く休ませたいと言う総二郎の思いからだシャワーを済ませた心音は、ドキドキしながらバスルームを出ると、丁度ルームサービスが運ばれたところだった「おっ、心音。 お腹空いただろ? 適当に頼んどいたから好きな物を食べろよ。」確かに緊張から食べ物を全く口にしていないだが特にお腹も空いていないなぜなら、今も別の理由で緊張...

番外編⑮ (総二郎編③)

10月の体育の日の三連休に総二郎と心音の結婚式が執り行われるその前日、心音の荷物は西門邸へ運び入れたと言っても、洋服や学校関連の品のみ家具類は全て西門の物を使用する事にした既に9月の心音の誕生日に入籍を済ませているだが結婚式が終わるまでは花沢で過ごす事になっていたそれは類の希望この家から嫁がせたいと言う思いからだガランとした部屋を見て、心音の胸には寂しさが込み上げるこの家には沢山の兄弟がいた弟妹と...

番外編⑭ (総二郎編②)

結納の後、心音の夏休みを利用し、二人は西門の重鎮への挨拶回りを行ったもちろんすべて日帰りだそして二人は着物夏用の着物とは言え、蒸し暑い夏場は大変だ総「疲れてねぇか?」心「うん。」弱音を吐かない事は想定済みだが内心は、かなり疲弊している事も把握済み総二郎は心音の手をギュッと握る二人は今、京都へ向かう新幹線の中だ総二郎が家元になる前に修行していた寺へと向かっている総「なあ心音。 俺と二人っきりの時は息...

番外編⑬ (総二郎編①)

結婚まで約二ヶ月となった8月上旬西門家が花沢家を訪れた今日は大安吉日総二郎と心音の婚約が正式に執り行われる本来ならば、もう少し早い段階に執り行う予定だったのだが、なにぶん心音は3月までは中学生四月からやっと高校生になったばかりそれに総二郎の方も、春の茶会など行事で忙しく、なかなか日程が合わなかった結納は仲人を立てない略式だが、結納品は9品目を用意し、昔ながらの形式にのっとり粛々と進めていく予め決め...

番外編⑫ (つくし、華音、心音編)

Lilyの授乳と言う事で、つくしと華音と心音が別室へ向かった華音は手慣れた手つきで、Lilyへ自身のおっぱいを含ませているそれを見ながら、、心「ねえね。 Lilyちゃんを産むときって痛かった?」華「うん。 かなりね。 無痛分娩を勧められたんだけど、普通分娩にしたの。 麻酔が怖かったから。」心「痛いってどれくらい? どの辺が?」華「下腹と言うか、お腹がギューって縮まる感じで、その時は息も出来ないぐら...

番外編⑪ (華音編③)

10月の連休を利用し、花沢ファミリーは揃ってNYのゲイツ家へ向かったと言っても、つくしと星音は9月末にはNYへ行っていたそれはもちろん、華音の出産の為だ里帰りと言う風習は無く、嫁ぎ先で出産するのが当たり前もちろんつくしもNYの実家での出産は一度も経験が無いただ初出産と言う事で、華音の心情を気遣いつくしが呼ばれたもちろん類は仕事の為、一緒について行く事は出来ず、子供達も学校を優先したこちらもゲイツ家...

番外編⑩ (華音編②)

『ただいま』『お帰り』アンドリューの帰りを玄関口で待つ華音アンドリューは手にしていた鞄をクロエに渡すと、真っ直ぐ華音の元へ歩み寄りギュッとハグをするそして屈んでしっかりとキスをする『今日は何か変わった事は無かった?』『今日の講義は午前中だけだったから、午後からクロエさんと雛人形の飾りつけをしたの。 ほらっ、こっちよ。 見て見て。』華音はアンドリューの手を引き、雛人形のある部屋へ連れていく七段飾りの...

番外編⑨ (華音編①)

華音は、クロエに手伝って貰いながら、ひな人形を飾っていた『私、初めて見ました』『そうですよね。 アメリカでは、滅多にお目にかからないですよね』『このままずっとこの部屋に飾りますか?』クロエは三人官女をしげしげと見ながら呟く細部にまで丁寧に仕上げられた人形たちは、人間国宝が作った物それを華音の指示を受けながらそっと並べているもちろんこの雛人形は、類が送った華音の物だ『一応、雛人形は3月3日を過ぎたら...

番外編⑧ (羽音編)

今日はバレンタインデー羽音はいつも通り学校へ行くと、直ぐに女の子に声をかけられる「羽音君。 おはよう」「おはよう」羽音は笑顔で挨拶を交わす挨拶は基本と教えられているし、女の子には優しくがモットーだただ自然に笑顔をプラスしている所は、幼い頃から培われた物だろうだが今日はそれ以外にも、別の言葉が付けられた「これ受け取って。 私の気持ち」ん?と羽音は思うが、女の子は小さな袋をサッと羽音に渡すと何処かへ行...

番外編⑦ (光音編⑤)

光音が橋本を家まで送り、自宅に戻ると類が帰宅していたそして総二郎まで来ていた光「父さん。 総おじさん」類が帰宅するにはあまりにも早い時間しかも忙しい総二郎も来ていると言う事は、理由は一つしかない光「ごめん。 父さん」類「なんで謝る?」総「お前は何も悪くないんだろ?」確かにそうだが、学園内で、しかも大学生相手に啖呵を切ったのは事実俺はまだ未成年俺の行動は全て親の責任話し次第では、父さんが相手に謝罪に...

番外編⑥ (光音編④)

それから30分もしないうちに、心音と羽音と詩音が帰宅するそして心音は橋本の荷物を光音に差し出すブランド物では無い至ってシンプルな黒い鞄に、何かのマスコットがついている「ココ。 それ開けてみて? 何も変わった事がなければいいんだけど」心音は言われた通り鞄の中を開けるそしてノートをペラペラと捲ると『出ていけ』『辞めろ』『お前が来るような学園じゃない』『貧乏人』といった誹謗する言葉が書かれている教科書も...