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さくらいろ

24 愛❤

披露宴も滞りなく終わり、類はつくしの手を握りそのまま最上階へと向かう向かった部屋はスイートルーム「うわっ。 すごい。」広いリビングは、つくしの部屋がすっぽり入るそれ以外にも三つの寝室に二つのトイレと風呂があるそして今更だが、類が花沢物産の御曹司である事を実感する途端、あたしで良いだろうか?と思い始めるつくしは窓辺へ行くと景色を眺める夕方になりオレンジ色の陽光が、つくしを朱色に染める「綺麗だな」類は...

23 睨む

披露宴も中盤に差し掛かると、花沢社員は競い合うようにビール片手に類の元へ向かう「専務。 どうぞ。」「要らない。 それに俺じゃなく新郎の所へ行くのが筋だろ?」「あっ、そうですね」先程までの優しい言い方ではなく、ぴしゃりと冷たくあしらう類を、つくしが諫める「類! 確かにそうだけど言い方って物があるでしょ? こういうおめでたい席で、場をシラケさせるのはダメだよ?」「ん。 分かった。」つくしの言葉には素直...

22 レア

「じゃ、今すぐ区役所行く?」「えっ?」つくしもだが、周りの人達も驚く今、プロポーズしたばかりだそれに、それは二人だけの約束結婚となると、互いの両親への挨拶や了承を得る必要がある「ちょっと待って! あたしはこれから二人の披露宴があるの」いや、それどころではないだろ?花沢物産の御曹司がプロポーズし、それに了承したんだから、、と、社員達は思う「じゃ俺も出る」「「えっ!!」」それには周囲がざわつく特に花沢...

21 告白

自分の唇にしっかり感じる類の熱に、つくしは驚きつつも頭の中には先ほどの類の言葉がグルグル回っている『牧野つくしをおかしいぐらい愛している』ゆっくり唇を離すと、ニコリと笑い、しっかりと見つめられる「牧野に一目ぼれして声をかけた。 ここに居る新郎と二股かけられたと誤解して自暴自棄になった。」「二股? そんな事する訳ないじゃない! 言っとくけど、あたしだって一目惚れだったんだから! しかも口紅の女や香水...

20 成敗

「あたしを弄んでおきながら、今度は二人にイチャモンつけるつもり? 二人の幸せな門出を邪魔する事は、あたしが許さないんだから!!」そう!あたしが許さない!!そうだ!ここには花沢の社員が沢山いる!!もしかしたらこの中に、この人の本当の名前や部署を知っている人がいるかもしれない知らなければ、探し出してくれるはずこんな性根が腐った人は、花沢物産から排除してやるんだから!!「弄んだのは牧野の方だろ? あんた...

19 確認

中庭は芝生で覆われ、その奥にチャペルがあるその中もステンドグラスをふんだんに使っており、太陽光でキラキラと輝きを放っている流石メープルと言う感じだそんな中、父親の腕を取り、純白のウエディングドレス姿の優紀が姿を現したあまりの美しさ、そして幸せを纏った姿に、思わずつくしの目から涙が零れ落ちるこうして厳かな式が始まったしっかりと愛を誓い合う二人に、再びつくしの目からは涙が零れ落ちた*退屈な食事会三人の...

18 結婚式

日曜日、、今日は、東谷と優紀の結婚式だつくしは受付を頼まれ10時にはホテルに到着したその重厚な入り口の前で、自分の身なりをチェックする「うん。 大丈夫!」気合を入れると一歩踏み出し、ホテルのエントランスを潜った中も広々としており、床や柱は大理石が使われている「すごい。 今時、天井にシャンデリアがぶら下がってるホテルってある?流石メープルだよねぇ。」と、周りを見ながら、チャペルの場所へ向かったエント...

17 弄ぶ

田村は時間を気にする今日は水曜日既に20時を回っているだが、類の部屋のドアは開く気配を見せない確実に何かがあったのでしょうほんの数か月でしたが、かなり人間らしいと申しますか、イキイキとした姿が見られました早く仕事を終わらせるべく一心不乱に取り組まれていましたし、やる気がみなぎっていましたそれは公私をきっちり分け、未来の為に仕事に邁進すると言う感じでしたところが今は、、以前に比べ殺伐と言いますか、空...

16 偽名

それから一週間後の日曜日優紀と東谷が出来上がった指輪を取りに来たそしてつくしの顔を見てビックリする「どうしたの? その瞼」「あぁ、、なんでもない」「なんでもない事ないよね? 何があったの? 私に言えない事?」優紀は少しキツイ口調で告げるつくしは、曖昧な表情で笑うしかないこの一週間、なんとか仕事は熟してきたが、もう気持ちはボロボロだったとにかく誰かに聞いて貰い早くスッキリさせたかった「失恋」「えっ?...

15 喪失

車に乗ってからもずっと話し続ける女をうざく思いながら、車窓から外を見る映画を観たのは生まれてこの方、牧野と行ったあの一回だけあの後、食事をして映画の話しから家族や親友、仕事の話になり、緊張しながらも気が合う部分も発見出来て充実した時間だったその後、その周りを散策しながらゆっくり歩きまわって、気付けば二時間も歩きっぱなしだと気付いた『あっ、ごめん。 休憩も取らなくて。』と謝ったら、『私も歩くのが好き...

14 遭遇

つくしは寝不足のまま仕事へ向かった結果的に類から連絡が来る事は無かったその後もSNSで呼びかけたが、既読すらつかなかった時間も時間だしという事で、昨夜は電話を控えたが、今日は出勤と同時にトイレへ駆け込み電話をした時刻は9時10分しかも土曜日もしかしたら寝ているかもしれないでもこうして何の連絡もないという事は初めてだもしかしたら過労で寝込んでいるのかもしれない毎日残業の日々なら、何時体調不良になって...

13 嫉妬

類は外出先で今日の仕事が終わったため、その場で田村と別れたそして車をつくしのマンションへ向かわせた久しぶりに早く着けそうだきっと喜んでくれるはずだし、その表情が見たいと胸を膨らませて会えたらきちんと話をしよう自分の立場も話し、申し訳ないが受け入れてほしいと訴えようその覚悟が出来るまで、何時までも待つからと言おうなぜなら、牧野の居ない人生は考えられないからそう思いながら何時もの駐車場に車を入れると、...