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さくらいろ

50 つくしと土筆

「あっ、こんな所に土筆が。」「ほんとだ。」つくしはスマホを向けシャッターを切る3月中旬になり、類は高校を無事卒業四月から大学生になるその首には、つくしから贈られたマフラーが巻かれている「おい! 類! 暑くねぇか?」司は、類の暑苦しい姿に疑問を呈す「朝はまだしも、日中はジャケットもいらねぇぞ?」同じく、総二郎も苦言を呈す「見ているだけで暑いんだが、何とかならねぇか?」あきらも呆れるばかりだ「もう少し...

49 クリスマス

聡の質問は続く「牧野さんはどこの高校へ通われているのかな?」「公立の〇〇〇高校です。」「なるほど、、」聡も耳にしたことのある都内でも有名な進学校確かに、ご両親が転校させるのは忍びないと思っても不思議ではない「やりにくい兄とは類の事だと思うんだが、その類との未来をどうするつもりかな?」「父さん!」類は、自分たちの未来の事まで尋ね始めたことに、思わず口をはさむ「お前の気持ちは後で聞く! まずは牧野さん...

48 類の父

類とつくしが花沢邸へ戻ると、麗の隣にダンディな男性が立っているその男性を見た類は、サッとつくしの手を取る「お帰りなさい。」「ただいま戻りました。」つくしは麗に笑顔を向けた後、隣にいる男性を見るそんなつくしの耳に、類の小さな呟きが聞こえる「父さん、、」「えっ!!」つくしは男性を見る確かに威風堂々とした立ち姿だし、顔は類に似ている部分もある「牧野さん。 初めまして。 類の父親の聡です。」「あっ、初めま...

47 クリスマスイブ

翌日はクリスマスイブ類とつくしは、あの家へ向かったそれは、あの時の約束を果たす為だ二人は玄関の前に立つと、インターホンを押すガチャンッとドアが開くと同時に、類とつくしは声を出す「「ただいま」」その言葉に、林と佐藤も笑みを見せる「お帰り。」「ほらっ、早く入って!」「「うん。」」二人は改まった口調は避け、今まで通りのフランクな言葉遣いだもう家族ごっこは終わったし、赤の他人に戻っているそれでも四人の中で...

46 良し!

それから三日後の12月23日つくしは退院し、花沢の車に乗った「ここだよ。」類は、ニコニコしながらつくしに告げるつくしは車から降りると、家の大きさに驚くかなり大きい家だろうと想像していたが、更にその上をいく大きさだ「荷物は既に運んでいるらしい。」「うん。 お邪魔します。」つくしは類にエスコートされながら門を潜り玄関へそこには類の母親と使用人たちが揃っていた「お帰り、類君。 いらっしゃい、牧野さん。」...

45 揃う

「あらっ? 皆さんお揃い?」「母さん、、」類はポツリと呟く「はい、類君。 着替えね。」麗は袋を類に渡す「それでこの方達は?」「あっ、えっと。 こちらが、つくしさんの本当のお母さん。 こちらが偽物の父と母。 そしてこの人が俺の母親です。」類は手を指しながら告げるそして最後に、三人に麗を紹介した「初めまして。 類の母です。」それに続くように、自己紹介が始まった「初めまして。 バイトで両親をしていました...

44 報告

10時ごろ、つくしの病室に偽両親(林と佐藤)がやってきたそしてすぐにつくしの枕元へ行くと、佐藤は頭を下げた「つくしちゃん。 本当にごめんなさい。 怖い思いや怪我までさせちゃって。」「ううん。 こんな怪我はすぐに治るし、お母さんが何もなくて良かった。」「それと嘘をついてごめんなさい。 実は私、、」つくしはすぐに言葉を被せる「お母さんは手先が器用で家事も頑張る優しい人! この二か月、凄く癒され楽しかっ...

43 バクバク

やっと二人っきりになった類は、一心地着いた後、ベッド脇の椅子に腰かけ、つくしの手を握る「あのさ。 バタバタしている中で告白してごめん。 整理しながら話そうか?」「うん。」「まず、この家族ごっこを計画したのは、俺の親友の司。」「さっき来ていた人ね?」「そう。 その司の姉が椿というさっきの女性。 既婚者で俺の姉のような存在。それで司が悪戯心でこの家族ごっこを始めたのに、俺が憤るでもなく続けていることに...

42 続々登場

「つくしを妹と思ったことはない。 たぶん俺、あんたの事が好きなんだと思う。」類の言葉が、つくしの頭の中をぐるぐると回る信じられないが嬉しいでも自分とは身分が違いすぎるそれにお兄ちゃんにはきれいな恋人がいるもしかして、この好きという気持ちはLOVEではなくLIKEの方だろうか?妹と思ったことはないんだったら、使用人とかお世話係として好きという事だろうか?「類君。 それはどういう事かしら?」麗も類の本...

41 良かった

麗は頭を整理する司君が類の父親とはどういうことなのか?自分の知っている道明寺司以外に、ツカサという男性がいるのか?だが間違いなく、類は聡の子供で、ツカサという男性の子供ではない!!「類君。 あなたの父親は聡さんよ?」「分かってる。 ちょっと、つくしが誤解してて。 その辺の話もきちんとしようと思っていたら、母さんが来たんだよ。」「あたしが誤解?」今度はつくしが頭を傾け呟く類はこの場ではっきりさせよう...

40 対峙

「お兄ちゃんを叱らないで!」突然、つくしの声が聞こえ、二人は「えっ!」とベッドを見る「つくし、ごめん。 どこか痛いところはない?」類はすぐさま屈みこみ、つくしの目を見て語り掛けるそれがあまりの近さで、つくしは照れるだがそれよりも、、「大丈夫。 それよりちょっと起こしてくれる?」「分かった。 その前に、先に医師に来てもらおう?」という事で、サッと医師に来てもらい診察を済ませた後、、類は、電動ベッドの...

39 叱らないで!

類が病室へ入ると、つくしの枕元に偽両親が座っている特に母親は心配そうに見つめているそれは自分を責めている表情だ類が近づくと、父親がその場を代わってくれる頬に張られた湿布や左腕の包帯が痛々しいが、今はぐっすり眠っている無事でよかったが、その代償はかなり大きい「ちょっと良い?」類は、両親を横のソファーに誘うと、二人を前に告げる「つくしの本当の母親が明日ここに来る」二人はえっ!という驚きの表情後、安堵の...