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さくらいろ

33 グアム

グアム、、二人は並んで海岸沿いを歩いているその手はしっかりと繋がれているつくしは立ち止まり、隣にいる類を見上げるその視線に気づいた類は、つくしに微笑みかける「何?」「///未だに信じられなくて。」「俺も///」二人は再び歩き始めるそして、つくしは目覚めた時の驚きを思い出す目が覚めると、隣に天使のような男性が寝ていた初めて見る寝顔だが、初めてではない感覚ここ数日、ずっと一緒に過ごしていた感覚そして世話を焼...

32 F3

花沢邸に、司、あきら、総二郎がやってきた「あらっ、いらっしゃい。」麗はにこにこしながら三人を招き入れる「三人共、大きくなったわねぇ。」「おばさん、、帰っていたんですか?」三人を代表し、あきらが問いかけるここ数年ヨーロッパで暮らしており、帰国する予定があるとは類から聞いていない「急な用事でね。 それより別荘では楽しめたのかしら? そろそろ仕事が始まるから、息抜きも必要よね。」「はい。 ゆっくりできま...

31 その時

類とつくしは、花沢邸で夕食を取った後、つくしのマンションへと戻ったその入り口で、つくしは挨拶する「今日は夕食までご馳走になっちゃって。」「今まで俺の方がご馳走になっていたんだし、気にしなくていいよ。」「でも全然食材が違うよ? あんな高級料理なんて出したことないし。」「そう? でも、あんたの料理は凄く美味しかったけど? 多分、俺の舌に合うんだと思う。」つくしは、さりげない類の言葉が嬉しい確かに、自分...

30 不安要素

佳代も、あの子供が類本人だったと、やっと納得するファンタジーのような話だが、まだ知られていないことがあっても不思議ではない神社などで神頼みをしたとき、それを叶えてくれるのは自分の実力なのか、単なる運なのか、それとも神様なのか、もしかしたら魔法使いなのかもしれないという事だそして、佳代は不安を口にする「ですがすでに屋敷の者たちは、類様の子供と認識しており、皆がこの摩訶不思議な出来後を信じるかどうか。...

29 説明

まず、類が口を開いた「信じられないと思うけど、牧野と一緒にいた子供は、間違いなく俺! 魔法使いによって子供の体にされたんだ。」「類様までそのような戯言を、、。 魔法という物は映画や本の中だけのものです!」この中で反論するのは佳代一人「俺もそう思っていたんだけど、実際に子供になったんだから信じるしかない。 そしてその姿の俺を見つけたのが牧野! 初めは迷子と思っていたらしい。 俺が名前と年齢を名乗って...

28 バタバタ

花沢邸の玄関を潜ると、中はバタバタとしていたその使用人たちが、二人の姿を見つけると急いで駆け寄ってきた「類様。 お帰りなさいませ。」さっきまでここにいたんだけど、、と思いつつ、類は無難な挨拶をする「ただいま。」「えっ!!」類が挨拶を返した事に、使用人の動きは一瞬止まるだがすぐに現状を思い出し慌て始める「大変でございます! 奥様の様子がおかしいのです!!」「様子がおかしい?」先程までは至って普通だっ...

27 告白

一度、コーヒーで喉をうるおしたつくし先程までこの信じられない体験の辻褄合わせの為、平気で会話をしていたが、急に現実に戻り居心地が悪い店内の女性客の視線が痛いほど突き刺さり、コソコソと陰口まで言われているのが分かるチラリと前を向けば、王子様のようなイケメンと目が合い、ドキドキしてしまう「あのさ。 牧野。」「はあい~。」思わず声に力が入り、変な発音になるそれぐらい緊張マックスだその声に類は思わずプッと...

26 結論

二人は駅前のカフェに入ると、二人用テーブルに向き合って座るつくしはマジマジと類を見る確かに類君の面影を色濃く残しているそして想像以上にカッコいいその上、背も高く、モデルのようだだが、やはり信じられない気持ちだ「本当に類君?」「そう。」「だって、さっきまでこ~んなに小さかったんだよ?」つくしは、手で5歳児の類の身長を表現する「だな。」そしてこの世には摩訶不思議なことがあるもんだ、、と身をもって感じて...

25 類の願い

バイクにぶつかる瞬間、類の体はつくしによって抱きしめられた本来なら少しでもつくしを守ろうと身を翻すのだが、今は体が小さくそれが出来ない類は、つくしの胸の中でリンゴを持つ手に力を入れ、ギュッと目を閉じただが数秒待っても衝撃を感じないそれどころか周りがシーンと静まり返っている類はゆっくり目を開けると、周りが止まっているそれはつくしまで、、そのつくしのすぐ隣に、バイクのタイヤがあるのが見える「反省したよ...

24 林檎

類は、つくしが帰ったと聞き、急いで玄関へ向かうまだお礼の一つも言っていないそれにこれからも、また会いたいという思いだそれら今後の事を何も決めていないその為、気持ちばかりが焦っているすると、使用人に呼び止められる「あれ? 僕は一人かな?」いつもの類なら無視を決め込むところだが、つくしと過ごした日々で返事をしないという事は、無礼なことだと教わったたとえ一言でも返事をする事!と「牧野を追いかける!」と告...

23 佳代の嘆き

へたり込み、さめざめと泣く佳代に、二人は何があったのだろう?と心配になるこれ程までに気持ちが動転している佳代の姿を見た事がない麗は屈みこみ、佳代の肩に手を置く「佳代? 何があったの?」「私、この屋敷に勤め約30年が経ちますが、もうこれ以上ここで働く事が出来ません。 辞めさせていただきとうございます。」「「えっ!!」」突然の退職願に二人はびっくりだ佳代は、麗が嫁ぐ前からここで働いていた歳も近く慣れな...

22 アイデア

花沢邸の門を出たところで、つくしは涙を拭うこれで良かったんだ類君の望みは、父親に会う事!そして自分の存在を認めてもらう事!きっと今頃、祖母と語らい今までの生活を嘘偽りなく述べているだろうそして本当の母親との生活を、認めてくれるよう説得しているだろうあたしは全くの他人単にその手伝いをしただけ!なのになんでこんなに寂しいんだろうきっともう二度と会えないからなんだろうなぁあの天使の微笑みが見られなくなる...