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さくらいろ

43 迷い

今までの経緯を簡潔に類に話したこんな予定じゃなかったけど、類とこうして出会ったのも何かの運命のように思えたからでも、、やはり飛行機代を返してから告白したいという思いもあるあの頃の気持ち、道明寺と類を両天秤にかけていたあやふやな思いをきちんと清算したいそして類だけをまっすぐに見つめたい「じゃあ、、その告白を、今してくれない?」既に告白したようなものだ類からすれば、今でも同じと言う思いだろう時間をかけ...

42 経緯

日本料理店に着いた二人は、個室へ案内される類は日本酒、つくしはウーロン茶を頼むと、目の前の前菜に手をつけながらぽつりぽつりと話し始めた「えっとね。 あいつとは、あたしが大学二年の時のクリスマス頃に終わってる。 婚約指輪を貰った時に嬉しいと思ったのは本当。 だけどね、だんだんと不安になったのも事実。 あんな大きなダイヤをいとも簡単に買える道明寺とあたしの価値観の違いにね。 そんな時、あいつと類と比べ...

41 焦りは禁物

専務と共につくしが車に乗り込んだことに、社員たちはざわつく「なんで? 牧野さんが?」「社長秘書だからだろ?」「社長秘書だとしてもなんで乗り込むの?」「さあ?」「牧野さんも専務の毒牙にかかったのか?」「でも専務秘書も一緒だったから、仕事じゃない?」その中で、高橋と同期の社員は、すぐに真相を確かめるべく高橋の携帯を鳴らした作業をしていた高橋は、通話ボタンを押すと電話を肩に挟みながら、パソコンに向かう「...

40 類とつくし

ない! ない! ない~~!!どこにもミサンガがない!一体どこに落としたの?とりあえず帰りにチョコを買った百貨店によってみようあっ、その前に社内のゴミ箱を漁る?と、四つん這いになったままの状態で、アレコレ考えていたバタンッ!すると、ドアが開いた音が聞こえたやばいっもう高橋さんが帰ってきた「あっ、終わりました? すぐに片付けに行きま、、」あたしの声は、そこで止まった声だけじゃなく、体もフリーズしたよう...

39 !!!!!

つくしは、社長室で類の予定表を見ていたそろそろ会議が終わる時間この後すぐに帰宅し、明日改めて出社することになっている時差もある事だし、今日はまっすぐ帰宅するはずせめて一目でも見たいのだが、今からコッソリ一階へ降りようか?広いエントランスの隅の方なら気づかれないはず一応、定時は過ぎている決してサボりではないと、自分に言い訳をしながら立ち上がったそして部屋を出ようとしたところで、自分のセキュリティーカ...

38 会議

二日後、、重役室は秘書たちがソワソワしていたその理由はつくしにも分かる類が来るからだつくしは会議室の準備を終えると、さっさと社長秘書室に帰ろうと思っていたすると、重役の一人がつくしを呼び止める「牧野さん。 君は会議には出席しないんだったな?」「はい。 高橋が出席します。」「じゃあ悪いんだが、ちょっと買い物に行ってくれないか?」「良いですけど、何を買ってくるんですか?」「あぁ。 バレンタインチョコな...

37 日本出張

年が明けた1月末類は田村を呼ぶ「田村。 日本ではバレンタイン商戦が佳境だと思うんだけど、うちの輸入商品の展開とか実際に見てみたいんだ。 それにまだ日本の重役たちにも面と向かって挨拶をしてないだろ? いつもWeb会議だしさ。 ちょうどいい機会だし、スケジュール調整をして日本出張を組んでくれない?」至極まともな理由を告げ、なんとか日本へ行けないかと問うもう学生ではない仕事の兼ね合いを考慮し、少なくとも仕事...

36 何故俺?

社長夫妻が、二人を見守るスタンスである事を知り、総二郎はホッとした「だからね。 あたしから類にアタックするよ! 今まで類の方から告白してくれた事はあっても、あたしの方から告白したことは無かったから。」やっとか、、やっと二人の時が進み始めるのか、、社長夫妻の言葉や行動が、後押しになったんだろうな「あぁ、そうしろ! もし振られたら、こうして食事を奢ってやっからよ。」「うん。 あれから時間が経ってるし、...

35 ツリー

クリスマスが近づいたつくしは仕事の帰りにあの場所へ向かうそこは、バイト帰りに類と言った場所だ降り立った駅から人目を惹くイルミネーションは相変わらずだが、あの頃と何か違うように感じる確かに以前よりも豪華になっているのは間違いない青いLEDで彩られているところも一緒あの時は、幻想的に見えたものが、今は寂しさを助長する類が居ると居ないのとではこんなに違うんだ、、と改めてつくしは思うゆっくりと歩を進めると、...

34 アパルトマン

タクシーから降り立ったつくしは、その場所を前に立ち尽くす「嘘でしょ、、」つくしの口から出た言葉は、信じられないという気持ちを表したものだっただが時間も時間だこの場に留まる方が危険と判断し、ゆっくりと階段を上がっていくそしてその場所のドアの前で、麗に貰った鍵を挿すとその扉を開けたそこは、以前類と共に泊まったアパルトマンあの時と全然変わっていない確かあの時、ここは花沢の持ち物で、この部屋は類が借りてい...

33 食事

パーティーが終わったようで、次々と会場から出てきたその中に、聡の姿を見つけると、宮本とつくしはすぐに近寄る「お疲れ様です。」「あぁ、宮本と牧野もご苦労だった。 この後は特に予定はないと思うが?」「はい。 今日はこれで終わりとなります。 それとこの場を借りて、奥さまに牧野を紹介したいのですが。」「あぁ、そうだな。 麗もうずうずしていてな。」宮本は、つくしを横に立たたせ、麗に向き合う「奥さま、こちら第...

32 魅力

花沢夫妻がパーティー会場から抜け、つくし達の元へやってきた「牧野さん? こちらは?」「あっ、社長! と奥様。 えっと、以前知り合ったおじさんなんですけど、、ゲイツカンパニーのウイリアム会長です。」つくしは貰った名刺を見ながら紹介する今の今まで、会社名も名前も知らなかったからだそれを聞き、聡はウイリアムに向かって話し始める『初めまして。 花沢物産社長の花沢聡です。 こちら妻の麗です。 ゲイツカンパニ...