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さくらいろ

82 婚約

亜門が退院して10日後、、類とつくしの結納が、メープルで行われる事になった類「結納って言う堅苦しい物じゃなく、両家の顔合わせ?  ほらっ、俺の両親は、牧野の事を知らないし、牧野も俺の両親を知らないだろ?」つ「まあ、、」単なる顔合わせ、、と言うニュアンスの説明を受け、確かに結納を経て正式に婚約となるわけだし、それなりの家柄だから避けては通れないだろう、、と、二人も納得し、その日を迎えた当日つくしは、...

81 好きな人

俺も道明寺の血を継いでいるこれも宿命か?亜「なあ花沢。 俺が道明寺の傘下に入ったらどうする?」俺とつくしは、親子でも兄妹でもなんでもねぇだが、切っても切れねぇ絆があるこのまま二人が付き合い、そして結婚すれば、俺が道明寺の傘下に入ったら不味いんじゃねぇだろうか?少なくともライバル会社だし、ゆくゆくは、つくしはそこのトップの妻となるんだし、、そんな中、類のあっけらかんとした声が響く類「良いんじゃない?...

80 ビジネス

それからさらに一週間が過ぎ、亜門も病室内を自由に歩けるようになったこの頃には、類は自宅で寝泊まりするようになり、つくし一人が病室に泊まっていたこの日も、日中は亜門の病室で過ごした類が、そろそろ帰宅しようと腰を上げた時、病室をノックする音が聞こえる誰だろう?と、類とつくしは顔を見合わせるつ「はい」ガラッ、、とそのドアを開けた先には、楓が立っていた楓「お加減は如何かしら?」突然の登場に、三人はビックリ...

79 シラを切り通す

翌日の昼過ぎ、司が見舞いにやってきた司「よぉ! 意識が戻ったんだって?」つ「あっ、道明寺さん!」つくしは、サッと椅子から立ち上がり、司の元へ駆け寄るそして、その手をしっかりと握りしめるつ「本当にありがとう。 あの時、道明寺さんがすぐに輸血してくれたからだと思う。  本当にありがとう。」司「いや、、それはあいつの強い意思だよ。 生きたい、、っつう強い意思のな」照れながらそう告げ、つくしの笑顔を見てホ...

78 目を覚ます

亜門は、真っ暗闇の中に一筋の光が差し込み、そこから心地よい声がしている事に気づいていた足は自然にそこへ向かうのだが、泥沼のような所を進んでいるため、思うようにいかないだが、ゆっくりでも一歩一歩進んでいた近づくにつれ、その光が大きくなり、声の持ち主がつくしと分かると走り出す幼い頃、母親が亡くなる前に、父親が道明寺である事を知った身分違いから、身を引いたことも聞いたそれでも、道明寺への憎しみは、心の奥...

77 領域

類は、病院内の特別室へ向かうここは、司が借り受けた部屋だ集中治療室の亜門の容体が落ち着けば、ここに運んでもらう事にしているその部屋にはトイレとシャワーが完備しており、ソファーと簡易ベッドもある為、付き添いも可能だその部屋のドアをそっと開けると、佳代がサッと立ち上がる類「寝てる?」類は、小さな声で呟くそれに対し、佳代も囁くような声で告げる佳「はい。 ずっと眠っておられます」類「分かった。じゃ後は、俺...

76 集中治療室

集中治療室内が見渡せられるガラス張りの窓に、つくしは貼りつくように亜門の姿を見ていた腕には点滴が付けられ、ピッピッと言う器械音が鳴っているつ「今朝まで、、元気だったんだよ? なんでこんな事になったんだろう」つくしの小さな呟きが、類の胸を締め付けるつ「私がいけなかったのかな? 私が身の程もわきまえず、類と付き合ったりしたから、、」その言葉に、類はつくしの肩に置いた手に力を込める類「それは違う」つくし...

75 奮い立たせる

病院に到着した類は、すぐに手術室へ向かうそこには、両手を握りしめ、ジッと手術室を見ているつくしの姿そして家元夫人が、つくしの背中を摩っているのが見える類「牧野!」俺の声に、その場にいた人達が、類の方を向くそして、一斉に長椅子から立ち上がったつくしも立ちあがるものの、今にも崩れ落ちそうだ類は、サッとつくしを支え、ギュッと抱きしめる類「大丈夫。 亜門は、絶対に大丈夫だから」つ「うん、、、」その声は、か...

74 手術中

救急車の中でも、つくしは亜門の手を握り、必死に呼びかけていただが、それに返事が無いまま、救急車は道明寺系列の病院に到着し、すぐに手術室へ運ばれたそこへ、家元夫妻と弟の光三郎、そして司とあきらがやってきたもちろん、総二郎が連絡を入れたからだ家元夫人は、つくしの元へ近づき優しく声をかける雪「つくしちゃん。 大丈夫、、きっと大丈夫だから」それに対し、つくしはギュッと唇を噛みしめたまま微動だにしないただ、...

73 事件

つくしが、マンション入り口に立っていると、総二郎の車が見えた為、そこへ向かおうと歩き始めた所だった数歩歩いた所で、後ろから誰かに抱きしめられ、身体が90度回転したつ「えっ?」そして耳元に、うめき声の様なものが聞こえた亜「、、、、っ、、、」亜門?亜「もう、、、誰にも、、、傷つけ、、させ、、、ねぇ、、、」小さな小さな呟きだが、つくしの耳にはしっかりと届くそして、ゆっくりと力が抜けていき、ズルッズルッと...

72 流行服

翌日、亜門とつくしは、揃ってマンションを出た亜門は、帽子を深く被っている亜「眩しいな。 こんなに良い天気だと寝不足の身体には堪えるぜ」つ「頑張り過ぎなのよ。 もっと休憩入れた方が良いよ?」亜「うっせ~! 体力には自信があんだよ!」と、二人は会話を交わしながら、呼んでいたタクシーに乗り込み買い物へ向かったその二人を、物陰で見ていた香その顔は苦々しい表情だ親密な二人の関係しかも、会話から昨夜は一夜を共...

71 嫉妬

昼過ぎにつくしのマンションへ迎えに行き、夕方にはスーパーに寄ってマンションまで送り届ける総二郎手にはスーパーの袋が握られ、エレベーター前まで運んでいるつ「いつもごめんね」総「いや、、これぐれぇ、どうって事ねぇよ」すると、エレベーターが開くと同時に、中から子供が飛び出してきた目の前に立っていたつくしは、ぶつかりそうになり咄嗟に除けたものの、サンダルを履いていた為ヨロケてしまうつ「きゃっ、、」総「おっ...