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さくらいろ

一年後の9月

つ 「あ~、、もう何なの! この学校って、、ちょっとおかしいんじゃない?   何で、授業中に化粧したり、スマホ弄ったり!   先生も先生よ! 何で一言も注意しない訳? ここは学校でしょ?    学校は勉強する所でしょ? 私、本当にこんな学校を、受験した訳?   そりゃ、ここだと頑張れば大学までエスカレーター式で上がれるし、   就職先も選り取り見取りだけどさ、、   それに、私、一年近く学校に通っ...

       ③

つくしの病室の前で、類は一呼吸置くマ 「私達は、ここで待っていますから、どうか娘を勇気づけて下さい」進 「姉ちゃん、、ずっと熱があって、、苦しそうなんだ」その二人の目を見て、しっかりと頷く類 「分かりました」そして、ドアをノックし、開けたコンコン、、、カラッ、、つ 「ママ、、載ってるスポーツ誌あった?」つくしは、ベッドに横になり、手には点滴が刺さっているその状態で、首だけゆっくり横に向け、そして目...

       ②

あ 「あの、、失礼ですが、、つくしと聞こえたのですが、牧野つくしさんの事でしょうか?」その声に、二人はあきらを見て、ピタリと動きを止めたマ 「あなたは、、もしかして、、王子様?」進 「ルイ、、、さん?」と、驚きの表情であきらを見た後、千恵子は、あきらの手をしっかりと握ったマ 「あの子に、生きる希望を与えて頂き、感謝しています。   ご迷惑な事も、重々承知しています。 でも、、せめて手術のその時まで...

次の水曜日①

次の水曜日、、、もう昼になろうとしているのに、今日も牧野が来ない先週末、微熱があるにもかかわらず、牧野を外に連れ出し、歩き回らせたせいで、風邪をこじらせてしまったのだろうか?連絡を取ろうにも、携帯番号すら聞きそびれてしまっているは~、、と深いため息を吐き、類は、非常階段を後にし、ラウンジへ向かったあ 「よぉ! 類!」総 「何だ? そのしけた面は? 今日も、つくしちゃんが来なかったのか?」類 「ああ...

    ②

時間も昼を過ぎた本当なら、もう学園に戻り、午後からの授業を受けさせるべきなのだが、、類 「あのさ、、昼過ぎだし、昼食を食べてから帰らない?」つ 「じゃあ、、私が食べたい物が分ったら、お付き合いします」と悪戯っ子の様に目を細め呟くその挑発的な言葉と仕種に、フッと笑みを漏らす類 「分かるよ、、じゃ行こう?」つ 「えっ? 分かるんですか?」類 「もちろん、、」と言いながら、近くの和食店に入る類 「あんた...

金曜日①

金曜日、、、つ 「先生、、行ってきます」医 「楽しんで下さい。 でも無理は禁物ですよ。   微熱も続いていますし、手術するには、万全の体調でないと出来ませんから」つ 「はい、、分かっています。 今日一日、思う存分楽しんできます」つくしは、まるで宣言するかのように告げ、医師に手を振り、タクシーに乗り込んだ10時過ぎに英徳に着いたつくしは、そのまま非常階段へ向かうすると、いつもなら3階の踊り場にいるは...

    ④

残された四人、、司 「しかし、、俺達の事を知らない女が、この学園に居たなんてなぁ」あ 「しかも、すっかりスポーツ選手と、思い込んでるし」総 「俺らを見ても、何ひとつとして、俺達の事を聞こうとしねぇし。   つくしちゃん、、俺達の名前すら聞かなかったよな?」あ 「あぁ、、普通の女なら、根掘り葉掘り聞き出した上、   放課後か休日に、デートの約束を取り付けるよな?」司 「あいつ、、類に勉強だけ教わった...

    ③

あ 「あっ、あのさ、、つくしちゃん。 さっき、俺達の事を、モデルや芸能人に間違えたよな?   って事は、俺達の事を知らない訳?」つ 「はい、、、」総 「全然? ほらっ、よく見て? どこかで見た事無い?」その言葉に、つくしは改めて四人を見るつ 「あっ、、もしかしてスポーツ選手ですか?    すみません、、皆さんが、あまりにも格好良いから、芸能関係の人かと間違えて、、   私、スポーツや芸能関係に疎く...

    ②

つくしは、初めて訪れたホールに、目を丸くするその中を、類に手を引かれて進んで行くのだが、皆の視線が突き刺さるその違和感が、奥のF4専用ラウンジの前に来て、やっと分ったそこには、4人の大きなタペストリーが掛けられているその前で、ピタリと足を止めたつくしつ 「知らなかった、、」類 「何が?」類は、つくしの言いたい事が分かった。 きっと、これを見て、自分がF4と言う存在だという事に、気付いたのだろうと、、し...

木曜日①

木曜日、、、今日も、つくしは点滴を受け、遅れて学校へ行くすると、いつもの位置に、王子様が腰を降ろし、手には文庫本を持ち、熱心に目を通している頭には陽が当たり、キラキラと光っているその姿に、つくしは息を呑み、その場に立ちすくんだすると類がつくしに気付き、ニコリと微笑むその姿に、つくしはまるで神々しい物を見た思いで、直ぐに言葉が出ない類 「おはよ。 今日も病院に行って来たんだ?」それに対しつくしは、、...

水曜日

水曜日、、、昨夜、二時過ぎまでかかり、やっと折り目の所まで解け、そこから眠りについたのだが、、やはり翌朝、体調が悪かった、血液検査の結果もかんばしくなく、微熱もある医師は、今日の外出を渋るが、それを必死に説き伏せ、点滴をした後で、やっと外出許可が出た英徳に到着した時には、既に11時になろうとしていたつくしは、教室には寄らず、校舎の横から、非常階段を上がっていったすると、いつもの定位置に、王子様が腰...

火曜日

火曜日、、、この日、一限目を受けたつくしは、再び非常階段へ行き、昨日、類が眠り込んでいた場所に座り込む二限目は、つくしの苦手な数学たかだか5日間の体験授業というつくしの事を、先生方も真剣に考えるような事はしないもちろん、授業をさぼろうが、お構いなしと言った所だつくしは、その教科書を持ち、昨日やっていたページを開けるつ 「もう半分近く進んでるんだ。 早いよね~。   これだけ遅れてると、分かる訳ない...