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さくらいろ

71 入学式

英徳学園、、、大学部入学式司 「おい、、牧野の奴、、本当に入学できたのか?」あ 「さあな? セミナー以来、一度も会ってねぇし、、   メール入れても、勉強で忙しい、、の一点張りだしな」総 「普通合格したら、入学式までの間、遊べるだろ?   それが、忙しいと言って、一度も会おうとしなかったしな、、こりゃ案外、、」三人は黙り込むただ類一人は、そんな中でも涼しい顔をしていたそして三人が、最悪の状況を想定...

70 意思疎通

類が家庭教師として紹介され、驚きつつも、やっと平常心を取り戻し、4人は向かい合う形で座った父 「千恵子、、お前達は、明日引っ越しなさい。 引っ越し業者も、既に手配してある。   新しい住居は、私の会社の社宅だが、今のアパートより広いし、家賃もかなり安い。   それに、会社にも英徳にも近い。   あの社宅なら、同じ部署で働く者も多いから、新参者もすぐに溶け込み、   仕事もやりやすいはずだ。   一...

69 未来

祖父から、思いがけない告白を聞き、千恵子は思わず涙したそして、隣りのつくしは、あんぐりと口を開けたままだ父 「お前が、金を借りに来る事も、予想はついていた。   だから、これ幸いと、つくしをセミナーに参加せせる様に告げたんじゃよ。   女であるつくしを、参加させるはずがない、、と踏んでな。   そうすれば、お前と孫達は、私の元に帰って来るだろ?   ところがお前は、つくしを参加させると言うし、つく...

68 胸の内

一方、千恵子とつくしは、重吉が来るのを、今か今かと待っていた。その間に、つくしは、セミナーで行われた事を、千恵子に話し聞かせていた千 「そうだったの。 道明寺財閥や、美作商事、、そして茶道の西門流のジュニア達とも、   仲よくして頂いて、、」つ 「うん、、それに皆、凄くカッコ良くて、背が高くてね。   ほらっ、ママの好きな韓流のキム・ヒョンジュンや、イ・ミンホみたいだった」千 「羨ましいわ~。 マ...

67 直談判

類は、スタッフに連れられ、ホテルの一室の前に来ていたコンコンッス 「花沢氏を、お連れ致しました」祖 「入りたまえ」ス 「どうぞ、、」類 「失礼します」類は、部屋の中に一歩入るなり、厳格そうな容姿の重吉にたじろぐ物の、しっかりと目を見て話す類 「花沢類と言います。 初めまして」祖 「花沢物産のジュニアだろ? まあ、、お掛けなさい」類 「はい、、失礼します」類が、重吉の前に座ると、スタッフの一人がお茶...

66 別れ

バスは、集合場所であるホテルに着いたそこで解散となるバスから降り、手荷物を受け取ると、皆、片手を上げ挨拶を交わし、それぞれ迎えの車に乗り込み、帰路について行く司 「おい、、このまま俺ん家に、来ねぇか?」その言葉に、すぐさま二人は、、類 「悪い、、俺、ちょっと用事が、、」つ 「ごめん、、俺もこの後、祖父に会いに行くんだ」総 「そっか、、まあ疲れも溜まってるし、ゆっくりしろよ」あ 「帰ったら、すぐに俺...

65 青春の思い出

翌日、、研修室で、閉講式が行われたス 「皆さん、、ご苦労様でした。 それでは修了証と記念品をお渡しいたしますので、   名前を呼ばれた方から、取りに来てください」順に呼ばれ、それらを取りに行く修了証は、賞状タイプで、筒も添えられていたそして、記念品の方は、厚みがあるス 「それでは、荷造りを済ませ、30分後に玄関に集合して下さい」皆は、意気揚々とそれらを持ち、各部屋に戻る類 「無事、修了証と記念品を...

64 ブレない意志

スタッフルームへ向かった類は、救急箱から消毒液と湿布を取りだすそして、、類 「すみません。 このセミナーの主催者である川崎重吉さんと、お孫さんの件について、   お話したい事があるのですが、連絡を取って頂けないでしょうか?」突然の類の発言に、スタッフ達は戸惑いを見せる物の、孫の件と言われると、無視する訳にもいかないス 「どうしてこのセミナーの主催者が、川崎重吉であると思われたのですか?」類 「展望...

63 寂しい

食後、類とつくしは部屋に戻るそして、荷物の整理を始めたつ 「長いようで短い二週間だったな」類 「あぁ」つ 「俺さ、、皆とは境遇が違うけど、ここでの体験は、凄く身になったよ」類 「ん、、俺もそう。 確かに体力は使うし、暑いし、初めての体験ばかりだったけど、   凄く楽しかった」つ 「それと、、さっきは、皆に黙ってくれててありがとな」類 「何を?」つ 「俺が、大学にも行けない、極貧な家庭だって事だよ」...

62 最後の夕食

 その日の夕食、、今回が、このセミナー最後の夕食となるその為か、豪華な会席料理が振る舞われたつ 「凄っ、、こんなの食べた事ない」類 「ゆっくりお食べ」つ 「うん、、、」ここにきて、類以外の4人は、前々から気になっていた事を聞いてみる司 「おい、、牧野。 お前、一番初めに、親は会社の社長でも重役でも無い、、って言ってたよな?   じいちゃんの命令で参加したってさ」つ 「うん」つくしは、何を今頃?...

61 最終日

翌日、、、ス 「昨日は、突然の雷雨に見舞われたにも関わらず、無事全員が指令をクリアされた事に、   こちらも大変驚いております。   今回の研修では、皆さんに実践と言う形で、ほぼ毎日、外で体を動かして頂きました。   一見、帝王学とは何も関係ないように思えますが、沢山の困難にも互いを信じ、   協力し合って、物事をやり遂げる事を学んでほしいと言う意図からです。   皆さんは、近い将来、各企業のトッ...

60 手がかかる

そろそろ夕食に行こうか、、と、皆が立ち上がる類は、救急箱を片手に持ち、つくしを気遣いながら、食堂へ向かった類 「ちょっと救急箱を返してくるから」と、食堂の前で皆と別れ、一人、スタッフルームへ向かった類 「すみません。 救急箱ありがとうございました」ス 「いいえ、、誰か怪我でも?」類 「えぇ、、同室の牧野が、、、」(そう言えば、詳しく聞きたがるよな。 前回も、湿布と消毒液を借りに来た時、誰がどこを怪...