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さくらいろ

その後10 幸せを噛みしめる

出産を終えた翌日、、麗が血相を変えて病室にやってきた「ごめんねぇ。 ノアちゃん。 遅れちゃって」ノアのベッドの横には、小さなベッドが置かれているそのベッドへまっすぐ向かう麗「あぁ、、可愛い。 ほんと、、とっても可愛いわぁ」麗は、ベッドですやすやと眠る赤ちゃんを見ながらも、緩む頬をどうする事も出来ない「ねぇ、、もう名前は決めたの? あのね、、考えたんだけど、、」「決めたから!!」麗の言葉を止めるよう...

その後9 沢山の愛情

妊娠7か月になるころには、たびたび胎動を感じるようになったその頃から、類は暇があればノアのお腹に手を置き、少しの胎動でも二人で喜び合う姿が見られたその二人の姿に、使用人たちも自然に顔が綻ぶそして、類が仕事に行っている間、ノアは佳代に教わりながら赤ちゃん用の小物を作りはじめたこれなら暇な時間も楽しく過ごせるからだ出産が年末と言う寒い時期でもある事から、まずは毛糸のおくるみを編み始めたこちらはかぎ針編...

その後8 怒りと安堵

類と一緒にタラップを降りながらも、ノアの頭には?マークが浮かんでいるここはまだ滑走路内普通、迎えに来るのなら到着ゲートではないのだろうか?現に、まだ入国審査を終えていない「特別に入れて貰った。 司の母ちゃんにちょこっとばかり口添えして貰ってさ。 だからほらっ、空港職員もいるだろ?」言われてみれば、チラチラと私達を見ながら、空港職員が案内をするように歩いているそれ以外にも、、なんでこんなに?と言う程...

その後7 怒り心頭

道明寺のプライベートジェットは、予定の時刻を一時間も過ぎて飛び立ったもちろん、爆弾騒動の為だその機内の中には、、『お前なぁ、、俺は、パスポートを持ってねぇんだぞ』『でも、国際線に入れたじゃない』『それは、爆弾騒ぎのせいだろ!』『まあ、、これはプライベートジェットだし、なんとかなるわよ!』『なんとかなる? まっ、もうどうする事も出来ねぇんだけどな!  既に空の上だし!』『そうそう。 後ね、、この事、...

その後6 カウントダウン

ノアは、目の前の爆発物に悪戦苦闘していた現場を離れ、既に一年半ほど経っている昔なら、こことここを外して、、と分かった物だが、今は自信が無いその為、声に出しジョンに確認を取りながらの作業だ『もう! 線が絡まってる。 どこがどの線なのよ~~。 えっと電池についている線は、、、このデジタル時計についている線は、、』すると、ノアの後ろから控えめな声が聞こえる「あのぉ、、ノア様? 体調でも悪いのでしょうか?...

その後5 変な物

オレゴン州の空港に到着したスミス一家車から降りるノアに、ジョンが手を差し伸べる『ほらっ、そこ段差だぞ。 躓くなよ』『見えてるってば、、』ノアは、ジョンの手を取りゆっくりと車から降りるトランクにある荷物は、パパとボディーガードが降ろしているそれを見ながらも、、、『なんであんなに荷物があるんだ? 何も要らねぇって言われてただろ?』『その言葉、そっくりそのまま兄さんにお返ししますけど?』あのトランクの中...

その後4 初めて知った

「ノア!」途端、私の身体がビクッと震えると同時に、類がギュッと手を握るバクバクと心臓の音が激しいこの声色は、あの時となんら変わりない強く熱い声<牧野! 俺はおまえが好きだって言ってんだろ>脳裏に浮かぶ、あの時の情景すると目の前に類の顔が近づき、チュッと軽くキスが落とされるそして、ジッと私の様子を窺うように見つめられる「ノア、、」その声色と表情は、私の事をかなり心配しているのが見て取れるそれに、いつ...

その後3 あの時

類との電話を切った後、ノアは心が温かくなるのを感じる類と結婚し、赤ちゃんまで授かることが出来たこれほど幸せで楽しくて嬉しい時間を過ごせるのは、生まれて初めてだそして、言いにくそうに伝えられた道明寺のプライベートジェットの件かなり類に負担をかけていると感じたでも、もう大丈夫私も、ママになれるからノアは、窓辺のソファーに腰をおろすそして、窓辺に飾られている二人の結婚式の写真を手に取りながら、あの日の事...

その後2 司からの依頼

ノアの日本行きの日程が決まる頃、類の携帯に電話が鳴ったそれは司からだこうして司から電話があるのは、二人の結婚式以来となる「司? 何?」『類か?』「そうだけど?」『あのさ。 そろそろノアが日本へ行く頃だよな?』「あぁ、、やっと安定期に入るからね」『その、、俺んとこのプライベートジェットで行ってくれねぇか?』道明寺のプライベートジェット?民間機のファーストクラスで、、と考えていたが、プライベートジェッ...

その後1 写真

ノアは、ゆっくりと荷造りをしている安定期に入り、日本へ行く日程が決まったのだ類からは、体調を気遣う連絡が毎日頻繁にある『変わった事は無い?』『悪阻はまだ治まらない?』『重たい物は持っていないよな?』『階段の上り下りは危険だから、下の部屋に移動しない?』などなど、アメリカ時間で電話がかかってくる三年寝太郎と言われていたのに、一体いつ寝ているのだろう?まさか仕事中に寝ている?と、逆に心配になる程だその...

109 スタート

ノアと再会して3か月後の6月終わり、、、アメリカの小さなチャペルで、俺とノアの結婚式がとり行われたそこには、俺の両親と田村、そしてノアの両親とジョン、司と大河原と舞、あきら、総二郎、三条、牧野の親友が参列している三か月前、ノアと再会した後、、すぐにアメリカのオハイオ州にいるノアの両親の元へ、結婚の承諾を貰いに行ったたかだか7年の親子関係だが、大切に本当の娘のように育てられているのが分かったそして、...

108 愛の情事