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さくらいろ

50  ③

 辞令を持つ手が震える つ 「専務第二秘書? 私が? 何で?」類 「何で? って、、もう離れたくないからに決まってるだろ?」 つ 「離れたくない? 専務と私が?」類 「そう、、俺が、、、」 つ 「葉山さんが?」その私の呟きに、葉山さんの動きが止まる 類 「ん? あれ?」と、一言呟き、斜め上を向いて何か思案顔をした後、再び私の方を向いた 類 「ごめん、、良く考えたら、まだ牧野...

49  ②

 (葉山さん? 何で? えっ? ちょっと待って!)と、頭に『?』『?』『?』『?』『?』『?』『?』が、増えていく そんな私に、抱きしめていた葉山さんが、そっと腕を緩め、掠めるようなキスを落とした (何? 何でキス?昨夜といい、、今といい、、、一体、何が起こっているの?)そんな私の戸惑いに気付かないのか、私の手を取り、リビングに向かう葉山さん 類 「佳代、、ありがと」佳 「とんでも...

48  1月6日 ①

 11時頃、上品そうな女性が、入って来たこの人って、、、確か、社宅で、、、 佳 「牧野様、、体調はよろしいですか?」つ 「はい、、もうすっかり大丈夫です。    それに、様ではなく、さん付けでお願いします   私の方が、年下になりますから   それより、ありがとうございました、、あの時、助けて下さったんですよね?」 佳 「はい、、エレベーター内で、動けなくなっておりましたので」つ 「本当...

47  ②

 類 「こんばんは、、、、」夜19時過ぎに、私の病室に、葉山さんが来る何で? まだ私が入院しているから? と、戸惑っている私の枕元の椅子に、当然の様に腰掛ける葉山さん そして、額や頬に触れ、熱を測っているようだ類 「ん、、、良かった、、、熱が下がってる」と、ニッコリ笑うが、、私は、初めて見る葉山さんのスーツ姿に、見惚れてしまい、されるがままだった つ 「スーツ姿、、、」ポツリと呟く私に...

46  1月5日 ①

 1月5日花沢物産本社初出のこの日、全社員を前に、類が訓示を述べている 初めて彼の姿を見た女子社員は、朝礼中と言うのに、黄色い声を上げたが、その声を彼の一言が、一変させる 類 「うるさっ、、ここ職場だよね?    仕事する気が無い奴は、辞めてくれて構わないから」言葉だけでは無い、蔑むような冷ややかな視線を浴びせる シーンと静まり返った所で、、類 「花沢類です、、フランス支社より、こ...

45  ②

 「身体に気を付けて下さいね」と、忠告され、ポロリと涙を流す牧野さんこれ程までに、心配をかけていたんだと思うと、申し訳なく思う (あっ、、もしかして、あの時ドアの前で泣いていたのも、俺の事が心配だったからかもしれない部屋の中から、総二郎の怒りを含んだ叫び声が、聞こえていたから、、あの後、俺が総二郎に掴まって、とことん飲まされると、安易に想像できたんだろうそれなのに、俺が玄関先で、そっけなく...

44  1月4日 ①

 昨日から、ずっと傍に付いている完全看護だから、ずっと付き添う事は出来ない筈だが、無理を言って頼み込んだ元はと言えば、俺の責任だし、俺も彼女の傍から、離れたくなかったから 牧野さんは、何度か目を開ける物の、まだ高熱だった昨日は、意識が朦朧としているようで、今、病院にいる事も分っていない様だった ただ、焦点の合っていない瞳で俺を見詰めつ 「葉山さん、、、好きなの、、」と、うわ言のように呟...

43  ③

 病院に着き、すぐに診察して貰う結果、、、肺炎一歩手前だったただ熱が高い為、このまま二、三日入院する事になった 病院で点滴を受けながら、眠っている牧野さん佳代が、牧野さんを見つけてくれて良かったどこかに出かけるみたいだったけど、外出先で倒れたりでもしたら、、と思うとゾッとする  そういえば佳代は、真っ先に俺に連絡くれたよなしかも、、牧野様、、と呼んで 俺は、部屋の隅に控えている...

42  ②

 昨夜は、二人でドンペリを、1本開けてしまった 総二郎も、俺に話した事で、少しは気持ちが楽になったのか、最後は『今、やれるだけの事をやる、、どうせ俺には、この道しかねぇんだし』と言っていた そして8時には、俺の部屋を出て行ったが、、総 「お前も仕事頑張れよ、、つくしちゃんとの事もな」と言っていたけど、、、邪魔したのは総二郎だから 本当は、昨夜きっちりリベンジして、今頃、牧野さんを抱...

41  1月3日 ①

 あの後、何時間その場にいただろう体がブルッと震え、何とか自分の部屋に戻った 行きはスキップするかのように、軽い足取りで、アッという間に隣のドアの前まで行けたのに、帰りは鉛の様に足が重く、なかなか自分の部屋に戻れなかった 部屋に入っても真っ暗なまま、電気を点ける事も出来なくてラグマットの上に、ペタンと座り込んだ 真っ暗な室内でも、目が慣れてくると、薄ぼんやりと室内が見渡せるつい数時...

40  ④

 ゆっくり風呂に浸かり、念入りに体を洗い、シャンプーをした 前回は、まさかあんな事するとは思わなくてただアロマキャンドルに癒されていたけど 今回は大丈夫、、体も念入りに洗ったしあっ、、ボディローションは、つけるの止めようかな? だって、前回身体中に、キスしてくれたから/////きゃっ、、何考えてんのよ、、、私ったら///// 下着は? やっぱり、付けとくよね?すぐ脱ぐかどうかわからないし...

39  ③

 俺は、自室に戻ると、すぐにシャワーを浴びる浴びながらも、自然にハミングを口ずさんでいたそして、バスルームから出た所で、インターホンが鳴った 早い!!まだ、心の準備が、、、それに、、コンドームもまだ、ベッドの横に置いてないゆっくり入っといで、、って言ったんだけどな くすっ、、牧野さんも、案外俺と同じ気持ちで、足が宙を浮いている感じとか?にやける顔を引き締めながら、相手を確認する事無く、...