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さくらいろ

その後12 花沢ファミリー

「つくし、、大丈夫?」「うん。 最後まで言わせてくれてありがとう」「いや、俺の方こそありがとう。 それにかなり気を遣わせた?」「ううん。 ホント自分自身が嫌になっちゃう。 なんで13年も経っているのに受け付けないんだろう? 何かをされたわけじゃないんだよ? ちょっと腕を伸ばしただけなのに、、瞬時に恐怖に襲われちゃって」「多分、、トラウマ? どんなに月日が経とうとも、潜在意識の中に残っているんだと思...

その後11 新たな一歩

つくしは、二度三度、大きく深呼吸をするそして、しっかりと類を見つめるその類の瞳は、未だ心配の色を濃くしたままだ「類? 大丈夫だから。 類が傍にいるって分かってるから」「ん、、でも、、」「それにね、、今、自分が許せないの! だからちょっと喝入れるから、ちょっと屈んでくれる?」「ん? こう?」類は、言われた通り屈みこみ、つくしにしっかりと顔が見えるようにするするとつくしは、その類の形の良い唇にチュッと...

その後10 手が震える

「もう、、凛ったら、ほんと少しもジッとしていないんだから。 一体誰に似たんだろう? って、私に似たのかな?」と首を傾げながら手を洗い、洗面台に置かれたハンカチで手を拭くそして洗面所から出ると、そこには尻もちをついた凛その前に、ドレスを身に纏った女性が身を屈めながら、凛に話しかけていた「えっ? 凛?」つくしの声に、凛はサッと横を向き、つくしと目が合う途端、つくしも凛が誰かとぶつかり、尻もちをついた事...

その後9 偶然の出会い

「ママ、、おしっこ」オモチャで遊んでいた凛が、つくしに訴えかける「凛ちゃん、、もうオシメを外したんですか?」「既に3歳だからね。 と言っても、おねしょはしょっちゅうだけどね」と桜子に小声で話した後、凛の手を取る「ちょっと、トイレに連れて行ってくるね」「はい。 じゃこちらでお待ちしていますね」「うん。 洸、陽、、ちょっとひまりちゃんと遊んでいてくれる?凛をトイレに連れて行って来るから」「うん」「分か...

その後8 パーティー

あっという間に一週間が経った類とつくしと三人の子供達は、揃って会場入りする類がつくしをエスコートし、洸と陽が凛の手をしっかりと繋いでいるその愛くるしい姿に、マスコミは一斉にフラッシュを焚く洸と陽は、その光に驚きつつも、しっかり前を向き歩くのに対し、凛はキョロキョロと周りを見渡し、カメラマンに笑顔を見せているそしてその後ろを、類とつくしが微笑みながら歩いている「緊張して無い?」「ちょっとね。 でも類...

その後7 三人の子供達

それから三年後、、類とつくしが結婚し、13年が経った類(36歳)、つくし(35歳)、洸(11歳)、陽(8歳)、凛(3歳)になっていた「ただいま」と帰ってきた類は、何処か不機嫌だ「おか~り~」そんな類に、凛がパタパタと駆け寄り抱っこをせがむそんな凛をヒョイッと抱き上げ、チュッとキスをする「ただいま」「おか~り~」凛は、大好きなパパに腕を回し、すりすりと顔を擦りつける類も、つくしに似ている凛にメロメロだ...

その後6 似ている

『なあ、、お前、恋に臆病になってんじゃねぇか?』『そうだと思います。 でも、恋は懲り懲りです。 それに今回の見合いも、両親はかなり乗り気で、体を使ってでも、あなたを落として来いと言われました両親さえも、あなたのバックグラウンド目当てで、私に見合いを勧めるんですそんな結婚のどこに魅力があるのか、全く理解できません』だろうなぁ道明寺的には全然おいしい話では無いだが、スペンサー家にとってはかなりおいしい...

その後5 二人の過去

メニューから、適当に料理を頼んだ後、司は直ぐに話を切り出した『まず初めに謝っておく。 俺は誰とも結婚するつもりはねぇんだ』『私も、、誰とも結婚しません』やはりこいつにも、過去に何かあったのか?決して美人じゃねぇが、少なくともスペンサー家の令嬢だろう?『お前、、スペンサー家の娘だろ? 何で結婚を諦めてんだ?』『それはあなたにも言える事ですけど? あなたの方こそ、結婚しなければならない立場なんじゃない...

その後4 見合い

司は、経済誌を捲るそこには、『今をときめく花沢ファミリー』と書かれた記事があるあれから10年が過ぎた今、親友だった幼馴染はしっかりとした瞳で前を向き、つくしの肩に手を置いているその前に、親友にソックリの二人の息子達性格はつくしに似ているのか、笑顔を見せながら写っているそして、、、真っ黒の髪の赤子をしっかりと抱き、椅子に座っているつくしそのつくしはすっかり母の顔をし、微笑んでいるそのつくしの頬を数回...

その後3 幸せだな

それから10年が経った「ママ、、ここに座って?」「ここ?」洸(こう)に言われ、つくしは窓側のソファーに座る「ジッとしててよ?」「はいはい、、」洸は満足気に頷いた後、テーブルの上を片付け始めたつくしは、そんな洸を目を細めて見ている洸は今8歳だ薄茶色の髪とビー玉の瞳は父親譲りそして、ニコリと笑う天使の笑顔も父親を彷彿とさせる「僕も手伝う」「陽(あさひ)も? じゃ、これを持って行って? 重いから落さない...

その後2 夢みたい

結婚式の翌日、新婚旅行でモルディブへ向かったこちらは、一島一リゾートと言うスタイルで、ほとんどのホテルは水上コテージになっているもちろん、そのコテージから直接海へ入り、スノーケリングをしたり、ホテル内にあるスパを楽しんだり、テニスと言ったスポーツを楽しんだりと、のんびりと楽しめる「凄いね。 青い海と白い砂浜」つくしは、両手を広げて感嘆の声を上げる「ん、、そうだね」類は、微笑みながら、つくしの嬉しそ...

その後1 頼みごと

綺麗だった凄く、、綺麗だったそして幸せそうに微笑んでいた本当は、その隣に立つのは俺だった『道明寺! あんたが好きだって言ってるじゃない!』あぁ、、そうだよなそれなのに俺は、、、司は、自分の掌を見つめるあの時、、あいつの頬を思いっ切り叩いたそれも、何度も、、勝手な思い込みで、あいつを壊したのは紛れもなく俺自身だ大切な存在だった世界で一番大切な存在を、、俺が自らの手で粉々に壊しちまった司はその拳を、ギ...