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さくらいろ

49 嫁に下さい

牧野家に、聡と麗が訪れたそして牧野家を前に、深々と頭を下げる聡「大変申し訳ありませんが、つくしさんを私の息子の嫁に下さい」麗「突然で申し訳ありませんが、大切に致しますし、決して辛い思いはさせません」平伏すように頭を下げる二人に、牧野家も慌てふためく晴「どうぞ顔をあげてください」千「えぇ、私達も信じられませんが、本当に生きているんですよね?」二人は、ゆっくり頭を上げ、美作からの報告書をかいつまみ、田...

48 強請と違和感

大河原の社長室から、一人の男性が出ていくその顔は、ニヤリとした笑みをしているその社長室では、滋の父親が頭を抱えていた社「あいつらとの取引は既に終了しているだろう? それがどうして、今度はイタリアのマフィアが関わってくるんだ?  しかも毎回尤もな理由を付けて現れる。 一体、どこまで金を巻き上げれば気が済むんだ?」あの件で、NYのマフィアにはキチンとお金を渡したこれで完全終結のはずだったところがその後...

47 嬉しい知らせ

田村はベランダへ出るそこにあるガーデンチェアに腰をおろし、景色を眺めるその先には、海が見え心地よい風が吹いている良い所だここでなら、お二人ものんびりと暮らしていけるだろうだが類様は花沢の跡取り会社にとって必要不可欠の人物その類様の幸せは牧野様と共に暮らす事ならば、私が社長を説得しなければ、、田村は、気持ちを奮い立たせ聡の携帯をコールした聡「田村か? 類は見つかったのか?」田「はい。 元気で過ごされ...

46 類と田村

類が空室をチェックしていると、つくしが出勤してきた田村は、直ぐにつくしの方を見る田村とつくしも面識がある類の我儘で、出張時は何時もつくしの旅行会社からチケットを購入しており、急ぎの場合は、田村が代理で受け取りに行く事もあったそれに、田村やSPの事を気にかけてくれ、手配前に確認の電話をしてくれる事も多々あっただが、つくしは田村にニコリと笑うと、直ぐに奥へ向かったそして、掃除道具を押して出てきたそのつ...

45 味方

類は、つくしに見送られ家を出るつくしの不安が伝染し、俺にまで不安に苛まれたそれは過去と言う呪縛だ共に過去を忘れているもしかしたら、そこに重大な事実が隠されているかも知れないどうしてもそこに不安を感じるでも、既に歩み始めている今更、この気持ちを無かった事にしたくないし、出来るはずもない身も心も離れられない程、愛し合っているのだから――ルイの赤ちゃんが欲しい昨夜の言葉を思い出す可愛い妻の可愛い願い自分自...

44 二人の行方

田村は、ランペドゥーザからシチリアに渡り、その日のうちにエオリア諸島の一つ、ヴルカーノ島へ移動したランペドゥーザ島で得た情報『類様と牧野様は、既に結婚されている』は、まだ田村の心の中にしまっているあの類様が、道明寺様の婚約者である牧野様と、駆け落ちされるはずがないもし、牧野様への思いが抑えきれなくなったとしても、逃げるような事は決してなさらない道明寺様と正面からぶつかるはずそれに、仕事を投げ出すよ...

43 一心同体

42 近づく

田村はイタリアへ移動し、そこからシチリア島へ渡ったエオリア諸島は、7つの小さな島から成り立っており、その島への直行便が、このシチリアから出ているまずは、一番近いヴルカーノ島から探してみようと決め、食事をする為外出したホテル内のレストランよりも、街中のレストランの方が安価で美味しいそれに情報を聞き出すのに丁度良いからだ沢山あるレストランの中から、田村は一品料理が楽しめる店を選んだそして数種の料理に舌...

41 暗雲

類とつくしは、ランペドゥーザ島を後にし、シチリア島に戻ってきたここから島を横断し、リパリ島行きの船乗り場へ向かう少し早く港に着いた二人は、リサとビアンカ一家にお土産を買う事にし、近くの店を散策し始めたそこでつくしは、いろんな形のマグネットを見つけるビアンカの冷蔵庫には沢山のマグネットが付いていたつまりマグネットを収集しているのでは?と考え、類に相談しようと振り返るすると、つくしの目の前を栗色のフワ...

40 本能

39 不自然

あきらと総二郎は絶句していたその目の前には、優紀がハンカチで涙を拭っているその優紀に確認を取る様に聞き返す総「ほんとに牧野が死んだと言ったのか?」優「はい。 つくしの家に西田さんと言う方が来られて、つくしのハンカチがナポリの露店で売られていて、、  その人に聞くと、地中海に浮かんでいたそうで、、」あ「地中海に? 牧野は、イタリアに行っていたのか?」優「理由は分からないけど急にイタリアに行きたいと、...

38 一筋の光明

日本の花沢邸佳代は、何時ものように仕事を熟していた類が行方不明と言う事実は、この花沢邸では佳代しか知らないその為、平静を装い、主の留守をしっかりと守りながらも、心労はピークに達していた類の部屋の出入りは、佳代のみが行っているもし自分の意思で失踪したのならば、何かそのヒントになるような物はないか探す為だもちろん、そのような物は何一つ見つからなかったそれに、イタリアへ出張に行く時も、何時もと何ら変わら...