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さくらいろ

11 今更

ファミレスに入ると、牧野はパフェとドリンクバーを頼むそして俺にも聞いて来た「類もドリンクバーで良いよね? ごめんね。 コーヒーも全てドリンクバーなの。」「それで良いよ。」注文を終えた牧野は、凛を残しドリンクバーへ向かった目の前の凛はジッと俺を見つめている「何歳かな?」「3歳」3歳か、、という事は、牧野が24歳の時の子供って事か、、そこに牧野がコーヒーを持って戻ってきた「お待たせ」「ごめん。 ありが...

10 思い込み

裏口から出てくる人物を一人一人見ていく8年ぶりに見た牧野は、以前よりも綺麗になっていた学生時代の活発な雰囲気は鳴りを潜め、落ち着いた女性と言った感じだもう、27歳当たり前か?それに、『牧野』という苗字から、未だ独身だと思うが、付き合っている恋人とかいるかもしれないそれはこの会社の社員の誰かという事もあり得ると、まるで品定めをするかのように男性社員をチェックしていたするとやっと牧野が出てきた彼女は、...

9 再会

牧野の行方を捜したが、法の壁が立ちはだかりなかなか見つからなかった個人情報保護法、、これがかなりやっかいだったその為、親友の力を借りた「お前なぁ。 んとに遅えんだよ」と言いながらも、俺からの電話にすぐに出てくれた司かなり心配してくれていたんだろうそれなら牧野に振られた時点で、すぐに俺に知らせてくれれば、、と思わずにはいられないまあ司にもプライドがあったんだろうし、俺達の絆を見たくなったのかもしれな...

8 六問目と七問目

《 シナモン。 思わず写真を撮ったよね 》これはマンホールの事だあれは劇団四季のミュージカルを見に行ったときの事だ「もし良かったら使うか? お袋から貰ったんだけどよ、丁度この日は都合が悪いんだよ。 牧野と行って来れば良いんじゃね? あいつ、ミュージカルなんか見た事ねぇだろうしさ。」と言ってあきらから譲り受けた物牧野に告げると、「行く! だって勿体ないもん」との返事そして二人で出かけたんだけど、そこ...

7 五問目

類は次のページを捲る《 ピンチの時の花沢類 》余りにも抽象的な言葉確かに、数々のピンチを救ってきたのか?初めは、3on3か?あの時、牧野を巡って司と喧嘩になったんだよな俺は別に英徳を辞めても良かったんだけど、巻き込まれた牧野はいい迷惑だっただろう必至の思いで英徳に入学したのに、一方的に辞めさせられそうになるんだからさしかも司、あきら、総二郎に対し、俺と牧野と後、、誰だったっけ?とにかく中等部のような...

6 四問目

類は次のページを捲る《 バイトの帰りに夜景を見たね 》これはスカイツリーの事だろう牧野のバイトの迎えに行ったとき、スカイツリーがピンク色に光っていたそれがすごく綺麗で、、「牧野、、ちょっと時間ある?」「ん? どうしたの?」「ほらっ、あれ、、」俺は、スカイツリーを指さす「あっ、ピンクだ」「ん。 スカイツリーって、色が変わるんだな。 知らなかった。」「そう言えば、前は白っぽかったような、、」「ちょっと...

5 三問目

類は次のページを捲る《 センスが必要 》これはすぐに判らなかった牧野はことあるごとに、『あたしってセンスが無いんだよねぇ。 類はセンスがあるよね。 何を着てもビシッと決まってるしね。』と言っていたからその中でも思い出されるのは、牧野と行ったガラス細工工房かな?偶々見つけた工房そこは、工芸材料販売や一日体験コースもあったなんとなく牧野が好きそう、、と思った展示されているガラス細工は沢山の花がちりばめ...

4 二問目

類は次のページを捲る《 50個が限界 》これはイチゴ狩りの事だこのイチゴ狩りでは大恥をかいたあれは大学から帰宅したときの事だ俺を呼びとめた佳代から告げられた言葉「牧野様はイチゴ狩りとかには行かれませんかね?」そこで初めて聞く『イチゴ狩り』と言う言葉「鹿やイノシシを狩るのは知ってるけど、イチゴも狩る訳? それ危なくない?」俺の頭の中には、イチゴを的に鉄砲や矢で射るシーンが思い浮かんだその俺の発言にキ...

ぴゅっ💓 (るいか様へ献上作品)

我が家のブログ誕生日にるいか様からお話を頂いたいので、そのお返しに送らせてもらいましたいつものシリーズとなります同時公開となりますそれではどうぞ総二郎は今まさにF4ラウンジへ入ろうとしていたが、その足がぴたりと止まる類とつくしの意味深な声が聞こえたからだ「あたし、、行ったの初めて、、」「俺も初めて見た。」類はまじまじと見るイッタ? 初めて見た?凄い人だった。 でも楽しかった聞いたことはあったけど、あ...

3 一問目

フランスに帰った俺は、すぐに机の引き出しからそれを取り出すそれは小さな無地のスケッチブックその中は、余りにも楽しい想い出ばかりが蘇り、フランスへ来てからは見る事を躊躇っていたその紐を久しぶりに解くそして表紙を開けた《 花沢邸であたしが絶賛した飲み物 》真っ白い紙の中央に、たった一行まるで問いかけの様な文章確かにプレゼントにしてはおかしな品だ手紙とかならわかるが、こんな問いかけを寄越すなんてでもあの...

2 空気

司の結婚式は、とても大きな物だった俺達でもかなり遠くから見る感じで、なかなか近づけないそれでも辛抱強く待った司の隣には、所謂モデルの様な綺麗な外国人女性が立っていた司の腕に手を絡め、笑顔で得意先回りをしている姿を見ていると、かなり慣れている雰囲気だこれまでにも何度かパートナーを務めているのが分かるそしてやっと俺達の元へやってきた「よぉ。 来てくれたんだな。」「あぁ、、おめでとう。 綺麗な人だな。」...

1 別れ

司から結婚式の招待状が届いたそれを見た時、封を開けるのが躊躇われたやっとか、、という思いととうとうこの日が来たか、、という思いがせめぎ合う分かっている何時かこういう日が来ることぐらい『あたし、NYへ行ってくるね』そう言われたのは、大学時代のキミコ事件の後『本気でそう思ってる? 俺がそいつと上手くいけばいいって』そんな事を言うつもりじゃなかったそれを告げたら牧野が困る事ぐらい分かっていたのに、思わず...