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青い空【本編】<完>

15 8月初め

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北海道旅行から一週間後の8月初め
司と滋の婚約が、正式に発表された

式は、大学卒業後、司の仕事が落ち着いた頃を予定し、行く行くは、道明寺と大河原が経営統合する事で、話しが進んでいる事も併せて発表された

二大財閥の経営統合に、株式市場は一気に盛り上がり、道明寺と大河原の株は高騰した

それを、テレビの報道で知った類とつくし、、
つ「良かったね」
類「ん、、じゃあ俺達は、大学卒業後にしよっか?」

つ「ん? 何を?」
類「式、、」

つ「四季? 指揮? 志気?」
と頭を捻る

類「プッ! 何? そのシキのオンパレードは、、」
つ「だって、、いろいろあって分んないもん」

類「この場合のシキは、結婚式の事。 
  司達に負けたくないし、俺達も大学を卒業したらしよっか?」

その言葉に、つくしはボボッと頬を染める
それは、どう聞いてもプロポーズに聞こえるからだ

類「あっ////」
類も、自分が口走った言葉が、かなり大胆な言葉だと気付く
ただ、あまりにもムードの無い言葉に、すぐさま焦りが出る

類「あっ、、嘘」
つ「嘘?」

類「あっ、、違う、、嘘じゃない」
つ「ん?」

つくしは、小首を傾け、理解しようとするのだが、さっぱりわからない
類は、自分のみっともない姿、焦り方に、頭をポリポリと搔く物の、耳まで真っ赤になる
そのレアな表情につくしは驚く物の、何故か嬉しく感じる

類「あのさ。
  大学を卒業したら、直ぐにでも結婚したいって思ってるのはホント。
  でも、、これがプロポーズだと思って欲しくないんだ。
  やはり一生に一度の言葉だし、二人の心に残る物にしたいからさ」

つ「/////うん」
つくしも、類がポツリポツリと呟く言葉に照れながらも、嬉しく感じる

つ「とりあえず、今は大学頑張らないとね。
  それに、結婚となったら、越えなきゃならない壁が沢山あると思う。
  私は、滋さんと違ってバックグラウンドも何も無いから」

類「それは関係ない」
類は、すぐさま否定する

つ「そう思ってくれたら良いんだけど、、だから今出来る事を頑張るね。
  少しでも、類との未来を確かな物にしたいから」

類「ん、、でもあまり頑張りすぎないで?
  俺の相手が、疎かになる事だけは嫌だから」

そう呟きながら、つくしの後ろに回り込み、後から抱きつき、肩に顎を乗せる

つ「そんな事ある訳ないじゃない。ほらっ、勉強教わるし、休日にも会えるし」
類「それだけじゃダメ、、俺の相手、、って言っただろ?」

つ「うん、、だから類と一緒に、、」
類「愛を確かめ合う、、」

類は、つくしの言葉に重ねるように呟く
そしてギュッとその手に力を入れた

類「俺の心も体も満たせるのはつくしだけ、、
  つくしの心と体を満たせるのは俺だけ、、違う?」
つ「ちっ、、違わない////」

類「ん、、じゃ今から互いに満たそっか?」
つ「えっ? 今から?」

類「そうだけど、、?」
つ「私、、汗かいたし。今日は、、その、、休憩って事で」

類「休憩は、俺がイタリアに行っている間、幾らでも出来るだろ?」

類は、来週からイタリアへ行くことになっている
花沢が所有しているブドウ畑を、そのまま残すべきか、別荘地として販売するかを見極める為だ

いずれは、花沢物産を継ぐことが決まっている
その時、この土地の在り方次第で、経営を左右する事も考えられる
その為、類の意見も聞いて判断する事になった様だ

だから尚更、今日はつくしと離れたくない、、と言うのが類の思いのようだ

一方のつくしは、北海道から帰宅後、ずっと花沢邸に泊まり、毎日類と愛し合っている
そして毎朝、シーツがクシャクシャになっているのが恥ずかしくて堪らない
何をやっているのか、一目瞭然
いくら、勉強を、、と言ってみても、どちらが本音か建て前か、、、全く説得力がない状態だ

類「じゃ、、つくしもイタリアにおいでよ」
つ「無理だよ。それに、一か月間の短期バイトを入れたし」
と、手を横に振り、断りを入れる

今まで、バイトは行っていなかったのだが、夏休みと言う長期休暇の上、類の居ない寂しさを紛らわせるために、短期のバイトを入れたと言う経緯がある
もちろん、類も了承してくれたのだが、、

類「俺、、寂しいよ? あんたと、一ヶ月近くも会えないなんてさ」
と、寂しさオーラを漂わせ、小さく呟く
その声色に、つくしの心はきゅんとなると同時に、寂しさが増す

つ「うん、、私も寂しいよ?」
類「だろ? だから、今から互いの寂しさを埋めあお?
  もちろん、一ヶ月分、、あんたが寂しく無いように、一杯愛するから、、俺のも同じように、愛して?」
と耳元で呟く

その言葉と低い艶のある声色に、つくしの身体に火が灯る
どんなに拒もうと思っても、既に何度も類に愛された身体は、もう拒む事が出来ない

それに、やはり一ヶ月も離れ離れになると言う事は、寂しくて仕方ない

類の顔が近づくと、ゆっくり顔を傾ける
軽く唇が触れると、、その唇を追いかけようとする

もう、、、止まらない
つくしの腕は、類の首に回り、その形の良い唇に、しっかりと自分の唇を重ねた



それから一週間後、、
類は、イタリアへ旅立った

もちろん、つくしも見送りに行く

類「一ヶ月したら帰るから」
つ「うん」

類「毎日、ライン入れる」
つ「私も、入れるから、、気を付けてね」

類「ん、、つくしも、バイト頑張りすぎない事」
つ「うん」

類「じゃ、、行ってくる」
つ「うん、、行ってらっしゃい」

類は、軽くキスを落した後、手を振りイタリア行きのゲートをくぐった
その類の姿が見えなくなるまで、つくしは手を振り続けた



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4 Comments

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-  

2018-03-28 14:30

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りおりお
Re: キャ~様

りおりお  

2018-03-28 15:46

そうですよね
いつの間にかガラケーからスマホになりましたからね
ガラケーの時は、メールしか出来ませんでしたから、、
かくいう私も、ほんの二年前にスマホにしました
そこからは、LINEでの遣り取りになっていますね

修正しました
ありがとうございます

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-  

2018-11-26 18:24

このコメントは管理人のみ閲覧できます

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りおりお
Re: キャ~様

りおりお  

2018-11-26 18:45

ポロポーズ(笑)
なんだそれ?ですよね(笑)

修正しました

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