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ハニートラップ<完>

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翌日、、
滋は、あきらの元を訪れた
 
「あきら君、、ごめんごめん、、あの手、もう使った?」
「手? いや、、まだ使ってねぇ、、けど?」
 
(使ったっていう訳ないよねぇ)
(使ったっていう訳ねぇだろ?)
 
「良かったぁ、、あれ、不良品でね。感電する可能性があるの」
 
(マジ? 俺、、バスルームで使ったぜ?)
 
「だから、返してくれる?」
 
(あきら君、、明らかに顔色が変わったんだけどぉ、、
もしかして、バスルームで使った? 
まあ、バスルームだと、そのまま流せばいいから証拠が残らないもんねぇ)
 
「そっ、、そうなのか? まあ俺は、牧野が欲しいんであって、手のロボットなんかいらねぇし」
 
(そうそう、、俺は牧野が欲しいんだよ。 牧野と両想いにさえなれれば、あいつの手で、、いや、、あいつの身体で十分満足なんだからよぉ。 
手のオモチャなんかで、満足する必要ねぇし)
(嘘ばっかし。そりゃ、本物のつくしと両想いになれば、体の関係が出来るんだけど、オモチャの方も良い仕事をしてくれるんでしょ?)
 
「そうなの?じゃあもういらないんだね。
今、新しい物を発注しているんだけど」
と滋が言うと、あきらは間髪入れずに告げる
「要る!」
 
(早っ、、どれだけあの手の虜になってんのよ~)
(あっ、、やべっ
この言い方だと、あれの虜になってるって思われねぇか?)
 
「あっ、、あれは、お守りのようなものだし、、俺を嵌めた事への謝罪の品だしよ」
「分かった。一週間ほどで出来上がるらしいから、また持って来るね」
 
(本物のつくしが既に類君の物だとは知らずに、あの手の虜になっているなんて、、ちょっと可哀想だよねぇ。でも、こればっかりはどうする事も出来ないし、、、オモチャの手で満足しているようじゃ、まだまだって事だろうし、、はじめっから勝負はついていたって事かな?)
(一週間ほどかぁ、、まぁ、、それくらいなら良しとしようか。いつか本物の牧野が抱ける日まで、あれで俺のいきり立った物を、発散してもらわねぇとなぁ。あくまで代替えって事であって、あれの虜ってわけじゃねぇんだけど、、でもなぜか手放せねぇんだよなぁ)
 
 
 
桜子は、西門邸を訪れていた
 
「西門さん、、先日差し上げました先輩の手ですが、もう使われました?」
「あぁ、、あの手? まだ使ってねぇよ」
 
(既に使われていますね。ほんの一瞬、ギクッとされましたよ)
(やべぇ、、バレてねぇよなぁ。ちょっと試しに使ったっていうか、まあ活躍してくれてるっていうかなんだけどよぉ)
 
「なんで、あんな手で処理しなきゃなんねぇんだよ。
もうすぐ牧野と心を通わせるんだし、そうすれば本物の牧野と、いつでも出来るのによぉ」
 
(残念でした。もう先輩と心を通わせることはございません。
それに、先輩と出来ることなど、一生ありませんよ)
(そうだよ、、心を通わせれば、いつでもどこでもあいつとやれるんだよ。ただそれまでの繋ぎとしてだなぁ、あの手が活躍しているって言うか、、まあ、ちょっと良い仕事をしてくれるって言うか、、)
 
「そうですわよね。西門さんが、あんなオモチャの手の虜になっているはずがないですよね。」
 
(いや、、ちょっと、、ほんのちょっとだけだが、、虜?になってるかもしれねぇ。普通の手では味わえねぇ動きをするっつうか、、)
 
「それをお聞きして安心しました。
あの手は不良品だそうで、感電する可能性があるそうです」
「感電?」
総二郎は、呆然と呟く
 
(やべぇ、、バスルームで使ったぞ? たまたま感電しなかったけど、万が一にもあそこに牧野の手を付けたままショック死している所が見つかっていたら、、、一生の笑い者になるところだったぜ)
(かなり動揺を見せていますけど、、どれだけ使われていたんですか?女性経験豊富な西門さんを虜にするあの手って、どんな動きなんでしょう?)
 
「でもその心配は無用のようですね。使われていないようですし、、それでしたらもう新しい手は必要ないですね」
「新しい手?」
 
「はい、、一週間ほどで、きちんとした手が届くんです」
「要る!!」
 
(即答ですか。どれだけあの手のお世話になっているんです?)
(やべっ、、つい、興奮しちまった。
これだと、あの手のお世話になっているって、丸わかりじゃねぇか)
 
「ほらっ、、発注済みならキャンセル出来ねぇだろ?
あれって、完全受注発注だろうし、あれは、お前らの詫びの品なんだから、、貰っといてやるよ」
 
(ほんと素直じゃないですね。まあ、あの手の動きの虜になっているって、言えませんし、ここは男としてのプライド、、というところでしょうか?
それに先輩は、既に花沢さんの物となっていますから、西門さんにはそのオモチャだけがお相手でしょうし。そういえば西門さんは、俺の最後の女、、とおっしゃられていましたけど、どうされるおつもりでしょうか? ずっとその手だけで過ごされるのでしょうか?
それですと、、ちょっと哀れですけど、、)
(きちんとしたものが手に入るまで一週間かぁ。まあそれぐらいなら待てるか? それぐらい俺の物は、いくらでもやれるって事だし、、本物の牧野を抱くその日まで、あの手で鍛え上げておいても損はねぇよなぁ)
 
 
滋と桜子は、道明寺邸へ向かった
司はまだ仕事中とのことで、しばらくリビングで待っていた
 
「桜子、、どうだった?」
「はい、、西門さんはしっかりと使用され、あの手の虜のようです」 

「あきら君もだよ。しかもそれを誤魔化そうとするの」
「西門さんも同じです。やはり先輩の手と言いましても、オモチャですからねぇ。それの虜になっているとは、口が裂けても言えないのでしょう」
と、ぼそぼそと話し合っていた
そこに、司が入ってきた
 
「あっ、お帰り!」
「お帰りなさい。道明寺さん」
「おう! 悪かったな、、ずいぶん待たせちまったようだな。
んで何の用だ?」
 
「あのね司!この前あげたつくしの手、、って、もう使った?」
途端に真っ赤になる司
 
(使ってるよねぇ。これだけ顔に出たら、もう誤魔化しようがないよ?)
(やはり、、使いますよね。
チェリーボーイの必需品になっているでしょうし)
 
司「バッ、、バカ野郎! 
  あんな振動するような物、、俺様が使う訳ねぇだろ!」
 
(嘘がつけない性格って損だよねぇ。しかも挙動不審になってるし)
(あからさますぎます。
しかも『振動するもの』という言葉、、確実に使い込んでいますね)
 
「良かった~。あれ不良品でね。感電する恐れがあるんだって」
「えっ!感電? バスルームではマズイって事か?」
と、かなり慌てふためく
 
(やべぇ、、バスルームでも数回使ったぞ? 
って事は、これからは部屋で使えば良いって事か?)
(あのねぇ、、バスルームでは、、って言い方をするけど、それって至る所でやってるって取れるんだけど)
(かなり使い込んでいるんですねぇ。まあ、、美作さんや西門さんも虜のようですから、道明寺さんですと病み付きになられているんでしょうね)
 
「一応防水ですから、たまたま今までは感電されなかったのかもしれませんね」
「って事は、使い続けると、防水機能が無くなって感電するのか?
それって、何回ぐれぇでダメになるんだ?」
 
(なに必死になってんのよ! 
なんなら、滋ちゃんが手でやってあげるのに)
(かなり必死なんですけど、、
私に言って下されば、いくらでもやって差し上げますのに)
 
「えっと、、10回ぐらいかな?」
「えっ、、、、10回、、、」
司は、呆然とし、心ここにあらずのようだ
 
(まだ数日しか経っていないのに、もう10回以上は、やってるね)
(既に達成されていますね。一日何回やってるんですか?)
 
「大丈夫です。新しい物を既に発注してあります」
桜子の言葉に、司の瞳が瞬時に輝きを取り戻す
 
(分かりやすっ)
(表情に出すぎです)
 
「それ、いつ届くんだ?」
「一週間後ぐらいかな?でも使ってないんだよね?要らないんじゃない?」
 
「バッ、、バカ野郎! あの手を握ってだな、、」
(別の所を握ってもらうんでしょ?)
 
「するとおかしいぐれぇ良く寝れんだよ」
(それは、一発?二発?抜いていらっしゃるからですよね?)
 
「とっ、、とにかく、防水加工をしっかりした物で、摩擦に強ぇ物にしてくれ」
 
(なに、やる気満々なのよ!)
(完全に、あのウインウインの虜ですね)
 
「分かった。届き次第持って来るから」
「おう、、頼むな」
と、イキイキとした声と表情で答えた
 
 
滋と桜子は、道明寺邸を後にする
「司、、完全にあれの虜だね」
「はい、、あれでは、チェリーボーイの卒業には、かなりの時間が必要になりそうですね」
 
「案外、卒業しているんじゃない?」
と滋はつぶやくものの、、、すぐさま、、
「無いね」
「ありませんね」
と、その言葉を否定する
 
「滋ちゃんに言ってくれれば、いくらでもこの手を差し出すのに」
「私もです。手と言わず、体ごと差し出しますのに、、」
 
「でもさ、、司は、あの手の方が良いんだろうね」
「えぇ、、生身の女より、先輩のロボットの手が一番のようです」
 
考えれば考えるほど虚しくなる
三人が三人とも、つくしの手に魅了されているという事実に
 
「とにかく、これリメイクに出してくる」
「そう致しましょう。これ以上花沢さんの逆鱗に触れますと、先輩に何を吹き込まれるか分かりませんし」
 
「そうだね。つくしとの友情は絶対に死守しなくちゃ」
「はい、、」
 
「それにしても、あの三人は、類君とつくしが、既に付き合ってるって何時知るんだろう?」
「しかも、既に体の関係ですからね。それこそ、この手が活躍されるんではないですか?」
 
二人は、暫し黙り込む
そこには、三人が夜な夜な、ロボットの手を使って自慰に励む姿がリアルに想像できる
 
「更なる摩擦強化を伝えとく」
ポツリとつぶやく滋の声だけが、闇間に響いた





***
 
なんと、この後の様子を『天使の羽』蜜柑一房様が書いてくれました
T.I.Sに回収されたつくしボット4体と、つくしの手3つがどうなったのか、、是非お楽しみください
本日18時公開です(上の『天使の羽』から飛ぶ事が出来ます)
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