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ハニートラップ<完>

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翌朝、、
ほぼ一睡もする事が出来なかった滋と桜子
眠い目を、擦りながらも、画面を凝視している
 
(あれから全く起きず、完全に熟睡してたよね)
(はい。ですが、ここからが勝負かも知れません。
ロボットに頑張ってもらいましょう)
 

類は、体を揺すり起こされた
 
「花沢類、、起きて! 朝だよ?」
「ん? 朝?」
 
類は、重い瞼をゆっくりと開ける
そこには見慣れぬ天井
そして、つくしボットが類を覗き込んでいる
 
(類君の寝起きの顔って、なんか子犬のようなペットのような、、)
(はい。すごく可愛らしい印象ですね)
 
「ま、、、きの?」
「そう、、朝だよ? 寝ぼけてる?」
「ん、、、」
 
類は、目元をごしごしとこすりながら起き上る
 
(うわっ、、ごしごししてる、、これ、小さな子供みたいで可愛い)
(確かに、、21歳の大人の男性がこういう行動をされると、、、萌え、、ですね)
 
類は、つくしボットに目を向けると、浴衣が乱れ、胸の谷間がばっちり見えているし、裾も肌蹴、白い太ももが見えている
 
(よしっ、、見たよ。 
朝だけど、、この格好を見たら、、普通の男なら襲うでしょ?)
(ですよね、、かなり色っぽいですから。
これで手を出さない男はいないと思います)
 
その姿を、ジッと見た後、視線を部屋の隅のランプへ移す
そこには、まだ煌々とライトが点いている
そして再びつくしに視線をやる
 
(どうしよう?って感じかな?)
(でしょうね)
 
「花沢類? まだ寝ぼけてる?」
そういいながら、小首を傾ける
 
(ほらっ、、このポーズは、他の三人をも悩殺する秘儀天然ポーズだよ)
(はい。自然な動作なんですが、それが皆さんの心にズキュンと来るんですよね)
(滋ちゃんも、やってみようかなぁ?)
(止めてください。ただの肩こりとしか見られませんから)
 
「ん、、ちょっとね。でもやっと覚醒したかな?」
 
(ほらっ、、類君も悩殺されちゃったじゃない)
(はい、、きっとこの後、、襲いますよ)
 
「牧野?」
「ん?」
 
類は、つくしボットの唇にチュッとキスをする
 
(うわっ、、いきなりだよ!)
(今までの三人は、告白をされてから手を出しましたのに、奇襲作戦に出ましたね)
 
「おはよ」
「おっ、、おっ、、おはよ、、」
 
類は、にっこりと笑った後、つくしボットの後頭部に手をやり、ぐいっと顔を近づけた
それは、鼻先が当たりそうなほどだ
 
(綺麗だよねぇ。類君の顔ってさぁ)
(はい。すごく整われています。それにこの瞳。ビー玉の瞳とよく先輩が言われますが、分かりますね)
 
類は、つくしボットの瞳をしっかりとみて告げる
「あのさ~。これ、、いつまで続ける訳?」
 
その言葉に、滋と桜子は思わず顔を見合わせる
(ばれてる?)
(まさか、、そんな、、)
 
「もうそろそろ終わりにしない? どうせ近くで見ているんだろ?」
 
(完全にばれてるよね?)
(はい。って事は、もう終了ですね)
 
二人は、計画を中断し、類とつくしボットの部屋へ向かう
 
「類君、、なんで分かったの?」
「そうです」
と二人は入るや否や、すぐさま類を問い詰める
 
「見たらすぐ分かるだろ?」
その類の言葉に、二人は顔を見合わせる
 
「これ、、つくしにそっくりだよ?」
「そうです。入れ替わっても分かりません」
 
すると類は、クスッと笑う
まるで小馬鹿にしたように
 
「まず、、、俺が見詰めても、顔が赤くならない。
それは笑いかけても同じだった」
「あっ、、」
「なるほど」
と、二人は類の観察眼に驚く
 
(そっかぁ、、つくしは直ぐに顔を赤くするよね)
(完璧なロボットにも、欠点があったと言う訳ですね)

「最初は、そっくりさん?と思ったけどさ、牧野の頬に手を添え、顔を近づけても瞳孔が動かなかったし、耳の穴に、スピーカーらしき物がついていたから、ロボットかアンドロイドだと気付いた」
今度は、類の洞察力に驚かされる

(すごい! 短時間の間に、そこまで確かめているんだ)
(何気ない行動をされながら、しっかりチェックされていたんですね)
 
「それにさ、、朝なのに、部屋のランプも消していないって、明らかにおかしいだろ?牧野が一番気にする所だしさ」

(なるほど、、勿体ない精神のつくしだったら、真っ先に消すよね)
(はい。確実に消されます)

「しかも、こんな恰好で俺を誘ってさ、、これって、どこかで俺を嵌めて監視してるって事だろ?」
 
類の言葉に、二人は驚く
そしてペラペラと話し始めた
 
「お見事!滋ちゃん脱帽しちゃう!」
「はい、、さすが花沢さんです。
先輩への思い入れが、他の三人とは違いますね」
 
「そうそう、、他の三人は、すぐさまこのつくしボットに告白するし、すぐに体の関係を持ちたがって、、」
と滋が呟いたとき、類の顔が豹変する
 
(はっ? もしかして、このロボットをあの三人に?)
「ちょっと待って!今、他の三人って言った?」
「うん、、そう、、だけど?」
 
先ほどまでは、笑いながら話していた類が、急に声のトーンを上げ、睨みつけ始めたことに、二人は縮み上がる
 
「このつくし人形で?」
声色も、嘘は許さないとばかり、声のトーンを落とし尋問するかのようだ
 
「いいえ、、それは、全部で4体ありまして、他の3体は既に鉄くずに、、」
その二人を更に睨みつける
(なんなんです?どうしてそこまでお怒りになるんですか?)

「この人形、、牧野にかなり似てるんだけど、、
あいつらどこまで触れた訳?
それによっては、、、俺、、あんたらを許さないよ?」
と、今にも視線で殺しそうなほど睨み付けてくる
 
(類君の許可なんていらないじゃない! つくしが怒るなら分るけどさぁ)
「あっ、、あのね、、類君。落ち着いてくれる?これ確かにそっくりだけど、つくし本人じゃないんだしさ」

(どうしてほかの三人の行動を気にするんです?
どこまで触れようが、それはロボットなんですし)
「そっ、、そうです。それに最後まではやっていませんから、、」
その二人を、更にギロリと睨み付ける
 
(って事は、、確実に触れている訳だ。最後って事は、穴に挿入って事だろ?それ以外を全てやっている訳だ!こいつら、、絶対に許さない!)
「最後まで、、って事は、、寸止めって事?
そこに至るまでは、やったって事だよね?」
類の声色と視線に、二人は縮み上がる
 
「ひっ、、」
「まっ、、まぁ、、」
 
(恐い!恐い!なんなのよ!この視線は)
(この視線だけで、殺されそうなんですけど、、
どうしてここまで、お怒りになられるんですか?)

類は、隣でチョコンと座り、成り行きを見守っているつくしボットに視線やる
 
「牧野、、ちょっと脱がせるよ」
というなり、浴衣の前合わせを広げ、胸を露出させる
そこには、白い肌に小ぶりながらも形の良い胸。
その中央に薄ピンクの可愛い頂がある
 
「これ、、、」
類は、一言つぶやいた後無言になる
(これ、、かなりリアルだ。まるっきり牧野の胸なんだけど、、
どこの会社がこれを作ったんだ?まるで本物の牧野を見て作った様だけど)

それが、つくしボットの裸を見て、息を呑んでいるように二人には見える
 
(やっぱり類君も男よね。つくしの胸を見て固まってるもの)
(小さいながらも綺麗ですよね。
それが見れただけでも、今回の件は許してもらえるでしょう)
 
「すごいでしょ~~。言っとくけど、本物のつくしと、全く同じなんだから~。それにね、この胸に触れると、、」
 
滋は、つくしボットの胸をムギュッと揉む
すると、、「あっ、、」と、色っぽい声を出す
 
(こいつら、、このロボットにどれだけの仕掛けを仕込んでいるんだ!!)

「それにね、、この先端を刺激すると、、」
滋は、先端をキュッと摘まむ
すると、、「あぁ、、」とまた別の色っぽい声が出る
 
(この声って、、牧野のあの時の声だ。それをこのリアルロボットでリアルに再現するなんて、、ふざけ過ぎにもほどがある!!
万が一にも、このロボットを大量生産の上、何処かに出荷されたら、、とか、考えないのか!! これって、牧野のリアルダッチ○○○だろ!!)

「ねっ、、凄いでしょ。 あっでも気を付けて。クリに触れると、すぐ強制終了して鉄クズになるから、、これ、類君にあげるからさ、、、自宅でたっぷり、、と」
嬉々として説明していた滋だが、類の鬼のような形相と、凍てつく視線にその先の言葉がいえない
それは今にも、滋を殺しそうなほどだ
 
「あんたら、、これをあいつらに?」
「いやっ、、だから、、ねっ?」
滋は、後ずさりしながら、桜子の元へ移動する
その桜子も、あまり恐怖で声が出せない
 
(なんか、、この場で殺されそうなんだけど、、
使用人とSPも同席させとくんだった)
(花沢さん、、恐すぎます。
冗談なんですから、そこまで怒らないで下さい)

「あんたら、、俺と牧野の許可なく、こんなリアルなロボットを作って良いと思ってる?これあきらかに、、牧野型ダッチ〇〇〇だろ!」
 
つくしの事が大好きな類が、なぜここまで怒るのか、二人は全く判らない
二人は、類のご機嫌を取るために、熱弁をふるう
 
「あっ、、あのさ、、類君。このつくしボットは、穴は開いていないから、ダッチ〇〇〇にはならないのよ」
(そうそう、、肝心の穴は開いていないから、それには当てはまらない)

「そっ、、そうです。一応、キスと胸だけなら触れられますし、これを先輩と思って、告白の練習も出来ますし、、」
 (告白練習って言うか、先輩をどれだけ優しく導いてくれるかを知りたいだけで、その先の行為をさせたい訳では無いんです、、けど、、判って下さいます?)

(あっ、、そうか!昂った物を寸止めさせる事に怒ってるとか?)
「あっ、、つくしの手もあるんだ。こっちは昂ぶった物を優しく握って発散する、、って言う優れものでね」
と意気揚々と話すが、更に類の身体からブリザードのような怒りが出始めた
 
(こいつら、、その手って、自慰行為を手助けする物だろ?
それを牧野の手で、、って!!)
「「 ひぃっ 」」
と、二人は震え上がる
 
(なんなの!! 類君までロボットだったとか?)
(その視線、、止めてください!
青白い怒りの炎が、、メラメラと立ち上がってるんですけど、、
私達を、この場で睨み殺すつもりですか!?)

「あんたら、、牧野の手まで作った訳?
しかもそれをあいつらに?という事は、あいつらは毎日、その牧野の手で自慰をしている訳だ」
 
「いや、、あの、、、皆さん、寸止めでしたし、これくらいのお礼をしませんと、納得されないでしょうし」
「ちゃんと類君のもあるし、このリアルつくしボットもあげるからさ、、そろそろご機嫌を直してよ、、、ねっ?」
 
その二人を凝視し、、、
「なんで俺が、牧野のダッチ〇〇〇と、オモチャの手で抜かないといけない訳? 本物の牧野を、抱いているし、本物の手で愛して貰っているのにさ」

(本物の牧野って、、本物のつくしって事?)
(本物の牧野って、、本物の先輩って事ですか?)

「「 えっ!!!!! 」」
 
類の衝撃の発言に、二人は目を見開いた




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