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第四章<完>

4-42 決戦は法廷で

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フランスの裁判は、日本とは違っています
そしてあまり詳しく載っていませんでした(私が調べた限り)
ですので、ここでは二次風にアレンジして書いています
ご了承ください
それと、日本で行われる刑事裁判は、裁判官と検事と被告での裁判になりますが、ここでは民事裁判風に変えています
つまり、裁判官と、原告と被告になっています
ご了承ください<(_ _)>



12月23日

デュポンと花沢の裁判は、デュポン側はデュポン、キャサリン、弁護士
そして花沢側は、類と弁護士が出廷して始まった

この裁判は、世界中が注目する形となり、生中継で放送されると言う異例の裁判となった

まず裁判長が告訴状を読み上げた
裁『~~以上の通りで間違いありませんか?』
デ『はい』

デュポンが反論の一つもなく認めた事に、法廷内がざわつく
それは、弁護士と話し合った結果だ
素直に認め、反省している意志を示し、少しでも減額をして貰おう、、という作戦に打って出た
それ程、花沢側の証拠と言う物は綿密で、針の穴を突く隙間も無かったのだ

裁『どうしてそのような事をされたのですか?』
デ『娘の為です。  娘が類氏を好きだと言いまして、、何とか結婚させたくてやりました』

裁『ですが、花沢の社員を買収し、柱を抜かせると言う大掛かりな事までする必要があったのですか?』

デ『類氏は、親密にお付き合いされている方が居ました
  その方と別れさせ、娘と結婚して貰うには、類氏が責任者となり行っているプロジェクトを
  失敗させるしかないと
  多大な損害が出ても、類氏なら必ず取り戻せるだろうし、私も全面的に協力をすれば大丈夫だろう
  と考えました。 本当にすみません』

涙ながらに答えるデュポンは、全てを素直に話し、反省しているように演じる
それは、弁護士と綿密に考えた筋書き通りだ

そして、、このまま結審されるか?と思われた時、キャサリンが声を上げた

キ『裁判長! お話があります』

その行動に、デュポンと弁護士は焦る
それは、筋書には無い行動だからだ
だが、類と花沢の弁護士は、こう来ると踏んでいた
そして何を話すのかも、予想がついていた

裁『何でしょうか?』
キ『私は、父のおかげで、類と結婚できました
  そして、多大な損失を少しでも早く取り戻すべく、私も花沢の嫁として頑張りました
  それは、類を本当に愛していたからです
  もちろん、父がこのような事をして、花沢の嫁になった事は否定しません
  父としても、娘可愛さからだと思います
  それにより、多大な負債を負わせ、花沢を失墜させた責任はあります
  ですが、、婚姻中の私の頑張りも考慮下さい
  そして、少しでも減額を検討して頂けないでしょうか?』

すると花沢の弁護士が、すぐさま立ち上がる

弁『異議あり! キャサリンは、花沢の嫁としての仕事は、パーティーでのパートナーのみです』
キ『それは、、類から、職場には出入り禁止と言われてて』

弁『花沢側は、結婚式の時にデュポン親子の企みを耳にし、キャサリンを職場に近付けさせませんでした
  なぜなら、再び悪事を働き、
今度は会社を乗っ取られる可能性もあったからです』

弁護士は、わざとキャサリンを煽るような言葉を述べる
するとキャサリンは、その思惑通り激昂し、机をバシッと叩く

キ『そんな事しないわ! 私はただ、類と結婚したかっただけ!
  そして二人で幸せな家庭を築き、会社を盛り立てようと思ったのに、、
  類は、、この婚姻中、一日も休む事無く、朝から晩まで仕事ばかりで』

弁『当り前です。 あなた方が起こした耐震偽装で、莫大な損失を抱えたのですから!
  類氏は責任を感じ、毎日仕事に励みながらも、内部調査を進めていたんです
  その綿密な証拠を見れば、分かると思いますが?』

キ『いいえ、、それだけが理由じゃないでしょ! 類は、夫婦生活が出来ない人なのよ!
  男性機能が無い人なの! それが大きな理由じゃない!』

その言葉に、法廷内がざわつく
キャサリンは、皆のざわつきを耳にしながら、勝ち誇った顔で類を見る
その表情は、口角を上げニヤリとした笑みを称えている

ただ、、その言葉に、類と花沢の弁護士も、心の中でニヤリとしていた

裁『静粛に!! 男性機能が無いとは、どういう事ですか?』
と、裁判長は更に突っ込んで問う

キ『彼は、性交渉が出来ない体なんです。 ですから、私達は一度も性交渉をしていません。
  それでも私は、彼の事を愛していました。
 
 性交渉だけが、夫婦の愛を高める物だと思っていませんでしたから。
  子どもが出来なくても、二人で末永く愛し愛されれば、、それで良いと。
  ですが丸5年を過ぎても、一度として愛の言葉をくれないので、諦めて離婚に踏み切りました。
  その途端、彼は訴訟を起こしたんです。
 あんまりだと思いませんか?
  確かに彼を陥れる形で結婚しましたが、そう言う身体を受け入れ、新たな夫婦像を作ろうと
  模索していたのに、、
せめてこの6年間の夫婦生活を考慮に入れ、少しでも訴訟額の軽減を』
と、裁判長や陪審員の情に訴えかけた

弁『おっしゃりたい事は、それだけですか?』
と、花沢の弁護士は、うんざりした声で呟く
そして、反論を始めた

弁『裁判長!  キャサリンは、類氏の事を愛していると言いましたが、それは真っ赤な嘘です
  なぜなら、彼女は、結婚して4か月目から離婚するまでの間、ずっと不倫をしています』

その言葉に、キャサリンは大きく目を見開き、法廷内は再びざわめきたった

裁『静粛に! 続けて下さい』
弁『こちらをご覧ください。 不倫の日時、場所を書き留めたものです。
  相手も判明していますが、今は伏せさせて頂きます』

そう言いながら、裁判長へ、その書類を提出する

弁『次に、キャサリンは結婚後、数々のアクセサリーやブランド服、鞄、靴などを買い漁っています
  普通、自分達が陥れ、莫大な損害が出たと知りながら、これだけの買い物をするでしょうか?
  ちなみに、これはクレジットカードの使用記録であり、現金で購入された物は含まれていません
  この買い物が無ければ、もっと早くに赤字が解消された事が明白です』
と、その明細書を裁判長に提出する
それは、クレマンにも見せた物で、細かに記入されている

キ『そっ、、それは、、類が不能で、役立たずだから、その代償として』
弁『それが、、あなたの本心ですね』

キ『あっ、、』

キャサリンは、しまった!と思う
もっと貞淑で良き妻だったと思わせる必要があったのに、、と

弁『ちなみに、その明細書の横に、記の付いている物は、キャサリンが不倫相手に贈った物です
  不倫を続ける為に、かなり高級な品を定期的に渡しています』
キ『それは、、父親に買った物で』

すると弁護士は、箱を机の上に置く

弁『こちらが、その不倫相手とされる方から、返却された物です
  こちらが、○×にキャサリンが購入したカルティエの腕時計、、10万ユーロです
  そしてこちらが、24金ネックレス、、』
と、次々と銘柄と金額を述べていく

弁『まだ他にもありますが、、キリがありませんので省略させて頂きます
  さて、何故不倫相手にあげた品物が、返却されたか分りますか?』

弁護士は、キャサリンに向かって問うが、キャサリンは言葉にならず、ただ首を横に振る事しか出来ない

弁『あなたから貰った物は、すべて処分したいそうです
  ただ、高級な品ですので、捨てるのもどうかと思い、類氏の元へ謝罪の上、持参して来ました
  彼は、すごく反省し、何度も類氏に頭を下げていましたよ。 そしてこうも言っていました
  離婚が成立次第、直ぐに再婚する予定だった、、、と。 そうですよね? キャサリンさん。
  あなたは、類氏をずっと愛していると言いながら、別の人と不倫を楽しみ、
  そしてその人と結婚する事を望んでいた。  だから、離婚を切り出した、、違いますか?』

その言葉に、キャサリンは視線を泳がせた









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