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今でも…<完>

68 興奮

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つ 『おじ様、、凄い人ですね』
ジ 『ああ、、ほらっ、、つくし、、私の腕を取りなさい。
   そんなにキョロキョロしていると、迷子になるよ?』

つ 『ほんとだ、、これだけの人だから、迷子になったら、もう二度と会えそうにないですね。
   それじゃあ、、失礼します』

そっと、おじ様の腕に手を添え、エスコートして貰いながら、会場内を散策する
今までテレビでしか見た事の無い会場

賞が決まるのは、まだ三日ほど後だが、
それまでの間は、ノミネート作品を好きなだけ見る事が出来る
アニメ部門では、ケビンと見たディズニー作品も、ノミネートされていた

ジ 『今年は、日本のアニメ作品も、ノミネートされているんだな。
   これを観て見ようか?』
つ 『はい、、』

おじ様と、その作品の上映会を観る
なんとも変わった絵のタッチで、今まで見た事が無い作風だった

映画を観終わった後、会場の外に、監督や関係者がいるらしく、
皆が取り囲むように、話しをしている

ジ 『私達も、話しをさせて貰おう。 つくし、、悪いが通訳をしてくれないか?』
つ 『喜んで』

こうして、おじ様と共に、監督の元へ向かい、おじ様の通訳と言う形で、話しをさせて貰った
その後も、時間の許す限り、映画を観ては、監督や制作会社の方々、そして俳優の方々と、
お話をさせて貰おうと言う、貴重な時間を過ごした
そして、アカデミー賞授賞式を生で見て、感動のままNYへ戻った


ハ 『お帰りなさい。 あなた、、つくし、、』
ジ 『ただいま』
つ 『ただ今戻りました』

ハ 『楽しかったかしら?』
つ 『ええ、、凄く楽しかったです。 あの会場の豪華さ、雰囲気、、全てが初体験で。
   しかも、テレビでしか見た事の無いレッドカーペット。 あれを間近で見られて、、
   それに、俳優さんや女優さんがいらして、、あ~、おば様の大好きな俳優さんもいらして、、
   こっちの手で、握手して貰ったんですよ、、あっ、握手のおすそ分けしますね』

そう言いながら、ハンナと握手するつくし、、
そうしながらも、おしゃべりが止まらない

ハンナも、つくしの興奮ぶりと、ハイテンションから、かなり楽しかった様子が窺え、
自然と笑顔になり、聞き役に徹していた

そこへ、アレンとケビンが帰宅した
と同時に、今度は玄関に向かって走り出すつくし
それを見て、ジョージとハンナは、クスクスと笑い、、

ハ 『しっかり、テレビに映っていましたよ』
ジ 『日本でも、映っていると良いんだが、、
   まあ、日本の取材陣らしきクルーの後ろを、何度も通ったからな、、
   そのどれかには、映っているだろう』

ハ 『後は、神のみぞ知る、、ですか?』
ジ 『そうだな、、後は、運命の歯車に任せようか?』

ハ 『そうですね、、アレンとケビンの気持ちも有りますし』
と、話し合っていると、廊下から、つくしの興奮した声が、だんだんと近づいてくる

つ 『それでね、、あの俳優さんがね、、手を差し出してくれて、、
   この手で握手したのよ!この手で!!』
と言いながら、アレンとケビンに、手を目の前に掲げたあと、握手している
その行動に、二人はクスクスと笑っている

つ 『それでね、、女優のアンジ―さんがいらしてね。 やっぱり女優さんよね~
   綺麗だし、あのスタイルの良さ、、胸なんか、こーんなに開いてて、
   足なんて、私の腰まであるのよ? ズルくない? 腰よ!腰!!』

ずっと、つくし一人が話しているのだが、二人は楽しそうに、聞き役に徹している
いや、口を挟めないと言った様子だ
だが、二人の表情も、穏やかに笑みをたたえている

つ 『レッドカーペットも初めて見たんだけど、大きくて長いカーペットでね、、
   そこを、優雅に歩いてくるんだよ~。 凄いよね~。
   私も、こっそり歩こうか、、とも思ったんだけど、マスコミも多いし、断念したんだよね』

そのつくしの言葉に、ジョージが何かを閃いた
そして、ポンと一つ手を叩く

ジ 『つくし、、レッドカーペットを歩けるよ』
つ 『へっ?』
間の抜けた返事と共に、ポカンと口を開けるつくし、、

ジ 『3月末に、イースターがあるだろ?』
つ 『復活祭?』

ジ 『そう、、、その復活祭に、チャリティー仮装パーティーがあるんだよ。
   そこの駐車場から会場までは、レッドカーペットが敷かれているんだ。
   アレンとケビンと共に、参加してくると良い』

つ 『へっ? 私が?』
ハ 『そうですね。 あれは、パーティーと言う堅苦しい物じゃないですし、、
   お祭りって感じで、皆がワイワイと楽しむ感じですから、、
   パーティー初心者のつくしにとっては、良いかも知れないわ』

ジ 『アレンとケビンはどうする? 嫌なら私が、つくしと参加するが?』
ア・ケ 『『 行きます 』』
二人は、息もぴったりに返事をした






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