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牧野つくしという女<完>

69 ⑫(ドッと疲れが)

4

つくしは、ゆっくり口を開く

つ 「私で、、本当に良いの? 知り合って、まだ2か月も経ってないんだよ?」
類 「あんたが良い。 月日何て関係ないだろう? 
   それに、公私共に俺を支えてくれるのは、あんたしかいない。
   だから、俺と結婚して下さい」

(ほんとなんだ、、俺、、、牧野しか考えられない)
(うん、、私も、類以外、考えられない)

つくしは、ポロポロと涙を流す
つ 「はい、、よろしくお願いします」

つくしの返事に、T3は「「「きゃ~」」」と奇声を上げ、喜び
F3は、類の背中を叩き、「良かったな~」と呟く
そして、花沢夫妻と田村は、ホッとした顔を見せる

すると、類が突然立ち上がった
類 「大河原、水を持って来て、、早く」
滋 「水?」

類 「牧野、、あんた、痛み止めは?」
その言葉に、皆がつくしを見ると、額にびっしょりと汗を掻いている

桜 「向こうの部屋ですわ。 すぐに持ってきます」
類 「あっ、、鞄や牧野の荷物も持って来て! 薬を飲ませたら、直ぐに連れて帰るから」
そう話しながら、つくしの横に移動し、ハンカチを取り出し、額の汗を拭き始めた

桜 「分りました」
滋 「分かった」

類 「父さん、母さん、その書類、貰って帰る。 マンションで記入して、直ぐ提出するから」
麗 「ええ、、どうぞ、、後は、類君とつくしちゃんが記入すれば良いだけよ。
   つくしちゃん、、ホントにごめんなさいね。 ホントに誤解しちゃってて、、」

つ 「いいえ、、もう良いですから。 それより、いろいろとありがとうございました」
と、麗を見つめ、チョコンと頭を下げながら述べる
その言葉に、麗もホッとした表情を見せる

類 「母さん達も、来るなら前もって言ってくれる?
   今後、牧野が心を痛めるような事があったら、俺、一生許さないから」
と、釘をさす

(司: お前が、一番傷付けてんじゃね?)
(あ: お前が、一番酷い事をやってたんじゃね?)
(総: お前が、一番紛らわしい行動をしたんじゃね?)

麗 「反省しています。 今回は、本当にごめんなさい」

聡 「私達は、明日にでも、牧野さんの御実家に伺ってくるよ
   『つくしさんを貰いました』と挨拶をしてくるから」

類 「お願い、、、それと田村、明日、牧野の手首の消毒に行くから、午前中は休む。
   あっ、その時に区役所にこれを提出してくるから」
田 「畏まりました」

そう話していると、滋と桜子がバタバタと戻ってくる
滋 「はい、、水!」
桜 「痛み止めと荷物です」

類 「ありがと、、ほらっ、、早く飲みな」
つ 「うん、、」

それらを受け取り、ゴクッゴクッと飲むつくし

類 「あんた、、随分我慢していただろ? 何時から痛くなってきた?」
と言いながら、つくしの左手を取り、ゆっくりと撫ではじめる

つ 「滋さん達が、SMプレイの話をし始めた頃かな? でも良く分かったね」
その類の手の上に、自分の手を乗せ、見つめ合いながら話し始めた

類 「当り前、、どれだけあんたを見てきたと思ってるのさ。 
   それこそ、24時間ほとんど一緒だし」
つ 「そうだね、、でも安心した。 私の誤解で、、、本当に良かった」

(滋: 誤解? って言うか、ここまでくると、逆にこの二人大丈夫?と思えるんだけど)
(桜: 24時間? どういう事ですか? 
    会社では専務の秘書ですから、一緒だと言う事は分りましたが)
(優: つくしの勘違いで、本当に良かった。 
    一時はどうなる事かと、本当に心配したんだから)

類 「あんたの悪い癖! すぐ悪い方に考えるんだからさ。
   でもその嫉妬のおかげで、あんた、、色々頑張ってくれたし❤」
つ 「/////やだっ、、でも必死だったのは事実。 
   だって類の心も体も、私の物にしたかったもん❤」

(司: 色々頑張る?って、ハンドアップダウン? フェ、、、フェ、、、 ラ?////)
(あ: 私の物って、、つくしちゃんも大胆だな)
(総: こいつら、、完全に自分たちの世界に入ってやがる)


類 「指輪の事にしたって、一緒にジュエリーショップに行って、サイズを計っただろ?」
その類の言葉に、首をすくめながら、、

つ 「あれね、、右手に填める指輪って言ってたから、てっきりハンドアップダウンの
   記念かと思っちゃって」

(滋: 一緒にジュエリーショップに行ったんなら、エンゲージリングを作った相手も、
    自分かも?って思わないかな~。
    それに、どうしてこうも二人の世界に入れるわけ? ❤が飛び交ってるよ?)
(桜: 右手に填める指輪=恋人いますと宣言する指輪の事です。
    まあ、それすらも知らないでしょうけど、、
    それがなぜ、ハンドアップダウンの記念と思い込むんですか?)
(優: 指輪のサイズも、既に計っていたのに、それの意味も全然分かっていないなんて、
    ある意味、つくしらしいけど、、今回はかなり心配したんだよ?
    それなのに、、何? このラブラブさは? 私達も、まだいるんだけど?)
    
類 「はぁ? 何でそう思う訳?」
つ 「だって、ピアスをくれた時も、繋がった記念、、って言ったし、、
   だから、類は、記念の品をプレゼントするのが、好きなのかな?と思って」
と、ペロッと舌を出す

(司: なるほど、、穴を開けた記念=ピアス、ハンドアップダウンの記念=指輪
    分らなくもないな、、)
(あ: そこまで考えていたんなら、表彰者だな。 すっげぇ記念品だ)
(総: すっげぇ、、何となく辻褄が合うと言うか、そう思ってしまっても不思議じゃねぇ)

類 「それは、、その前に土鍋をプレゼントしたからさ、、
   またプレゼント?と思われたくなくて、
   つい、繋がった記念って言っただけで、、
   その流れで、、右手の指輪が、ハンドアップダウンの記念と思った訳?」
つ 「そう、、だって、あの時、右手を使ったから/////」


(滋: /////右利きだと、普通右手を使う物でしょ?)
(桜: まあ、、右利きですからね。 でも疲れたら、左手の登場ですわ)
(優: だから、、まだ私達もいるんだってば、、
    それに、皆、黙って二人の会話に聞き入っているんだけど/////)

類 「バッカだな、、右手って言ったら、恋人いますと宣言する指輪だろ?」
つ 「そこまで、頭が働かなかったんだもん。 
   でも、、貰っておけばよかったな、って後悔した。
   そうしたら、類は、私だけを見てくれるのに、、って」

類 「バカ牧野! そんなのとっくの昔になってる。 
   俺は、あんたしか目に入らないから❤」
つ 「うん、、ありがとう。 私も、類しか目に入らない❤、、ふふっ、、」

(司: おい、、お前ら、、さっきからハートが飛び交ってんぞ。 
    このバカップルいい加減にしてくれよ)
(あ: 仲直りしたのは、良く分かったから、いい加減、こっちの世界に戻ってこいよ)
(総: お~い。 俺達がいる事を忘れないでくれ~。  俺達も、視界に入れてくれ~)

類 「当り前、、こんな可愛い奴、、世界中どこを探してもいる訳ないだろ?」
つ 「ふふっ、、類みたいなカッコイイ人も、どこにもいないよ?」
と、すっかり二人の世界だ


(麗: まあまあ、、すっかり二人の世界で、、羨ましいわ~。 
    それに、二人共とってもお似合いよ。)
(聡: あの類が、、こんな顔をするなんて、信じられん。 
    しかし、少々照れるような事を、人の目も気にせず、こうも堂々と言えるなんて、、
    我が息子ながら、よくやるよ。 これが、恋は盲目と言うやつか?)
(田: これが、、、類様? 本当に、、あの類様? 別人じゃありませんよね?
    後ろにチャックが付いてるとか? そんな事、有りませんよね?)

突然始まった、二人のラブラブ会話に、F3とT3は呆気にとられる
花沢の三人は、ヤレヤレとホッとした表情だ

類 「じゃ、、俺達のマンションに帰ろうか?」
つ 「うん」
二人は、同時に立ち上がる
そして、類がつくしを労わる様に出口へ向かった

(司: 俺達のマンション?)
(あ: 俺達に、一言の挨拶も無しかよ!)
(総: おいおい、、仲直りしたと思ったら、サッサと帰るのかよ?)

(滋: まあ、、良いか。 仲直り出来たんなら)
(桜: まあ良しとしましょう。 あんな先輩は、もう見たくないですから)
(優: 詳しい事は、何時でも聞けるし、取り敢えず良かったね)

そんな二人に、、
司 「おい、、俺達のマンションって何だよ? 社宅に住んでんじゃねぇのか?」
あ 「それに、、、さっき24時間一緒にいるって、言わなかったか?」
総 「毎日一緒に寝ているって、、どういう事だよ!」
と、やっと疑問を投げかけた

すると、類とつくしの足が止まる
そして、一度二人で顔を見合わせた後、クスッと笑いを漏らした

司 「おい、、笑ってねぇで、説明しろよ!」
その言葉に、二人はゆっくりと振り返る

類 「実は俺達、、正月明けから、マンションで一緒に暮らしてる❤」

その言葉に、、F3とT3は、、
「「「「「「 はぁ? 」」」」」」
と、再び驚愕の声を上げた

つ 「滋さん、、桜子、優紀、、いろいろありがとう」
お礼を呟くつくしは、今日、一番輝いた笑顔を見せる

その笑顔が、二人の幸せな日々を物語っているようで、もう何も言う事は無い
滋 「つくし、、良かったね」
桜 「先輩、、お幸せに」
優 「つくし、、無理しないでね」
と笑顔で告げた

その後、二人は再び見詰め合い、微笑み合う
そして、類がつくしの肩を抱いて、静かに出て行った



二人が出て行った後、、残された人たちは、ソファーの背に、ドッともたれかかる

司 「あ~~、疲れた。 一体、何だったんだ」
と、呆けたような声を出す

滋 「でも良かったじゃない? 誤解が解けてさ」
と、安堵の表情で呟く

あ 「しかし、、、お前ら、SMプレイって、どうしてそう言う発想になるかね~」
と、呆れた様子で、桜子を見る

桜 「それは、、葉山だと思っていましたし、男好きと言う噂がありましたし」
バツが悪そうに、あきらを見て返事をする

麗 「私も、かなり心配していたのよ。 フランスでも女性の話は一切しないし、、
   向こうでは、秘書も全て男で固めるし」
と、母親心を覗かせる

田 「私もビックリ致しました。 
   日本本社でも、類様は、かなりのハードプレイを好むゲイと思われていまして」
と、社内の実情を述べる

総 「あ~~、、どうしてこうも揃いも揃って、ゲイ、、って思われるんだよ!
   っんたく、、相手は一体誰なんだよ!」
と、頭を搔きながら、訳が分からないと言った風だ

田 「私も、、名前までは、存じ上げません」
と、名前を聞くべきだったと、今頃詰めの甘さを反省する

総 「まっ、、誰が間違われてんのか知らねぇけど、お気の毒、、としか言いようがねぇなぁ」
と、他人事様に述べる

優 「でも良かった。 誤解で済んで、、本当に」
と、しみじみ言葉を噛みしめながら呟く

聡 「私も、、初めて見たよ。 あの類の幸せそうな顔」
麗 「ええ、、私もよ。 あの子を日本に帰して、良かったわ」
と皆が安堵の表情を浮かべる


司 「しっかし、、何だったんだよ、このドタバタ劇はよぉ」
一安心した所で、今度は沸々と怒りが込み上げてくる

あ 「全くだぜ、、あいつら同棲している事を内緒にしやがって」
滋 「つくしも私達に、何も言わなかったし」

桜 「全くです。 
   曖昧な単語をいう物ですから、頭の中では、変な妄想が膨らみましたし」
総 「俺としては、いろいろ相談に乗って貰ってたからなぁ、、強くは言えねぇけどよぉ」

麗 「類君も、つくしちゃんの本当の顔を、私に教えてくれれば、こんな事にならなかったのに」
聡 「全くだ。 あんなに可愛い子だったとは、思わなかったよ」

田 「そうでございます。 
   ずっと類様に、仕えていました私にまで、何一つお話し頂けないなんて」

優 「そうですよね、、何か思うんですけど、私達がゲイだと思ったのも、
   出会った日の自己紹介だと思いませんか? 
   あの時、本名さえ名乗っていれば、こんなややこしい事にはならなかったですよね?」

滋 「そうだよ、、それに、今回の同棲も、内緒にしなければここまでややこしくならなかったよ」
桜 「確かに、、言葉足らずと言うか、秘密事が多すぎるんです」

司 「んじゃ、、やっぱり、、このすべての誤解や行き違いの原因は、、、」

 「「「「「「 類(花沢さん)が悪い 」」」」」」
と、声を揃えて叫んだ



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4 Comments

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2018-05-01 22:15

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りおりお
Re: pua様

りおりお  

2018-05-02 08:58

このシリーズ、、かなり過激な表現でして、、
秘書と書くところを秘所と変換していまいました(笑)

はいっ、笑って下さい

修正しました

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-  

2018-06-07 15:38

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りおりお
Re: おち~様

りおりお  

2018-06-07 16:11

本当に、ここの二人はバカップルですよね
しかも、、夜の生活が激しいんです
サイボーグ類君です(笑)

そして、類君のゲイの相手が、、総ちゃんであることを、本人はまだ知らない(笑)
まさか!ですよね(笑)

でも、総ちゃんと類君との会話が、それと聞こえるんだから、、あの場に居た社員は誤解するなって言う方が無理ですよねぇ
って事で、、この後もお楽しみくださいね

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