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牧野つくしという女<完>

65 ⑧(爆弾発言)

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大河原邸の前に、次々と高級車が横付けされる
そして中から、類、司、あきら、総二郎、花沢夫妻、田村が降りたつ

類 「司、、悪い、、パーティーがまだ途中だろ?」
司 「んな事は、どうにでもなる」

類は、両親の姿を目にし、二人もパーティーを抜け出した事が分かる

類 「父さん、母さんまで、、、抜け出して来た訳?」
聡 「当り前だ。 これを理由にお前がフラれたら、私達は、お前に一生顔向けできん」

類 「確かにね、、俺、一生口利かないかも。
   あっ、牧野の怪我は、左手首の骨折で、全治二ヶ月。
   頭とかは打ってないから」

麗 「それで? キチンと直るの?」
類 「ん、、ほぼ治るって、、後は、リハビリ次第らしい」
花沢夫妻はそれを聞き、ホッとした表情をする

司 「んじゃ行くぞ!」
司が先導する形で、インターホンを鳴らす
そして中に案内された



滋達の元へ、使用人が来客を告げにきた
滋 「よし! んじゃ私達で、ぐうの音も出ないくらい、ビシッ!と言ってあげるから」
桜 「そうです。 
   何を考えているのか分りませんが、よくもいけしゃあしゃあと来られたものです」
優 「つくし、、大丈夫だから。 私達がついてる」
と、三人は、つくしに向かって力強い言葉を掛ける

滋 「そうよ! つくしは黙ってな。
   滋ちゃんが、つくしの代わりに、言いたい事を全て言ってあげるから」
と、勢いよく立ち上がる

それに続く様に、桜子も立ち上がる
桜 「私もです。 今、凄くムカついているんですから」

優 「つくしは、ここに残ってる? 顔を見ると辛いでしょ?」
気遣いを見せながら、優紀も立ち上がる

つ 「ううん、、最後ぐらい、キチンと顔を見て言いたい。
   それにこのままじゃ、忘れられなくなりそうだから」
そう言いながら、ゆっくりと立ち上がった

そして、4人でしっかりと頷きあい、リビングルームへ向かった



ドアを開けると、4人の足が一瞬止まる
(滋: 何で司まで? それに、あれって、花沢社長なんじゃ? その隣の女性は、お母さん?)
(桜: 何であきらさんまで? それにあれって、花沢物産の社長では? 
    その隣の女性は、もしかして葉山さんのお母さま?)
(優: 何で西門さんまで? それにこの人数の多さは何?)
(類一人じゃない、、ご両親や田村さんまで、、何で? 
 皆で別離を説得しなくても、もう気持ちは固まってるのに)

50畳程はあるリビングルーム
その中央にある大きいソファーセットに、7人が座っている
その前に、4人は腰掛けた

7人の目にも、つくしの憔悴しきった姿が、痛々しく見える
それに、左手首には包帯が巻かれ、それを庇うように、右手を添えている
4人が座ると同時に、使用人がお茶を置く

そして、下がっていったのを見て、類が口を開いた

類 「牧野、、、ごめん、母さんが誤解して」
麗 「つくしちゃん、、、ごめんなさい。 私、つくしちゃんの顔を見間違えていて、、」
類の言葉に被せるように、麗が大きな声を出す

(誤解? 何が?)

類 「母さん、、ちょっと黙ってて!! 牧野、、ホントに誤解なんだ。
   母さんは、あんたを仕事モードの顔で認識しててさ、、
   今の本来の姿を見て、芸能人だと勘違いしたみたいでさ。
   俺が、芸能人を連れ込んでいると、誤解して、あんたにキツイ事を言ったらしい。
   俺も迂闊だった。 
   きちんと母親に話し、写真でも見せておけば、こんな事にはならなかったのに、ホントにゴメン」
と、頭を下げる

麗 「ほんとにごめんなさい。 私ったら、あの平安美人の方が、つくしちゃんだと思ったの。
   こんな可愛い人だとは、全然思わなくて、、ほんとにごめんなさい」
と、麗も頭を下げた

聡 「牧野さん、、本当にすまなかった。
   だからどうか、会社を辞めないでくれないか?」
と、聡まで頭を下げた

花沢家の三人が、頭を下げる姿を見て、F3も田村も、ハラハラと見守っている
特に、総二郎に至っては、あきらに急に呼び出されただけで、詳しい話を聞いていない
ただ、二人の関係が、非情に危うい状態だと言う事が分かる

T3の方も困惑気味だ
(滋: 葉山と母親が頭を下げるのは分かる、、でも、何で花沢社長まで?
    確かにつくしは、仕事が出来るけど、、社長が頭を下げる程の人物って事?)
(桜: 花沢にとって先輩は、無くしたくない人材って事でしょうけど、
    社長までわざわざ来て、説得するなんて。 先輩って、そんなに凄いんですか?)
(優: 葉山さんと母親が似ているのは分かります。
    でも、どことなく花沢社長にも似ているような?)

すると、つくしの小さな声が聞こえる
つ 「無理です。 もうこれ以上、耐え忍ぶのは、、、
   二股かけられても知らないフリは、、もうできません」

つくしの言葉に、F3と花沢夫妻、そして田村は、、
「えっ?」と言う表情で、類を見る

(麗: 二股?って言ったわよね?)
(聡: 類! お前ってやつは、、牧野さん以外にも女遊びを?)
(田: 類様、、、他にも女性を?)

(司: おいおい、、お前、何やってんだよ)
(あ: つくしちゃん一人に、目覚めたんじゃねぇのか?)
(総: 女の身体に溺れた訳? まるで、昔の俺じゃねぇか)

その類は、目を見開き、驚き過ぎて声すら出ない
(何? 二股? 知らないフリ? 耐え忍ぶ?)

(滋: この顔、、、何で知ってんだ?って顔してるよ!! 
    ふん!女を甘く見るんじゃないわよ!)
(桜: 認めましたね。 この顔が何よりの証拠です)
(優: つくし! 良く言った! 情にほだされて、ズルズルするかな?と心配になったけど)

類 「牧野? 何を言ってる? 二股?って、、、何の事?」

(滋: こいつ、、、知らばっくれるつもり?)
(桜: まさか! この場に及んで、しらを切り通すとか?)
(優: 男らしくない! 正々堂々と非を認めなさいよ!)
三人は、フツフツと怒りが湧いてくる

滋 「あんたねぇ、、いい加減にしなさいよ!」
桜 「そうです、、素直に認めて謝罪して下さい」
優 「最後ぐらい、男らしく認めたらどうですか!」
三人は、鼻息も荒く、類に言い放つ

その姿に、目の前のF4もビックリし、目を丸くしている
司 「おい、、滋?」
あ 「おい、、桜子? 落ち着け!」
総 「優紀ちゃん?」
F3に至っては、ポツリと小さく呟く

類に至っては眉間にしわを寄せ、、
類 「全く意味が分らない、あんたら黙っててくれる?」
と言い放った

冷ややかな声で、ビシッと言い放つ類に、三人は怒り心頭に達した






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