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きらきらひかる<完>

61 最終日

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翌日、、、

ス 「昨日は、突然の雷雨に見舞われたにも関わらず、無事全員が指令をクリアされた事に、
   こちらも大変驚いております。

   今回の研修では、皆さんに実践と言う形で、ほぼ毎日、外で体を動かして頂きました。
   一見、帝王学とは何も関係ないように思えますが、沢山の困難にも互いを信じ、
   協力し合って、物事をやり遂げる事を学んでほしいと言う意図からです。

   皆さんは、近い将来、各企業のトップに立たれる方です。
   幼い頃から、会社を守り、より秀でる為には、他社を蹴落とし、生き残りをかける事のみ、
   教えられてきたはずです。

   確かに、それも否めませんが、時には手を取り合い、他社の意見に耳を傾け、
   譲歩する事などを、このセミナーでは教えたかったのです。

   もちろん、それは、会社内でも大いに当て嵌まります。
   社員達からの小さな意見にも耳を傾け、瞬時に最良の意見や案を選び出し、
   自分の采配を恐れる事無く、実行に移す事が出来る、、
   そんなトップこそが、会社を繁栄させるはずです。

   それと、このセミナーに参加した人達とは、これからも仕事上、何らかの付き合いが
   あるかもしれません。
   この約二週間、共に生活し、良い所も悪い所も分かち合い、確かな絆が
   結ばれた事と思います。
   その絆を大切にし、今後も仲間として交流して頂けたらと願っています。
 
   それでは、本日の研修内容ですが、用紙とペンをお渡しします。
   参加者同士でメッセージを書き込んでも構いませんし、今の気持ちを書き綴っても
   構いません。 何か記入してください。

   それと、封筒と便箋をお渡しいます。
   そちらには、今回のセミナーに関する意見を記入して下さい。
   こちらは無記名で結構です。
   今後のセミナーの参考にさせて頂きます」

そう説明があり、用紙とペン、封筒と便箋が渡され、スタッフは部屋を出て行った
残された参加者達は、皆顔を見合わせ、雑談を始めた

つ 「なあ、、この用紙に、全員のメッセージが欲しいよな?」
類 「そう?」

つ 「うん、、俺なんか、もうこのメンバー達と、会う事ってまず無いしさ。
   それに花沢類も、皆に書いて貰った方が良いよ?
   ほらっ、スタッフの人も言ってただろ? 今後、仕事上の付き合いがあるかも?ってさ。
   その時、、『あ~、セミナーで一緒だった』って思ったら、きっと敵対心も薄れるし、
   共に協力できる関係になるだろ?」

(そっか、、牧野は、企業の後継者じゃないし、これっきりの人が多いだろう
 だから、記念として一言記入して貰いたい、、
 それに対し俺の方は、今後仕事上の付き合いもあるから、皆からのメッセージを貰っとけ、、か)

類 「そうだな、、、じゃあ俺も、皆のメッセージを貰おうかな?」
つ 「うん、、そうしよう。 絶対、その方が良いよ」

類とつくしが、そう話し合っている頃、、
他の参加者達も、F4に一言で良いから、何か記入して貰いたいと思っていた
もちろん、今後の仕事上の付き合いもあるのだが、それより何より、F4と共に過ごした、、
と言う証が欲しい、、と言う思いだ
だが、快く書いて貰うには、どう伝えれば、、、と頭を悩ませていた

すると、つくしが席を立ち、大きな声を上げる
つ 「あの!」

その声に、皆はつくしに注目する
つ 「俺、、今回このセミナーに参加して、凄く良かったと思う。
   皆と知り合い、共に生活し、語らい、時には協力し合い助け合い、、
   この二週間の日々は、俺の一生の宝物になったんだ。
   だから、俺は皆にメッセージを書いて貰いたい。
   悪いけど、順に回るから、一言で良いから何か書いてくれないか?」

すると、隣りの類も立つ、、
類 「俺のにも、書いてくれる?」

その類の一言に、周りがざわつく

和 「僕のにも、書いて下さい、、」
と、和也が立つと、他の参加者も次々立ち上がる

それを見て、司が立ち上がる
司 「しゃあねぇ、、
   確かにこの二週間、同じ釜の飯を食った仲間だし、楽しかったのは間違いねぇ。
   皆で書きあおうぜ?」

その言葉に、皆が拍手を送る

司 「牧野! お前は座っとけ」
あ 「そうだぜ、、まだ足首が痛てぇだろ? 俺らが仕切ってやっから」

その言葉に、類とつくしは座り、あきらが指示を出す形で、順番に流れ作業のように、
寄せ書き大会が始まった

その様子を、研修室の外で、司会を担当していたスタッフが、微笑みながら聞いていた
(今回の参加者は、日本を代表する企業のジュニアが参加するという事で、
 どうなる事かと危惧していましたが、、
 会長のお孫さんが急きょ参加され、上手く潤滑油の役割を果たされたようです。
 将来が、大変楽しみなお方です)

皆は、寄せ書きの様にメッセージを書いた後、今回のセミナーの感想を書いていく
そのどれもが、感謝の言葉で綴られていた

そして、もうすぐ12時になろうとする頃、スタッフがそれらを回収していく
ス 「こちらのメッセージは、明日改めてお返し致します」
と告げ、寄せ書きも回収されていった

昼食後、今度は皆で大掃除を始める
各部屋はもちろんの事、食堂、談話室、リネン室と皆で協力し合って行った

F4に至っては、掃除は初めての体験になる物の、
少しでもサボろうとすると、つくしが体を動かし始めるので、
渋々ながらも文句を言う事無く、掃除をすると言うレアな姿が見られた








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