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LOVINGLY(分岐)

52 モヤモヤした気持ち

4
 
俺は、窓から差し込む日ざしがポカポカと気持ち良く、窓から外を見ていた
すると、総二郎の車が、入って来たのが見えた
 
そう言えば、牧野がこの邸に住む事になり、総二郎に釘を出したせいか、今まで来なかったよな
あの、何にでも興味をも示す奴が、よく今まで我慢できたもんだ、、、と、呑気に考えていた
 
すると、総二郎の車から、総二郎と一緒に牧野が下りて来た
えっ?、、、何で?
あの二人、、、何時の間に?
 
つ 「ただいま~、、、」
佳 「お帰りなさいませ、牧野様、、、西門様、いらっしゃいませ」

総 「類は、いますか?」
佳 「ハイ、、、お部屋に、、、」

総 「じゃ、行ってみます。 つくしちゃんも行くだろ?」
つ 「じゃぁ、、、コーヒーを入れて、持って行きますね」
と、玄関先で別れた
 
総 「おーすっ、、、、類」
類 「何?」

俺は、ベッドに寝転がり、テレビのチャンネルを操作している
何か、心がモヤモヤするから
 
総 「実はな、、、こっちに来る途中で、つくしちゃんに会ってな。 さっきまでデートしてた」
と、俺に目配せする
それに対して、無関心を装う俺
 
類 「ふ~ん、、、」
と、手元のリモコンを弄る
 
総 「んで、、、先に謝っとくわ。 俺の勘違いだった」
類 「何が?」

総 「つくしちゃんと類の親父さん、、、恋人関係じゃねぇわ」
類 「はぁ?」

俺は、これでもか、、、と言うような、間抜けな顔をし、大きな声を上げていた
そして、持っていたリモコンをポロッと落した
 
総 「そう言うこった! 悪り~な、、、誤解させちまって」
類 「ちょっ、、ちょっと待って! 
   じゃぁ、どうやって知り合って、フランス留学までして、
俺の邸に住んでんのさ」
 
総 「さぁ? その辺までは分かんねぇけど。 でもな、昔の事を聞こうとしたら怒られた」
類 「昔の事?」
 
総 「そっ、、、一人で、買い物へ行くって言うからさ、、友達と、待ち合わせか?って聞いたらな
   友達はいません!って、凄い剣幕でな」
類 「友達は、、、いない?」
 
総 「あぁ、、、なにか、深入りして欲しくなさそうでさ
   だから、つくしちゃんに、昔の事は聞くなよ」
類 「別に、、、牧野の事なんか興味ないし」
 
総 「そっか? 俺と一緒に帰って来た事に、驚いた顔した癖に」
類 「俺が?」

総二郎に指摘され、初めて気付く
俺、、、牧野の事が、気になってる?
まさか、、、な、、、
 
総 「まっ、、良いんじゃね? それより、、、類! つくしちゃんの事、大切にしろよ?」
類 「どういう意味?」

総 「仕事で、毎日帰りが遅いんだろ? 女の子なんだし、、、夜道の一人歩きは危ないぜ?」
類 「牧野がそう言ったの?」
総 「いや、、、つくしちゃんは、何も言わねぇ。 ただな、女の子なんだし、もう少し労わってやれ」

ここまで話した時、牧野がコーヒーを持って来た
 
つ 「お待たせしました。 これ、、、何処に置きましょう?」
類 「ん、、、」
俺が、ベッドの隅を指さすと、そこにトレーごと置く
 
つ 「西門さんのお茶の様に、美味しく入れられたか疑問ですが、、、どうぞ」
と、牧野が爆弾発言を落す
 
えっ?、、、総二郎の様に、、、って
総二郎、、、牧野に、お茶を点てたんだ
こいつ、、、プライベートで茶を点てた事って無いし、家に女を連れて行かない
相手に誤解されても困るし、家の者にも誤解されたくないから
 
総 「うん、、、美味しい」
つ 「そうですか?、、、良かった~」
と、ホッとしたような顔で笑う牧野
 
俺は、二人が今日どこで何をしていたのか、聞きたい衝動に駆れるが、グッと我慢しコーヒーを飲む
俺は、牧野と付き合っている訳じゃない
唯の上司と部下
同じ屋根の下で暮らす同居人でしか、無いのだから
 
俺は、コーヒーに口を付けながら、目の前で楽しそうに会話している総二郎と牧野を見る
総二郎が言うように、父親の恋人で無い、、、としたら
どうして、本当の親子の様に、フランスで過ごしていたんだ?

もしかして、、、本当の親子か?
いや、、、それは、無いだろうな
母親が違っていたとしても、牧野は父親と全く似ていないんだから
と、頭を悩ましていた
 
 
 
 

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4 Comments

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-  

2018-06-01 13:18

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-  

2018-06-01 13:43

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りおりお
Re: ノエ様

りおりお  

2018-06-01 15:53

修正しました~~

こちらのお話の総ちゃん、、
凄く良い働きをするんですけど、元はと言えば、総ちゃんが類パパとつくしちゃんをホテルで見たことが発端なんです
その事で、類君の頭の中には、父親の恋人とインプットされて、つくしちゃんの良さを素直に認めようとしないんですよね

もちろん、総ちゃんの方は、つくしちゃんと接するうちに自分の考えが間違っていた事を素直に認め、類君似も謝罪したんですけど、、
類君にしてみれば、つくしちゃんの事が好きになっているから、、イライラして、、と素直になれない

もう!!と言いたくなりますね(笑)

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りおりお
Re: キャ~様

りおりお  

2018-06-01 15:59

類君も、色々と感情が溢れだしていますよね
でも、、口に出さないんですよ

もう!ですね

修正しました

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