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キミの笑顔を守りたくて<完>

40 携帯画面

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食事後、今日は学校を休み、様子を見る事にした
昼前から、一緒に出掛ける
 
つ 「類、どこに行くの?」
類 「うん、すぐに着くから」

着いた先は、花沢系列の携帯電話のお店
中に入り、店員に最新の機種を出してもらう

類 「牧野、何色が好き?」
つ 「う~~ん、水色?」
類 「了解」

迷わず、綺麗なクリスタルブルーを選ぶ
横にある、携帯のアクセサリーコーナーで、透明地に向日葵の柄が、付いているカバーとゴロンと寝転がっている、猫のストラップを手に取り

類 「これも一緒に、、、」
と、店員に渡す
 
それと、俺の携帯を出し
類 「この携帯と、その携帯を家族割?っていうの、、、? それに登録しといて」
と告げる
 
本当なら無理なんだろうけど、そこは花沢のコネを使わせてもらう
隣で、事の成り行きを見守っていた牧野が、ハッと俺の顔をみる
 
類 「だって、家族でしょ、、、」
と言って、ニッコリと微笑む
 
牧野は、瞳を揺らし
つ 「うん、、ありがと」
と言って、俺のシャツの裾を握った
 
手続きが終わると、携帯の袋を片手に持ち、もう片方の手で牧野の手を握り店を出る
そして、海岸沿いのレストランへ向かった
 
こじんまりとした、落ち着いた店
そこで、ランチを注文する
 
それらが出てくるまでに、先程購入した携帯に、カバーとストラップを付ける
 
そして、簡単な操作をして、それをそっとテーブルに置く
 
類 「前のは壊れたから、元には戻せない
   形ある物はいつかは壊れるけれど、思い出は牧野の心の中で、ずっと生き続ける。
   これは、俺からのプレゼント
   これからは、この中に新たな思い出を作っていこ?
  俺と一緒にさ、、、はい」
と、静かに牧野の前に置く
 
つ 「ありがと、、、、大切にするね、、、類」
と言って、向日葵のような笑顔を見せる
 
中には、俺の携帯番号とアドレス、邸の電話番号を入れた
 
類 「さあ、食事がきたよ、、、食べよっか」
と、食事が始まった
 
つ 「ところで、何で猫のストラップなの?」
類 「あ~、、それ俺のつもり
   いつも寝てばかりだから、なんとなく、、、俺かな?って思って
   それに、いつも一緒にいるって言ったでしょ」

つ 「うん、ありがとう」
その言葉と共に、ニッコリと笑う牧野の笑顔が、凄く眩しく思えた
 


食事が終わり、牧野と海岸沿いを歩く
しばらく海を眺めいていると、良い事を思いついた
 
類 「さっきの携帯貸して」
 
牧野は、鞄から携帯を取り出し、俺に渡してくれる
 
サッサと操作し、
類 「牧野こっち向いて」
と言い、牧野のすぐ隣に移動し、顔がくっつくぐらい寄せ合い
類 「笑って!」
と言うや否や、パシャとボタンを押した
 
類 「うん、いい感じに撮れた」
それを、あっという間に操作する
 
そして、
類 「ハイ」 
と、その携帯を、牧野に返した
 

***

受け取った携帯画面を見ると、、
そこには、二人の笑った顔の待ち受け画面

類の心遣いが嬉しかった
私を安心させる言葉が嬉しかった
 


 
 
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