FC2ブログ

Welcome to my blog

キミの笑顔を守りたくて<完>

39 やられた

2 0
 
牧野が目覚めた事を、佳代に告げる
 
佳代は涙ぐみ 
佳 「ようございました」 
と呟いた
 
朝食は、ダイニングでとる事にし、俺はシャワーを浴びる為、部屋に戻った
牧野が戻ってきて良かった
これからは、俺が守っていきたい
いや守るんだ!
 と、心に強く誓う

シャワーの後ダイニングへ行くと、既に牧野が来ていて、一人一人に頭を下げながら、使用人や料理長と話し込んでいる
 
つ 「ご心配をおかけ致しました。 もう大丈夫です。 ありがとうございます」
と、皆としっかりと手を握りながら
そして皆、涙、涙だ
 
俺の姿を見とめた使用人が、牧野に声を掛けている
 
ハッ と、こちらを向いた牧野は、一言二言声を掛けて、こちらにやって来た
その姿は今までの牧野だ
 
内心ホッとし、席に着く
つ 「ごめん、話込んじゃって、、、」
と、バツが悪そうな顔
 
うん、、以前の牧野と一緒だ、、良かった、、と、安堵した
類 「別に、いいよ。 食べよっか」
と箸を持つ

つ 「頂きます。 おいしそうだね」
と言って、牧野も箸を持つ
 
食べながら、牧野が話し始めた
 
つ 「あの携帯電話はね、、両親が買ってくれた物なの
   その中には、家族の写真と声が入っていたの
   留守番電話にね、、、ママの声が、、、だけど、壊れちゃった
   もう、家族の物が何もなくなっちゃった」
と、寂しそうに話した
 
俺は、その話を聞き、牧野の心が壊れた原因が解り、何ともいえない気持ちになる
 
類 「牧野は、もう一人じゃない! 一人ぼっちにさせない
   これから俺達、家族の様に一緒に暮らそ」
と、話かける
 
牧野は、一瞬目を見開き、嬉しそうに 
つ 「うん」 
と、元気良く返事した
 
雰囲気を変えたくて、俺は、おかずを一つまみ箸に乗せ
類 「はい、牧野、、、あ~~ん」 
と、牧野の口へ持っていく
 
途端に真っ赤になり 
つ 「類、一人で食べられるんだけど、、、」 
類 「今まで、ずっとこうして食べさせてたよ、、、、俺」
と言い、尚も箸を口元へ運ぶ
 
諦めたのか、真っ赤な顔をして、パクッと食べた後
つ 「ご心配をおかけしました。 でも、もう一人で食べられます。 お兄ちゃん」
えっ 今度は俺がビックリする番だ
 
つ 「だって、類が、、これからは、家族の様に暮らしていこうって、言ってくれたから、、、
   だから、ありがと、、、、お兄ちゃん」
 
やられた
牧野を少しからかってやろうと、思ったのに
 
確かに、家族の様に、ずっと一緒に暮らそう、、とは言ったさ
 
まあ、いいか
今は、、、、以前のような、元気な牧野に、戻ってくれて
 
この牧野の笑顔が、曇らないよう
これからは、俺が守っていきたいから
 
 
 
関連記事
スポンサーサイト



2 Comments

There are no comments yet.
管理人のみ閲覧できます

-  

2018-03-23 23:45

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: キャ~様

りおりお  

2018-03-24 07:42

漢字って難しいですね。
『分かる』『判る』『解かる』どれを使えば良いのか、いつも悩みます。
修正しました~。

EDIT  REPLY    

Leave a reply