FC2ブログ

Welcome to my blog

Ti amo

64 まさか彼女が?

16
類とつくしの入籍、そして双子を妊娠と言う喜ばしい報告に祝杯を挙げた四人だが、すっかり変わった滋の話から、再びその場の空気が重くなる

総「そもそも、何で牧野は襲われたんだ? それに何でイタリアに? 
  司にチケットを頼んでまで行った目的は?」

桜子は、サッとあきらに視線を移す

桜「美作さん。 まだ何か知っていますね?」

ギロリと睨みつけられ、あきらは首をすぼめるしかない

総「おい! 全て話せよ! もちろん誰にも言わねぇからよ」
あ「あぁ、、判ったよ。 まずはっきりと確認が取れた事を話すわ。 牧野を襲ったのは、NYのマフィアだ」

マフィアと言う言葉に、三人はキナ臭さを感じる
今の今まで、つくしの不注意で事件に巻き込まれた物とばかり思っていたからだ
現に、静の結婚式の時にも襲われた過去がある

桜「マフィアと言う事は、道明寺さん絡みですか?」
あ「まあ、、そうだな。 だが、牧野を利用し道明寺に揺さぶりをかけるんじゃなく、、」

あきらの言葉を受け、総二郎がその後を続ける

総「排除か? 司と牧野を別れさせたかったって事だろ? だから襲わせた。
  会社に揺さぶりをかけるなら、誘拐を考えるだろうからな」

司とつくしが恋人同士と知り、そのつくしを亡き者に、、と、総二郎は考えた

優「ひどい! 凄く卑劣な手段! 
  襲わせるって、、つまりは殺人って事ですか? 傷害ですか? レイプですか?
  それによりつくしの人生を狂わせ、その隙に道明寺さんを手に入れようとするなんて、あまりにも卑怯です」

優紀は、声を上げて叫ぶ
その声は親友を思っての憤りであり、身勝手すぎる理由に対しての激昂でもある
そして何も出来ず、ただ無事を祈る事しか出来なかった自分への腹立たしさも感じられる

そんな優紀の手を、総二郎がしっかりと握る

総「優紀ちゃん。 俺達も同じ思いだから。 それでその黒幕は誰だよ。
  そんな卑怯な手を使ってまで、司を手に入れようとした奴はよぉ」

あきらはジッと総二郎を見つめる
そして次に桜子
そして優紀へと視線をやる

直ぐにその名を口にしないあきらに、桜子がピンッときた

桜「まさか、、」
あ「あぁ、、そのまさかだ」

総二郎も気がついた

総「なんてこった、、」
桜「だから道明寺さんに会いに行ったんですね? 気を付けろと伝えたんですよね?」

するとあきらは、自嘲気味に笑う

あ「恋は水物だろ? どう言う手段であれ、司自身が愛し始めているのなら、わざわざ今回のカラクリを伝え、
  水を差すようなまねはしたくねぇ。 現に牧野は類の妻になっているしな」
総「まあ、、そうだな。 何も知らなかったとはいえ、傷心の司を救ったんなら、そこから愛が生まれても不思議じゃなぇ」

あ「だから俺は、疑問を投げかけただけだよ。
  快楽に溺れているだけじゃねぇのか?ってな。 と同時に、子供には気を付けろってな。
  そしたらあいつ、避妊はしてるってポロッと口を滑らせてよぉ。
  だからその避妊具も穴をあけられているかも、、って、脅しといてやったわ」

総「それで?」
あ「そうしたら青くなってたわ。 ついでに女との行為が快楽なのか愛なのかを見極める為には、
  他の女と寝てみれば?とアドバイスしてやったわ」

その言葉に、総二郎と桜子はクスッと笑いを洩らす

既に滋の方に気持ちが傾いているのなら、他の女と寝る事はしないはず
気持ちが揺れる事も無いはず
だが、根が真面目な司は、きっと、、試したくなるはず、、

桜「彼女の部屋の至る所に避妊具がありましたし、体を重ねる事で、手に入れたと自己満足しておられました」
総「たぶん、アイツの初めての女だろうから、かなり盛ってんだろうなぁ。
  まあ疑問を投げかけた事で、少しは冷静になれたんじゃねぇか?
  でも俺としては、そのままそいつと出来婚しても構わねぇと思うぜ?」

あ「癪だが、俺もそう思うわ。 
  何も勘付かねぇ司が悪いんだし、司も早く結婚してくれた方が、類と牧野もホッとすると思うしよ」

ここまで黙って聞いていた優紀だが、どう考えても彼女の事を話している様にしか聞こえない
でも彼女が黒幕であるはずがないと言う思いも拭いきれない
なぜなら、、彼女とつくしは親友なのだから

優「あの、、その女性って、、もしかして滋さん?」

我慢しきれず、窺うように問う
それでも内心では、違って欲しいと言う思いがある
だが、その思いは水の泡と消える

あ「あぁ、そうだ。 だが、滋本人が頼んだんじゃねぇと思う。 
  多分、娘可愛さの余り、父親が指示を出したんだろうな」

滋本人が依頼した訳ではないと言う部分には、少しホッとするが、それでもつくしが行方不明中にそう言う事をするのは理解できない
つくしを通しての付き合いだったが、明るくサッパリとした性格は、とても好感が持てた
だが、もう関係ない人、、と言う思いに変わる

優「道明寺さんの事はどうでも良いです。 
  どうせヨーロッパ出張にかこつけ、数時間でもつくしと過ごそうと思い、イタリアへ呼び出したんでしょう?
  ところが、つくしが行方不明になり、いの一番に自らの保身を図り、イタリアに呼び出した事すら教えてくれないし。
  あんな身勝手な人、、どうなっても良いです。 
  彼女にしても、そうまでして手に入れたかったんだから、ありとあらゆるテクで堕とせば良いんです。
  明るい未来を描いているのかもしれませんが、身体の繋がりだけで幸せになるはずがないんですから。
  ただ今回は、本当に花沢さんが居てくれて良かったです。 そして二人が結婚して良かった」

優紀の司に対する思いと、類に対する思いの違いに、苦笑が出る三人
そして、優紀の心からの安堵に、全くその通りだと頷く三人だった




にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト

16 Comments

There are no comments yet.
管理人のみ閲覧できます

-  

2018-10-15 09:16

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
管理人のみ閲覧できます

-  

2018-10-15 09:25

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
管理人のみ閲覧できます

-  

2018-10-15 09:26

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
管理人のみ閲覧できます

-  

2018-10-15 10:27

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
管理人のみ閲覧できます

-  

2018-10-15 12:34

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
Re: ちろ〜様

りおりお  

2018-10-15 12:42

あきらも、やっと全部を話しました
肩の荷が下りたでしょう
これからも親友達は頼りになりますからね
それに、司くんの現状の相談もできます
強い味方ですよね

EDIT  REPLY    
管理人のみ閲覧できます

-  

2018-10-15 14:11

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: キャ~様

りおりお  

2018-10-15 15:13

優紀ちゃんは、司君に対する信用信頼は無くなりましたね
そして、類君に感謝です
その上で、つくしちゃんを助けてくれた事に感謝です

優紀ちゃんの言葉に全てが凝縮されているような気がしますね

赤ペン、修正しました
ありがとうございます

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: ゆきり~様

りおりお  

2018-10-15 15:17

あきら君、全ての事を話しました
頼りになる親友達です
これから類君とつくしちゃんを守るためにも、真実を話し協力を仰ぎたいですよね

それに、司君の行動や許せませんがこのまま大河原の思惑通りに進む事も解せません
ただ既に愛が育っているのなら、どうしようもないし仕方のない事と思っているでしょうね
だってもう、つくしちゃんは手に入らないし邪魔をして欲しくないですから

さてどうなるかなぁ

お姉ちゃん、無事帰って来てよかったです
楽しかったでしょうね

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: mayumi~様

りおりお  

2018-10-15 15:20

優紀ちゃんの言葉に、皆も納得です
その通りですよね

司君とつくしちゃんが恋人だったとしても、その時の行動はどちらが恋人?って感じの物
類君がつくしちゃんを守ったし、類君が居なければつくしちゃんは今頃、、
それを考えると、そこから愛が育ったとしても責める権利はありません

さて、皆で秘密を共有する事が出来ましたが、これからどうするかな?
少なくとも大河原は許せないはずですし、、

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: り~様

りおりお  

2018-10-15 15:23

そうです
司君が今更何を言っても遅いんです
その時の行動が悪かったんですから

それでも、類君とつくしちゃんが結婚したと知られたら、何をするか分りません
それだけ感情的になる人ですからね
だからこそ、あきら君は真実を話し、協力を仰いだのでしょうね

司君と滋さんがどうなろうと関係ないですけど、大河原社長の思惑通りに進む事も許せないはずです
それにあきら君と総ちゃんは、司君の親友です
優紀ちゃん程、あっさりと見守る事は出来ないのかも?
まあ、本人の気持ち次第と言ったところでしょうかねぇ?

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: さとぴ~様

りおりお  

2018-10-15 15:27

あきらの話に、その名前を出さなくとも黒幕が分かった総ちゃんと桜子
そして、その名前が信じられない優紀ちゃん
でも、結果的に守ったのは類君だし、司君が今更どうこう出来ない
とにかく二人の邪魔をして欲しくないと言う思いでしょうね

でも総ちゃんとあきらくんは、司君の親友でもあります
大河原の思惑通りになるのも、ちょっと、、という考えもあるはず
それでも既に愛が育っているのなら、やっぱりそっと見守るつもりでしょうね
桜子は、イライラしているでしょうけど、、、

EDIT  REPLY    
管理人のみ閲覧できます

-  

2018-10-15 20:54

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
管理人のみ閲覧できます

-  

2018-10-15 21:08

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: miz*~様

りおりお  

2018-10-15 21:08

優紀は怒り心頭ですね
つくしちゃんが死ぬところだったんですから
それを思うと、どうしても許せないのでしょう
それが言葉となって出ました

名前だけの恋人よりも、自分を犠牲にしてまで守ろうとする親友の方がカッコいいですし信用できますからね
その親友と結婚した方が、絶対に幸せになれる
たとえ記憶が無くても、、と言う思いでしょうね

楓さんはどう行動するかなぁ?
まあ大河原は既に切ったも同然ですからね

明日もお楽しみに

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: ゆきた~様

りおりお  

2018-10-15 21:15

優紀ちゃんは、怒り心頭ですからね

司君は恋人なのに、どうしてつくしちゃんを探さないのか?
どうして死んだと直ぐに諦めるのか?
どうして自分達にも嘘をついてまでイタリアに言った事を隠していたのか?
つくしちゃんが行方不明になったまだ数カ月だと言うのに、簡単に他の女性を抱く意味が判らない

そんな所でしょうね
優紀ちゃんがこんなに怒る事は珍しい事
つくしちゃんが危機一髪だった事が、その怒りを増幅させたのでしょうね

EDIT  REPLY    

Leave a reply