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LET'S AFTER ♫<完>

173 桜子との再会②

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桜「何か花沢さんに気を遣わせたようですね」
つ「そんな事無いよ。 それより花梨ちゃん、本当に大丈夫?」

桜「はい。 私も初めはビックリ致しましたが、『発達性股関節脱臼』と言う物は、ほとんど治るそうですし、
  その後は普通の生活が出来るそうですから」

つくしはそれを聞き、ホッと胸を撫で下ろす
イタリアに来た頃は、桜子が花梨を妊娠中だった
するとすぐにつくしの妊娠も発覚し、会いたくても会えなくなった

イタリアとフランスは近いと言っても、身重だと何かと大変だ
その上、幼子連れとなると、もっと大変になる
そこで出産後に会う事にしたのだが、花梨の病気が分かり移動は難しいとなった
その為、つくしがフランスへ来たと言う訳だ

つ「旦那様も連れてくれば良かったのに」
桜「そう言ったのですが、PROMISEのMarineとKIRAには、恐れ多くて会えないそうです。
  あっ、以前先輩にサインして頂いたCDを覚えています?」

つ「あぁ、、あったね。 そんな事が、、」
桜「はい。 そのCDを差し上げた内の一人です。 それぐらい大ファンなんです」

つ「くすっ。 今はこんな普通のおばちゃんになってるのにね」
と、クスクスと笑う

桜「それに、私に気を遣ったんだと思います。 
  主人が来たら、PROMISEの話ばかりをし、私と先輩のオシャベリの妨げになりますから」

気遣いの出来る優しい旦那様だ、、とつくしは思う
突然の結婚だったが、今もこうして仲が良いと言う事は、これはこれで良かったのかもしれないと思う

つ「幸せなんだね?」
桜「はい。 とても。 先輩の所にも負けてはいないと思います」

つ「ふふっ。 良かった。 桜子が幸せで」
桜「それで華音ちゃんは、正式に婚約されたんですよね?」

つ「うん。 今年の夏にNYへ行った時にね、、」
つくしはNYでの話を始める
華音の婚約の話、心音と総二郎の話などを

流石に心音の恋の相手が総二郎と言う部分に、桜子は驚く

桜「凄いですね。 まあ西門さんはカッコいいですけど、あまりにも歳の差がありますし、花沢さんは複雑なのでは?」
つ「うん。 年齢差はあるけど、総の事は誰よりも認めているし、心音もイタリアに来てからもずっと茶道を頑張ってる。
  だから時を待つって言うか、、」

桜「心音ちゃん次第って事ですか? 後、西門さん次第?
  あっ、でも西門さんがこの年齢まで結婚しないのは、、」

桜子は、続く言葉を敢えて止めた
つくしも、ウンウンと頷き、、

つ「そうだと思う。 私は何も気にしていないし、総にも早く幸せになって欲しいと思っているんだけどね」

桜子は、総二郎のつくしへの思いの深さを知っている
PROMISEの危機の時、総二郎はヨンファとのデュエット以外に、類と付き合っていた事にかなり怒りをあらわにしていた
そのつくしの手を傷付けた事は、かなりのショックとして心に残ったはず
だから今も懺悔をしつつ、、と思いながら、子供達の方へ視線をやる

そこには、健斗と遊ぶ心音の姿
どことなくつくしの面影を残す心音が、総二郎の事が好き?
これも運命?
一期一会?
出会うべくして出会ったと思えなくもない

桜「なんとなくですけど、心音ちゃんと西門さんって、お似合いかもしれませんね」

先輩の分身である心音ちゃんが、西門さんの心を救ってくれるような気がします
決して、言葉には出せませんけどね

つ「私は、心音の意思に任せる。 それこそ、健斗君が運命の相手かも知れないしね」

確かに仲良くブロックを積み上げ遊んでいる
心音ちゃんは、まだ小学生
今後も、色々な人に出会い、恋の相手が変わってもおかしくは無い

桜「それだと、凄く嬉しいです」
と、つい本音が洩れた

つ「それで桜子。 今更だけど聞いても良い? 何であきらと別れたの?」

桜子はクスクス笑う
ホントに今更だ
だが、今だから聞けると思ったのだろう

桜「美作さんは、凄く優しい方でした。 でもそれは、私以外の人にも!でした。
  得意先の令嬢をご自宅に送り届ける。 中に上がりお茶を飲む。 
  もちろん二人っきりでは無い。 やましい事など一切ない。 
  仕事上の付き合いだからとおっしゃられるんですが、それが私には耐えられなくなったんです。
  確かに会食後、酔って足取りの覚束ない女性を放って帰る事は出来ない性格の人です。
  でも彼女である私の事は考えてくれないのだろうか? 
  タクシーなり他の誰かに送らせても良いんではないか? 何で自分で行うんだろうか?
  身体を重ねる相手は私だけだからと言うけれど、私は心も満たして欲しかったんです。
  私自身、こんなに嫉妬深い性格だと言う事に、美作さんを好きになって初めて気づかされました。
  そして、だんだんと自分自身が嫉妬で醜くなっていくのに耐えられませんでした」

つくしは、ウンウンと頷きながら聞いていた
桜子は思った事をなかなか口に出さないし、表情にも出さない
だからあきらは、桜子の思いを軽視したんだろうか?
それとも物分かりの良い女の子に見えたのだろうか?
そこからズレが生じて修復不可能になったのだろうか?

桜「でも、それがあって今の幸せがあります。
  フランス人の性格なのか、愛の言葉やスキンシップも過多ですし、子育てをしながら
  のんびりとした日々を送れています」
つ「そっか」

桜「はい。 恋について学びました。 愛するより愛される方が幸せですよね。 先輩の所と一緒です」
つ「ううん。 我が家は愛し愛され? 同等だと思うけど?」

桜「そう言う事にしておきます。 そう言えば光音君も先輩にベッタリしなくなりましたね」
つ「あ~。 親子は結婚できないと知ってね、、」

二人のガールズトークはまだまだ続く
その視線の先には、愛しい子供達の姿
こうして月日が経ったが、やはり気心の知れた相手とのおしゃべりはこの上なく楽しい

二人は、時間の許す限り語り合い、また会う約束をしてお開きとなった

桜子が二人の子供を連れ花沢邸の門を出た所で、桜子の旦那様が駆け寄り、軽くキスを交わす
そして桜子からベビーカーを受け取り、仲良く帰っていく姿をつくしは遠目に見て、ほっと安堵する

色々あって今がある
それが幸せなら、何も言う事は無い

するといつの間にか横に類が立っていた

類「三条、幸せそうだな」
つ「うん。 私達の所より、幸せだって言ってた」

類「それは無いでしょ? 俺達が一番だし!」
つ「もう! そんな所で張り合わないの!」

類「でも、つくしもそう思ってるでしょ?」
つ「、、、、、少しね、、、」

二人はクスクスと笑いあう
そして、桜子夫婦に負けじと、チュッ❤、チュッ❤、チュッ❤と三回軽いキスを交わした




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8 Comments

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2019-01-22 09:27

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2019-01-22 09:46

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りおりお
Re: ビオ~様

りおりお  

2019-01-22 09:54

あきら君は優しいし気遣いが出来る
でも、彼女としてはそこまでしなくても、、と思う
そこから歪が出てきて、修復不可能になったのでしょうね

桜子は、頭がよく物わかりが良いと言うイメージですけど、恋する女なら誰でも『自分だけを見つめて』という思いが生まれますよね?
そこにあきら君は気づかなかったのかも
好きになればなるほど、独占したくなりますものね

でも、今の旦那様は桜子だけを見てくれるようですね
それに労わる人でもあるようです
何より、桜子が幸せそうで良かったです
もちろん、あきら君も今は幸せな家庭を築いていますからね

そして、、類君とつくしちゃんも、誰よりも幸せと言いきれる素敵な夫婦です

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りおりお
Re: ゆきり~様

りおりお  

2019-01-22 09:59

ママ友の存在は大きいですよね
いろいろ相談出来、語り合える事で、心配事も解消されたりしますから
それに子供が小さいと、上手く伝わらない事も、ママ友に確認できたりする(笑)

でもねぇ、、そのママ友も時代の流れとともに変わってくるんですよ
まず幼稚園から小学校に変わる時に、同じ小学校でなくなると疎遠になる
次に中学から高校になると、また疎遠になる
高校になる頃には、もうママ友も少なくなって、、
職場も一緒です
仲の良かった人も、辞めると疎遠になる
寂しいですね
今はこうしてブログで繋がる皆さんとの何気ない会話で癒されております
何時もありがとうございます<(_ _)>

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2019-01-22 10:11

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2019-01-22 10:20

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りおりお
Re: 真~様

りおりお  

2019-01-22 14:30

おぉ、、そうだったんですね
案外いる物ですね
私の娘の同級生がそうでした

お腹にいる時には判らなかったらしく、生まれて数か月後に判ったらしいです
そこからしばらくの間は、お話のような固定器具を装着していました
でも小学生になる頃には元気一杯走り回っていましたし、中学ではバスケ部に入っていました

生まれてからも色々と心配は尽きないものですよね

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りおりお
Re: り~様

りおりお  

2019-01-22 14:33

桜子も幸せに暮らしているみたいですね
それに旦那様も気遣いの出来る素晴らしい人のように感じます
そして桜子一筋なんでしょうね

あきらとの別れの原因も分かり、こうして別々の道を歩いていますけど、そこに新たな幸せを見つけた二人、、
今は、これがベストだったと思う類君とつくしちゃんですね

そして、総ちゃんと心音ちゃんの恋に驚く桜子ですけど、納得する部分もあったようです
総ちゃんがどれだけつくしちゃんの事を好きだったか、その好きな人に一生の取り返しのつかない事をした後悔
これは総ちゃんに取って、一生懺悔として背負っていくもの
それを背負いながらも心癒される相手は、やはりつくしちゃんの面影を残した心音ちゃんだとしても不思議では無い
という見解のようです

さて、、二人の未来は?

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