FC2ブログ

Welcome to my blog

LET'S AFTER ♫<完>

番外編⑯ (総二郎編④)

14
結婚式や披露宴も無事終わり、二人はそのままホテルで宿泊する事にした
それは、疲労困憊の心音を早く休ませたいと言う総二郎の思いからだ

シャワーを済ませた心音は、ドキドキしながらバスルームを出ると、丁度ルームサービスが運ばれたところだった

「おっ、心音。 お腹空いただろ? 適当に頼んどいたから好きな物を食べろよ。」

確かに緊張から食べ物を全く口にしていない
だが特にお腹も空いていない
なぜなら、今も別の理由で緊張しているからだ

でも総二郎の気遣いを無碍にする事も出来ず、テーブルに着くとサンドイッチを手に取った
目の前の総二郎は、ホテル設置の寝巻に袖を通し、洗いたての髪が額を隠し別人を思わせる
そして綺麗な仕種でシャンパンを飲み、オードブルを摘まむ姿は色香が漂う大人の男性を思わせる

それに比べ、自分の前にはマンゴージュースが置かれ、結婚と共にシャンパンで祝う事も出来ない
その上、自分はもちろん初めてだが、総二郎は初めてではないだろう
かなり余裕に見えるのがその証拠だ

「心音。 疲れてねぇか?」
「うん。 少しだけ。」

「白無垢や色打掛とか、かなり重かっただろ?」
「うん。 でも憧れてたから。」

一方の総二郎も、この空気感に戸惑っていた

式が終わりこの部屋に入った時から、心音の緊張が手に取るように判った
何時もの屈託のない笑顔は鳴りを潜め、引き攣るような笑顔に変わっていた
とりあえずシャワーを勧め、その間に自分もシャワーを浴びた

まだ16歳になったばかり
心音の思いは間違いなく自分に向いているだろうが、体は追いついていないのかも知れねぇ
結婚=身体の交わりと強制的に契りを結ぶのではなく、心音の心と体がその時を望むようになるまで待とう
ただでさえ、結婚と同時にあの小さな体に家元夫人と言う重圧がかかっている
高校生との二足のわらじの日々は、心身共に疲れるだろう
心音が壊れないよう、今まで以上にしっかり支え、見て行こう

そう思っていたのに、、
バスルームから出てきた心音に、ドキンと胸が高鳴った

白い頬がピンクに染まり、プックリ膨れた赤い唇が妙に色っぽい
だが襲う訳にもいかず、ましてや怖がらせる行為も出来ず、シャンパン片手に必死に熱を冷ましていた

「心音の白無垢姿。 凄く綺麗だった。」
「総ちゃんも、凄くカッコ良かった/// それに今も///」

「そうか? ただのおじさんだろ?」
「こんな色っぽいおじさんはいないと思うよ?////」

心音の照れた表情と自分を褒める言葉
何より『色っぽい』と言う言葉が嬉しい総二郎は、自然にニコリと微笑む

「もっ//// もう/// 総ちゃんズルイよ! 何でそんなに余裕なの? 
そりゃ、総ちゃんは初めてではないだろうけど、私は初めてでドキドキしてるんだからね。 
でも痛いのは初めだけって言うし、ママもねぇねも幸せを感じるし愛しさが増すし何より深い絆が生まれるって言ってたから、怖いけど頑張ろうと思うけど、、、ドキドキが止まらなくて。」

一気に話す心音は、緊張マックスで切羽詰っていると感じるが、今日、体も夫婦になりたいと伝えているのが分かる

「お前には、俺が余裕に見えるか? 
お前の色っぽい姿に煽られドキドキが止まらず、シャンパンで必死にその熱を冷ましているんだぜ?」
「えっ?」

「しかもこれからは、誰に憚る事無く愛を囁き合えるし、キスも出来るし、お前に触れる事が出来る喜びで舞い上がって、余裕なんか全くないんだぜ?」
「うっそ!!」

心音は驚きの表情で総二郎を見る
総二郎は、クシャリと表情を緩める

「でも別に今日でなくても良い。 まだ夫婦になったばかりだろ? 
まずは飽きるまで愛を囁き合う事から始めようぜ? 
約束していただろ? 結婚後はいくらでも言ってやるってさ。」
「うん/// でも、飽きる事は無いからね///」

「あぁ。 知ってる。」

総二郎は、椅子に背を預け両手を広げる

「来いよ。」

その言葉に、心音はテーブルを除け、総二郎の胸に飛び込みギュッと抱きしめる
その心音を総二郎もギュッと抱きしめると、耳元に告げる

「好きだ。 愛してる。」

耳元からダイレクトに伝わる総二郎の思い
そして香りと温もり
それを感じながら、心音の口からも愛の言葉が洩れる

「総ちゃんが好き。 ココも愛してる。」

心音の言葉が、総二郎の身体を駆け巡る
それは直ぐに身体の芯に熱い炎を灯す

「心音。 愛してる。」
と告げると、心音の唇に熱いキスをする
触れるだけのキスから、次第に深く舌を絡めるキスへと

心音も初めての事で驚く物の、身体の芯が熱くなるような蕩けるキスに夢中になる
だが息が続かず、総二郎の胸を叩き唇を外す

「はあ、、はあ、、息が出来ない、、」

肩で息をする心音
総二郎としても、ゆっくり進めようと思っていた
だが、箍が外れたように心音の口中を味わい酔いしれていた
まるで高校生のやりたい盛りの男のように
だが正しく今、自分の身体はそうなっているのだから仕方ない

「なあ心音。 このままお前を愛したいと言ったら嫌か? もうちょっと待った方が良いか?」
「ううん。 だって総ちゃんだもん。 
総ちゃんと夫婦になりたいと思ってたし、それは戸籍上だけじゃなく、体もちゃんとした夫婦になりたい。」

総二郎は心音の髪を耳にかけてやる
心音の表情はキスにより上気し、艶を帯び色っぽい

「怖いだろ?」
「うん。 でも嬉しい方が勝つかな? それに総ちゃんのキュウリぐらい我慢できる。」

キュウリ?
総二郎は何のことだ?と疑問に思う

「アンのトウモロコシや、パパの人参はちょっと待って!と思うけど、キュウリぐらいなら耐えられる。」

アンドリューはトウモロコシ?
類は人参?
俺はキュウリ?
それって、アレのサイズか?
言っとくが、そんなに小さくねぇぞ!!
と思い、直ぐ訂正しようと口を開けたが思いとどまる

バナナやゴーヤと言えば心音に恐怖を与えるだけ
やる前から恐怖を与えれば、上手くいくはずがない
それは後で心音自身が判断すれば良い事だ

「それとそのキュウリを口に入れるタイミングを教えてくれる? 口に入れてしっかり濡らさないと、入らないんだよね?」

そう言えばフランスでいろいろ教わったんだよな?
それなりの知識はあっても、いろいろ間違ってんじゃねぇか!!

「そんな事しなくても入るんだよ。 だから今日は口に入れなくて良いからな。」
「えっ? でも、、」

「今日は俺に心音を愛させてくれ。 時間はまだまだたっぷりあるだろ? 
明日も明後日も、これから未来永劫、俺の身体は心音の物だからさ。」
「うん////。 じゃ、明日はココが総ちゃんを愛してあげるね。」

総二郎は心音の言葉にニコリと笑みを漏らす
そうして貰えると嬉しい
だが無理強いはしたくない
とにかく今は、心音を愛したい

総二郎はそっと心音を抱き上げ、ゆっくりベッドへ向かう
そして静かに降ろすと、心音の瞳をしっかり見つめる

「キスする時は、鼻で息をしろよ! それと声が出そうになったら我慢するなよ」
「声?」

「そっ! 甘く艶のある俺を煽る声だ。」
「分かった。 鼻で息をして声を出す!」

心音はしっかり総二郎を見つめ告げる
その瞳は澄んで、とても綺麗だ

総二郎は心の中で誓う
この澄んだ瞳を、これからも汚す事無く守り抜くと

「心音。 愛してる。」
「総ちゃん///」

心音は両手を伸ばし、総二郎の首に巻きつける

「心音も総ちゃんを愛してる。」

心音には敵わねぇ
心音の前では単なる恋する男じゃねぇか
余裕も全くなく、がっついてしまいそうだ
そうなったらゴメンな
とてもじゃねぇが、抑えられそうにねぇ

「愛してる」
の言葉と共に、心音に覆い被さりキスをする

その総二郎の手は、緊張の余り震えていた


にほんブログ村 小説ブログ 二次小説へ
にほんブログ村


ちなみに、、、この先は書きません
お許しを!!





関連記事
スポンサーサイト



14 Comments

There are no comments yet.
管理人のみ閲覧できます

-  

2019-09-13 09:21

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
管理人のみ閲覧できます

-  

2019-09-13 09:24

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
管理人のみ閲覧できます

-  

2019-09-13 09:33

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
管理人のみ閲覧できます

-  

2019-09-13 09:40

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
管理人のみ閲覧できます

-  

2019-09-13 09:54

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: てみま~様

りおりお  

2019-09-13 10:03

この続きは考えても考えても分からなくて(笑)
いつもの軽い総ちゃんならなんとなくわかるんですけど、愛する人との交わりはどうやるんだろう?
特に汚れないココちゃん
親友の子供
しかも小さいころから知っている
それらを踏まえた時、、どうやって挿入するのか全く分からなくて(笑)

ご想像してください
きっと優しく、、優しく、、だと思います(笑)

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: るいか様

りおりお  

2019-09-13 10:10


ごめんなさい
決して類君のエロしか書かないっていうんじゃないのよぉ
でもね、、幼いころから知っているココちゃんを、総ちゃんはどうやって抱く?と思った時、全く想像つかなくて(笑)
優しく優しく、、でしょうけど、、
それにココちゃんの艶のある声が想像できなくて(笑)

アンドリューと華音の時もスルーしたんですけど一緒です
書けないんですよぉ、、

んで、子供の名前を拝借させてもらいました(笑)
凛ちゃんですよねぇ
可愛いですよねぇ
是非是非写真をお待ちしております~~

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: ビオ~様

りおりお  

2019-09-13 10:15

まさかの寸止めです(笑)

っていうか、総ちゃんがココちゃんを愛する描写が思いつかないんですよ
どうやって解す?
ココちゃんのあそこに総ちゃんが顔を近づけられる?
どうやってキュウリを入れる?

少なくとも、ココちゃんを怖がらせることなく進める必要があり、総ちゃんのテクが分からない(笑)
類君とまるっきり一緒になっちゃいそうだし(笑)
って事で、後はご想像にお任せします(笑)

でも、、きっと素敵な一夜になるんでしょうね

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: まりぽ~様

りおりお  

2019-09-13 10:20

朝から何という会話をお届けしているのか(笑)

でも、総ちゃんの胸の内、、
もう少しココちゃんが大人になるまで待とうという必死な葛藤
それに対し、ココちゃんの胸の内
早く本物の夫婦になりたい→合体に憧れや興味もある

総ちゃんだってやりたくて仕方なかったはず
初めてのココちゃんだし、愛している人だし、恐がらせたくないし、、
色々な葛藤も、ココちゃんの言葉で飛びました
フランス育ちですからね
それなりの知識はあるんです
でも実践はまだだしそれも見ていない
決してキュウリじゃないという総ちゃんですけど、ココちゃんは何と例えるかなぁ?(笑)

とにかく、、総ちゃんも初めての時のように緊張マックスです
この後は、、二人だけの秘密という事にしたんですけど、美馬様からおしかりのコメントが(笑)
寸止めは駄目らしいです(笑)
でも書けないんですよぉ(笑)

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: ゆきり~様

りおりお  

2019-09-13 10:23

ありがとうございます
総ちゃんとココちゃんの初夜は、二人だけの物
そこは妄想してください(笑)

というか、生まれた時から知っている総ちゃんが、どうやってココちゃんと繋がる?
全く想像できませんよねぇ
って事で、三日悩みさじを投げました(笑)

とにかく幸せな夫婦がまた一組出来たという事と
総ちゃんがこうしてただの男になれるのは、ココちゃんの前だけという事が分かっていただければ嬉しいです

EDIT  REPLY    
管理人のみ閲覧できます

-  

2019-09-13 11:01

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: り~様

りおりお  

2019-09-13 13:39

総ちゃんも、キュウリではないことを声を大にして伝えたいところ
でも怖がらせてはいけないし難しいですね
それよりも、ココちゃん、、ちょっとばかし知識はある
まあ間違った知識も多分に含まれていますけどね(笑)

それらを修正しながらきちんとした関係を結ばなければならない総ちゃん
ご苦労様です
それよりも今は、愛する人との関係でいっぱいいっぱいの様子
純粋無垢なココちゃんですからね
それに赤ちゃんの頃から知っていますからやりにくいでしょうね
でも嬉しくて仕方ない、、
請求にならないようにゆっくりと優しく、、

幸せにね

EDIT  REPLY    
管理人のみ閲覧できます

-  

2019-09-13 16:42

このコメントは管理人のみ閲覧できます

EDIT  REPLY    
りおりお
Re: シマエナ~様

りおりお  

2019-09-13 17:12

『総ちゃんと心音ちゃんの恋を応援する会』の会長様
今まで二人を見守っていただきありがとうございました(笑)

二人もやっと結婚し、そして初夜を迎えることとなりました
総ちゃんも、ココちゃんを前にしてはただの男
どちらかというと、ココちゃんの方が積極的
まあ興味もあるし、その日を楽しみにしていたでしょうしね
それに、ココちゃんのママもねぇねも、『愛が深まる』と言っていたしね
楽しみで仕方ない様子

それに対し総ちゃんは、嬉しいしドキドキするけど、怖がらせちゃダメだし大変だと思います
それでなくとも愛する人との行為で緊張マックスですしね

それが最後の描写で分かっていただけたシマエナ~様には感服します
総ちゃんですら、手が震えるんですよ💓

って事で、何とか総ちゃん編も終わりました
ここまで書けて私も満足です

EDIT  REPLY    

Leave a reply