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❤献上作品❤

『カケル❤ツケル』 (空色さんへ誕生日プレゼント)

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こちらは、『空色の時間』こと空色様のお誕生日に献上した作品です
空色様のお部屋はパス制となっていますので、こちらにもアップさせて頂きますね
お楽しみくださいませ








英徳学園のF4ラウンジに、つくしがやってきた
そこには、総二郎が寛いでいた

「あっ、西門さん。 こんにちは」
「今、来たとこか? 外は暑いだろ?」

「うん。 かなり暑いね」

つくしは、総二郎とは対角線上の離れているソファーに座る
そして日除けとして羽織っていた服を脱ぎ始めると、条件反射のように総二郎の視線はその一連の動作に目がいく

(こいつも女っぽくなったよな。 昔は日焼けなんて気にもしていなかったのにさ。 類と付き合うようになって変わったよな)

つくしは、脱いだ服を簡単に畳み、それを鞄にしまうのだが、ノースリーブから覗く白く細い腕に目がいく

(こいつ、こんなに白い肌だったか? まるで陶磁器の様にすべすべしてんじゃね?)

つくしも、総二郎の視線に気づく

「何?」
「あっ、いや。 日焼けとかしてねぇな、、とか思ってさ」

総二郎は、焦ってどうでも良い事を告げる

「あぁ、桜子に注意されてるからね。 『顔だけではなく、身体にもシミが出来るんですから日焼けは厳禁です!』ってね」

つくしは、桜子の口調を真似て面白おかしく告げる
総二郎も、なんとか誤魔化せたことにホッとする

「あっ、、西門さんにちょっと聞きたいんだけど、、」
「ん? なんだ?」

「あのさ。 西門さんもつける?」

(ん? つける? 何を?)

総二郎は、何を?と悩むが、つくしの話に耳を傾ける

「昨日、類につけられちゃって。 しかも所構わず!」

(類につけられる?) 

総二郎は、つくしをよく見ると、確かにキスマークが見え隠れしている

「まあ、夏だしなぁ」

(お前のダダ洩れの色香に、類の奴の理性が崩壊したんじゃね? まあ、牧野にしてみれば、つける場所に注意しろって事だろうな。 夏は薄着になるし、着る物に困るよな)

「でもね、まだ始まったばかりじゃない? それなのに、我慢できないって言うんだよ?」

(確かに付き合い始めたのはほんの数か月前からだけど、元々類はお前の事が好きだったんだし、仕方ねぇんじゃね? それに夏は、なにかと開放的になるしよ)

「まあ、、男の方が熱くなるし、我慢出来ねぇもんだよ」

(そうなの? 男性の方が体温が高いの?)

「でもね、許可なくピッってかける?」

(えっ? それって、、、あれの事だろ? 俺でもまだ体にはかけてねぇぜ? だって避妊してっからよ)

「おい。 類の奴、、いきなりかけたのか?」
「うん。 いきなり、ピッ! ってね」

(って事は、やっぱり身体のどこかに? だよな? って事は、避妊していない?)
(びっくりしたのよね。 だってまだ初夏だよ? 外は、30度ぐらいだよ?)

「それは災難だったな」
「うん。 あたしとしては、もう少し我慢してほしかった」

(いきなりはビックリするよな。 でも、ああいう物は突然発射するし、類もかけるつもりは無かっただろうし、、)
(せめて外の気温が35度になるまで待って欲しかった)

「だよな」
「うん。 それに、あの匂い!!」

(まあ、独特の匂いがするわな)
(まっ、初めの内だけどね。 つけた時に、何とも言えない匂いがするんだよね。 きちんと掃除をしていても、年数が経つとどうしても匂うのよ)

「って事は、顔にかかったのか?」
「顔から身体全体?」

(すっげぇ、、良く飛ばしたなぁ)
(そりゃ、全体にかかるでしょ? でも最近のは、ピンポイントって言う機種も出ているかな?)

「でも、嫌だったら嫌って言えよ? これから毎回かけられるぞ?」
「でもね、、一度かけられちゃったら、それの虜じゃない?」

(お前、、、それって、、顔射OKって事か? 虜って、、どれだけ気に入ったんだよ。 って言うか、類の奴、何も知らない牧野を調教してねぇか?)
(もう無理でしょ? 一度アレを体験したら、我慢していたことがバカみたいじゃない?)

「お前、まだ始まったばかりだろ? もっとゆっくりでも良いんじゃね?」

(この調子だと、かなりやばいんじゃねぇか? あいつの趣味は知らねぇけど、夏休み中家に籠って、、やりまくる?)

「だよね? そう思うんだけど、、、気持ちいいじゃない? 止められないじゃない? 部屋を移動しても、またそこでもピッとかけるの」

その言葉に、総二郎は絶句だ

(確かに、それは気持ち良い。 って言うか、俺は気持ち良い。 でも女の方は、男性の手腕によるだろ? って事は、類の奴かなりのテクニシャン? にしても、いろんな場所でやってるのか?)
(電気料金を気にして出来るだけ我慢していたんだけど、もう無理だよね。 でも、部屋を移動するときは、きちんと消さないと勿体ないよね)

「まっ、お前が嫌じゃねぇんなら良いんじゃね? ただし身体に気を付けろよ」
「だよね。 気を付ける! 昔は、夜はそれなりに、、だったのにね。 時代の流れかな?」

(昔も今も、それなりに!なんだよ。 確かに昔と違って栄養ドリンクとか普及してっから体力回復も出来るけど、それでも今もそれなりに!なんだよ。 こんなのに時代の流れも何もねぇよ! でもまあ、牧野もそれの虜になってるし、愛を深め合うには良いんだけどよぉ。 身体を壊したら元も子もねぇだろ? 類の奴、加減って物も知らねぇのか? 仕方ねぇ。 俺があいつに忠告してやるか? 牧野の方も嫌がってねぇけど、家の者の心証が悪くなるんじゃねぇか?ってよ)
(昔は、一日中つけっぱなしは体に悪いから、タイマーをかけるように!って言われていたけど、今は、夜も一日中つけるように!って言われてるよね。)

そこに類が入ってきた

「牧野。 お待たせ」
「あっ、類!」

類は、もちろんつくしの隣に座る
その類に、早速総二郎が忠告を始めた

「類! お前なぁ、所構わずつけるなよな」
「へっ?」

類は、何の事?と総二郎を見る
その総二郎の言葉に、つくしも付け足す

「ほらっ、昨日類が付けたでしょ? 我慢できないって言って!」
「あぁ、、あれね。 だって我慢できなかったし」

「我慢できないからと言って、所構わずつけるか? それに、俺も付けているって言ったらしいな!」
「あぁ、、言ったよ? だって、総二郎なんて、一年中つけてるでしょ?」

(はっ? そりゃ、一年中やりまくってるけど、跡は残さねぇよ! それが俺のポリシーだ!)

総二郎は、やれやれと言う顔をする

「お前なぁ。 俺が付ける訳ねぇだろ? 一つでも跡を残してみろ! その女がある事ない事言いふらすかも知れねぇし、誤解されるかもしれねぇだろ?」
「ん?」
「へっ?」

総二郎の言葉に、類とつくしはキョトンとした表情だ
ただ類は、総二郎が誤解していると気付く

(跡? 女? 誤解? って、もしかして、、こいつ何か誤解してない?)

「お前なぁ。 牧野の鎖骨に跡を残しているだろうが!!」
「えっ///////」

つくしは言われて初めてキスマークが見えている事に気付く

「俺はそんな跡は残さねぇよ。 ちなみに、女を抱いても体や顔にかけた事はねぇよ! それなのにお前ってやつは、牧野の身体や顔にかけまくっているらしいな! しかも所構わず! 夜中もずっとらしいな? まあ、愛を深めるのは良い事なんだけどよ、牧野もそれの虜って言ってたしよぉ。 でも少しは体を気遣ってやれよ」

つくしは、真っ赤だ
だがキスマークを付けている為、反論しようにもその言葉が思いつかない

(違う違う!! それの虜って言ってない!!)

それに代わり、類がニンマリとした表情で口を開く

「ご忠告どうもありがと。 確かに、牧野の身体に盛ってる。 昨夜もずっと愛し合っていたしさ」
「るっ/////るい//////」

類は、真っ赤になり口をパクパクしているつくしに、にっこりと笑いかけた後、再び総二郎に向き合う

「でもさ。 俺はまだ、牧野の顔や体にかけた事は一度も無い。 総二郎と同じように避妊具の中に発射してる。 これは、牧野の希望だから仕方ない。 本当は、生でやりたいし中に出したいんだけど、そこはグッと我慢してる」
「えっ? でも許可なくピッとかけたって、、、」

するとつくしは、小さな声で呟く

「それ、エアコン! エアコンのスイッチをピッってかけたって事」
「エアコン!? でも顔から身体にかかったって言ってただろ?」

「それ、、風が当たったって事。 ピッってスイッチを入れたら、勢いよく顔や体に冷風が当たるでしょ?」
「あの独特の匂いが嫌だって言わなかったか?」

「ほらっ、数か月ぶりにエアコンのスイッチを入れると、埃とかの匂いがするでしょ?」

(そうなのか? エアコンって一年中使うだろ? 夏は冷風、冬は暖房、梅雨時期は除湿、それ以外は空気清浄、季節によっていろいろ変えてさ)

「総二郎は、一年中つけっぱなしだから、その独特の匂いが分からないんだよ」

(なるほど。 だからピンとこなかった訳だ。 いや、すっかりそっち方面を考えていたから分からなかったのか?)

「でもなんでエアコンの話をしていたのに、西門さんはそっち方面を想像するのかなぁ?」
「それは、こいつの頭の中は、そればっかり考えているからだろ?」

その類の言葉に、総二郎は焦る

「いやっ、牧野のキスマークを見たからだよ!! んで、牧野がそれの虜とかって言うから」
「やだっ//// って事は、あたしは///// それが好き////って言う、色眼鏡で見てたわけ? 信じられない////」

「総二郎は、女性を見るときの基準がそれだからね。 こいつはそっち方面が好きか嫌いかを見極めて声をかけてる」
「うっせ~!!!」

「でも、あながち間違いでもない。 牧野はすっかりそれの虜だよ。 けど俺限定だから、総二郎は手を出すなよ!」
「なっ/////」
「手を出す訳がねぇだろ!!」

「それと、昨夜も一日中愛し合ってた。 おかしいぐらい気持ちいいんだよね。 で、まだ初夏にも拘らず、すぐにエアコンをかけたって訳。 だって汗だくになるからね。 キスマークも張り切って付けられるしね。 だって俺の女って証だし、こうして他の男の牽制にもなるしね」
と、総二郎に向かってニヤリと笑う

総二郎は、もうお好きにどうぞ!と言う感覚だ
エアコンの事とは知らず会話をしていたが、実際はその通りだった訳だ
しかも惚気話を聞かされる始末

「はいはい。 俺はもう行くからよ。 後は好きにしてくれ」
と、総二郎は立ち上がり、ラウンジを後にする
その耳には、二人のイチャイチャする会話が何時までも聞こえていた


中庭まで出た所で、総二郎は大きく息を吸う

「んとに、、やってられねぇぜ」

ポツリと出た言葉と共に、ほんの少し羨ましさを感じた総二郎だった




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皆様は、エアコンをつける時に「かける」と言いますか?
「エアコンをつける」「エアコンをかける」
我が家は両方言います
そして「エアコンをかけて~~」と子供に言われた時、その「かける」という言葉に反応して生まれた作品です
何気ない言葉なんですけどね
そんな所に反応するのは私ぐらいかもしれませんね(笑)

そして、空さん
お誕生日おめでとう

赤いちゃんちゃんこを着るまでは、元気でいなくちゃね(笑)
もちろん、その後も元気なおばあちゃんになろう!!
これからもよろしくね(=^・^=)




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6 Comments

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-  

2019-07-12 13:24

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2019-07-12 15:37

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りおりお
Re: ビオ〜様

りおりお  

2019-07-12 17:46

勘違いシリーズ!
今回はエアコンでした!

ただエアコンをつけただけ…
それなのに…総ちゃんはいつもの如く壮大な妄想をしてくれました(笑)
これ、総ちゃんのハマり役ですよねぇ

また何か思いついたら、総ちゃんに頑張ってもらいますね(笑)

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りおりお
Re: り〜様

りおりお  

2019-07-12 17:54

単なるエアコンをつけるかどうかの話…
それが総ちゃんの頭の中では変なものに変換されて…

毎回のことですが、総ちゃんのはまり役なんですよ!
総ちゃんだから真剣に悩み、相談に乗ってくれて…良い人なんです
まあ、トンチンカンな妄想でのアドバイスなんですけどね

また何か思いついたらお届けしますね!

今年は去年に比べて涼しいような?
去年なんて5月からガンガンかけていたので!

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-  

2019-07-12 18:58

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りおりお
Re: ゆきた〜様

りおりお  

2019-07-12 19:11

我が家は両方使います
でも、カケルの方が多いかな?
でもよく考えたら、カケルってなんだ?ですよね
ツケルもどうなるの?
スイッチで考えると押すですよね?

カケルは何か液体をドバ〜と何かの上に流す(卵かけご飯)
ツケルは液体の中に何かをつける(つけ麺のような?)

でも…エアコンは液体じゃないんだけど、カケルともツケルとも言う
日本語って不思議ですね

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