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❤献上作品❤

『甘いモノ』 Gipskräuter様へのブログ開設3周年記念献上作品 

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こちらは、仲良くさせて頂いている『gypsophila room』のGipskräuter様のブログ3周年記念として献上した作品です
実は、あの話には続きがあった
それでは、お楽しみくださいね



『甘いモノ』





「なあ…良いだろ?」
「やだっ」

「なんでだよ?俺はお前のことが好きだし、お前も俺のことが好きだよな?」
「うん、好きだよ?」

「じゃあ、なんでOKしてくれねぇんだよ!」

総二郎は、目の前の女に懇願している
だが、目の前の女は、なかなか了承しない

目の前の女に、必殺流し目を向ければ、ポッと赤くなりモジモジするし、髪をかきあげれば、見惚れている

にもかかわらず、渾身のプロポーズには、全く良い返事を返してくれず、どうしたものか?と、さすがの総二郎も困り果てている

しかもだ!
目の前の女は、カフェに入るや否や、抹茶オーレに抹茶ケーキを注文し、それを美味しそうに食べている

俺が、どんな職業をしているのか知っている癖に、こういう図太い神経にも驚きだが、惚れた弱みか許せる俺がいる

お前ぐらいだぜ?
こうして抹茶に異物混入を許せる奴は!

「なあ?何で駄目なんだ?」
「だって…私、抹茶オーレ好きだし」

だよな…
俺を前に、堂々と飲んでるし…

「それぐれぇ、どうってことねぇよ!
お前とこの先も一緒に過ごせるなら、いくらでも飲めよ。
なんなら、とびっきりの抹茶オーレを作ってやるぜ?」

あぁ…
お前の為に、好きなだけ作ってやるよ
すんげぇ、美味しいやつをな!

「それに、抹茶ケーキも大好きだし、抹茶アイスも好きだよ?」

だよな…
お前、いつも食べてるもんな
でも、幸せそうにそれらを食べるお前を見ている時が、俺にとっては至福の時なんだぜ?

「知ってるよ!
俺ら、もう3年も付き合ってるんだからよ!
お前が、抹茶ケーキも抹茶アイスも、抹茶と付く物全てが好きってことも、よく知ってんだよ!
もちろん、俺のたてるお茶が一番好きって事もな!」

途端、ボッと頬を染める目の前の女
そんな可愛い顔をしながら、なんでOKしてくれねぇんだよ!
こうなったら、何がなんでも今日中にOKの返事を貰うからな!

「大丈夫だ!
誰も反対なんかしちゃいねぇ
それに、俺がこの先何があっても護るからさ」

「あのね…総のこと、すごく好きだよ?
でも、好みが合わないと、そのうち色んな物が合わなくなるでしょ?
それに…総は、私でずっと満足できるのかな?とか思ったり…」

つまり、食の好みが合わねぇと言いてぇのか?
そこから、歪が出ると?
それに、そのうち俺が浮気するってか?

甘いな!
俺がどれだけお前に惚れているか知ってんのか?
お前の好みに、俺が合わせてやるってんだよ!
それにお前と出会った瞬間から、俺の瞳はお前しか映さねぇんだ!
いい加減、俺の物になりやがれ!


総二郎は、目の前の女の食べかけの抹茶ケーキを口に放り込み、抹茶オーレを一気飲みする
そして、そのカップをコトンとテーブルに置くと…

「かすみ! 
お前が好きだ!
絶対幸せにする!
俺と結婚してくれ!」

かすみは驚いた顔をする

ダメか?
これぐらいじゃ、まだお前の心に響かねぇのか?

すると…そのかすみの顔が、泣き笑いに変わる

「よっ…よろしくお願いします」

かすみの言葉に、総二郎はホッと安堵する
と、同時に最高の笑顔を見せる


やっと…
やっと、了承してくれた…

初めて口にした抹茶ケーキと抹茶オーレは、かなり甘かった

だが、俺の…いや俺達の未来は、もっともっと甘い物にしてやる!

覚悟しとけよ!
かすみ!

おっと…その前に…
浮気の心配はいらねぇって事を、身を持って分からせてやる

総二郎は、テーブル越しに身を乗り出し、かすみにキスを贈る

それは…
抹茶ケーキや抹茶オーレよりも…
甘い…甘いモノだった



finと言いながらも続きます(笑)







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