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なないろ<完>

40 吊橋

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天気も良く、空気も澄んでいる

類(つ)「わっ! 富士山が凄くきれい」
つ(類)「ん、、凄いな」

類(つ)「それに、ツツジも凄い! ほらっ、周りがピンク! そして富士山!
     早起きは三文の得だよね」
つ(類)「確かにな、、」

類(つくし)は、携帯を取り出す
そして、カメラモードを起動させ、富士山を撮ろうとした所で、ふとその動作が止まる

(これ、、花沢類の携帯だよね? って事は、私の携帯で撮るべきなんじゃない?
だって元の身体に戻ったら、この携帯は花沢類の物だし、、)

類(つくし)が、携帯片手に固まっていると、その横から、つくし(類)が声をかける

つ(類)「富士山、、撮らないの?」
類(つ)「あっ、、うん。 これ、私の携帯じゃないから、、私の携帯貸してくれる?」

つ(類)「ん。 でもその写真、俺も欲しいんだけど?」
と言いながら、鞄からつくしの携帯を取り出す

つ(類)「あんたが撮った写真を、俺の携帯に送ってくれる?」
類(つ)「なら、自分の携帯でそれぞれ写真を撮れば、、」

つ(類)「それじゃ意味無いだろ? 
     同じ物を見て、同じ感動を何時までも味わう為には、同じ写真が必要だし、、それに、、」
類(つ)「それに?」

つ(類)「俺が、同じ写真が欲しいだけ、、って事!
     それに、一緒に写真を撮って貰お?」
と言うと、携帯をカメラモードにし、近くにいたカップルに渡す

そして、類(つくし)と富士山をバックに並んで撮って貰う
その携帯を類(つくし)に渡し、数枚の風景写真を撮った後、花沢類の携帯に転送した

つ(類)「よしっ、、これで同じ思い出が出来たな」

(後で、ラインの写真を保存しておこう。 でないと、消えてしまうしな)

類(つ)「うん。 それでここもパワースポット?」
つ(類)「いや、、ここは単に、来たかっただけ。 
     ほらっ、景色が良いし、あんたが喜びそうだし?」

類(つ)「ふふっ、、うん。 すごく良い景色で、大好き! 
     ゆっくり散歩しよう?」
と、二人は景色を堪能しながら、ゆっくり散策した


別荘に戻ると、皆は起きている物の、こめかみを押さえ、ソファーに座り込んでいる
その様子は、あきらかに二日酔いと分かる

つ(類)「飲み過ぎるからだよ」
あ「だってよぉ。 司の奴が、有無を言わさず飲ませるしよぉ」

つ(類)「すごくアルコール臭いんだけど、、」
総「あぁ、、頭痛てぇ、、」

つ(類)「くすっ、未成年なんだから、飲酒はご法度だよ?」
司「あぁ、、悪りぃ~」

そのF3の姿に、類とつくしは見合ってクスクスと笑う
そして、夕食もF3はほとんど食べる事が出来ない

あ「明日も、何処か行くのか?」
つ(類)「城ケ崎のつり橋を渡ってみようと思う」

総「吊り橋?」
つ(類)「そう! 海岸を見下ろせるんだってさ。 その先に灯台もあるらしいよ?」

あ「へぇ、、行ってみようかな、、今日は、どこも行かなかったしさ」
つ(類)「吊り橋だから、揺れるらしいよ? 
     それに、その先の灯台は岩場らしいから、運動靴でないと、、」
と、案に女性達は無理と言う事を匂わせる

司「こいつらは、どうでも良いんじゃね? 明日は、俺も行くからな!」
総「まあまあ、、それはこの子達が決めれば良い事だしさ」
と、総二郎は連れて来た手前、無碍にも出来ない

類(つ)「じゃ、行きたい人のみ、明日の9時出発と言う事で!」
と、解散となった


類とつくしは、サッサと部屋へ向かう
それに続く様に、こめかみを押さえながら、F3も部屋へと戻った

残された女性陣からは、不満が噴出する

女「何? あの牧野つくしって女! 
  花沢様の彼女かどうか知らないけど、何もかも仕切ってくれちゃって」
女「分かる! しかも年下じゃない? 
  それなのに、あの子の行きたい場所ばかりってどう言う事?
  少しは、年上を敬いなさいよね!」

女「何が、ヒールじゃいけない!、、よ!!
  わざと、そう言う場所を選んでいるんだわ!!」
女「花沢様は、私に気が合ったのに、、それをあの女が、サッと連れて行って、、
  私に取られるのが嫌だったのよ!」

女「あ~~分かる~~。 
  だってその後から、ずっと一緒に行動して、少しも離れない物!」
女「今に見てなさいよ! 絶対にギャフンと言わせてあげるんだから、、」
と、フツフツと怒りを露わにしていた


翌朝、F4とつくし、そして女性陣皆で、城ケ崎吊り橋へと向かう
吊り橋と言うだけあり、かなり揺れる
その下は海岸となり、海風もある

あ「すげぇ、、」
総「これ、、歩く振動でかなり揺れるな」
と、二人が話しながら歩くその前には、司が吊り橋を恐々と歩いている

司「お前ら! 揺らすなよ!」
総「別に揺らしてねぇよ! 勝手に揺れんだよ!」

司「うわっ、、危ねぇ、、」
あ「今のは、海風だよ! それよりサッサと歩けよ!」
と言い合っている

その三人の前に、類とつくしが歩いているのだが、、
類(つ)「案外高いし、長いね」
つ(類)「高さ18メートル、長さ60メートルだってさ」

類(つ)「へぇ、、でも景色は良いよね。 下には波打ち際が見えるし」
つ(類)「ここ、、ハートの形に見えるらしいよ?」
類(つ)「えっ? どこが?」

すると、つくし(類)は、岩方面を指差す

つ(類)「あの岩場が二か所均等にえぐれているだろ?」
類(つ)「うん、、」

つ(類)「そこが、ハートの上の部分。 
     そこからこの下の海岸に掛けて、、ハート?」
類(つ)「プッ! じゃあ、波打ち際は一直線だから、ハートが半分って事だ!」

つ(類)「まっ、そうなるよな、、」
類(つ)「くすくすっ、、微妙、、、」

つ(類)「まあ、残りの半分は、それぞれの思いで、完全なハートにして下さい、、って事じゃない? 
     その方が、燃え上がるし」
類(つ)「なるほど。 観光協会の人も考えたね」
と、話しながら吊り橋を渡りきる

すると、そこから先は岩場が広がってる

類(つ)「これ程の岩場じゃ、あの人達、灯台までは行けないよね?」
と、F3の後ろからヨタヨタと吊り橋を渡っている女性達を見る

つ(類)「また戻るんじゃない? 
     昨日、岩場だから運動靴でないと無理だ!って言ったのにさ。
     あいつらが、勝手についてきたんだし」
類(つ)「まあ、、そうだよね。 吊り橋を渡ってみたかっただけかもしれないし」

つ(類)「そう言う事! それにしても司の奴、完全にストッパーになってるな」
類(つ)「うん。 大渋滞だね」

二人は、吊り橋を見る
そこには、司の後ろに沢山の人が連なっているのが見える

つ(類)「先に灯台まで行こうか?」
類(つ)「だね。 じゃちょっと声掛けとく!」
そう告げると、大きく息を吸い込む

類(つ)「司~~! 先に行っとくよ~~!」

すると、、
司「ちょっ、、ちょっと待ちやがれ!! うおっ、、」

その司の声を耳に入れながら、二人はクスクスと笑いあう

つ(類)「行こうか、、」
類(つ)「うん」

二人は、しっかりと手を繋ぎ、灯台へ向け岩場を歩きはじめた





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2 Comments

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2018-03-30 09:58

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りおりお
Re: キャ~様

りおりお  

2018-03-30 14:29

行った事があるんですか?
かなり遠いですよね?

修正しました

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