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なないろ<完>

39 翌日の予定

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その日の夕食時、、

総「すっげぇ綺麗な場所だったな」
あ「あぁ、、空気も澄んでいたしよぉ」

司「それに、あの場所に立つと、なんか不思議な力があると言うか、温かい物で体を包まれた感じがしたよな」
と満足そうに呟く

その発言に、つくし(類)は、プッ!吹き出す

(そんな訳ないだろ? あれ、単に俺達がそう言っただけだし! 司、、お前気を付けないと、簡単に騙されるよ?)

総「何? つくしちゃん、、思い出し笑い?」
つ(類)「あっ、うん。 ちょっと、、、くっくっくっ、、」
と、類(つくし)の方を向き、背中を揺らしながら笑い始めた

あ「んで、明日はどうする? テニスでもする?」
と、あきらは敷地内で遊ぶ事を提案する

だが、、
つ(類)「あっ、私達は小室山公園に行ってきます」
司「小室山公園? 何だ?」

つ(類)「小室山にある公園で、富士山が見えて、ツツジが咲いてて、、」
と、そこまで話すと、類(つくし)が、それに追随する

類(つ)「行く!! 富士山? 見たい!!」
つ(類)「うん、、行こう」
と、二人は顔を見合わせ、微笑み合う

類(つ)「皆は、ここでテニスでもしてる? 別行動で構わないけど?」
司「いや、、それなら俺も行くぜ。 こいつらとテニスするよりマシだしよぉ」

司は、総二郎とあきらが連れてきた女性に、既に辟易していた
勝手に隣に座り体を摺り寄せてくるし、そのつもりが無いのに勝手に部屋に入ってくる

あきらと総二郎はそのつもりで連れてきたのだろうが、司自身は全くその気はない

司「あきらと総二郎は、ここで女達と遊んでいろよ!」
あ「いや、、俺らも行くぜ」
総「あぁ、、そうだな」

あきらと総二郎は、ただ類とつくしの様子を観察したいだけだ
二人も行くと意思表示した事で、女性達もここにいるよりは、、と一緒に行く事を選択するしかなかった

当然、提案者であるつくし(類)への不満がフツフツと湧きあがってくるが、表面上は平静を装い、ニコニコしている

こうして翌日の行き先が決まり、類とつくしは、サッサと部屋へ戻っていく
その二人を見ながら、、

あ「あいつら、、今夜こそやるかな?」
総「あぁ、、あの二人、凄くイチャイチャしてたしさ」

あ「あぁ、、ずっと手を繋いでいたよな。 あの類が、、だぜ?」
総「明日が楽しみだな」
と、コソコソと会話をしている間、司は何故かアルコールをがぶ飲みしていた

(なんで、類ばかり楽しい思いをしてんだよ! 俺だって、もっと楽しみてぇよ! でも、ここにいる女は俺の趣味じゃねぇんだよ! 俺も、牧野のような、、って、牧野は既に類の女だし、、くっそ!)

それに皆も付き合わされる羽目になる


部屋に戻った類とつくしは、順番に風呂に入り、サッサとベッドに入る
今日は、歩き疲れとにかく眠くて仕方ない

類(つ)「今日、パワーを貰ったし、お地蔵さんにもお願いしたから、もしかしたら入れ替わるかもね」

そう話しながら、枕を手に持ち、つくし(類)の横に潜り込む
その自然な行為に、つくし(類)も笑顔になる
そして、しっかりと手を繋ぐ

類(つ)「何か、あの途中から、身体がポカポカしてきたよね?
     やっぱり、パワーを貰ったからだよね?」

(それ、、多分、日差しが良かったし、歩いたからだと思うけど、、とりあえず、パワーを貰ったって事にしておこう)

つ(類)「そうだな」
類(つ)「うん。 きっと入れ替われるよ。 何か良い事ありそうだし」

(うん。 既に良い事があったよ。 こうして一つのベッドで手を繋いで寝ているんだからさ)

つ(類)「そうだね」
類(つ)「それに、お地蔵様に沢山お願いしたし」

(それ安産と海上安全だからさ)

つ(類)「ん、、」
類(つ)「よし、、もし入れ替わったら、明日は普通に楽しもうね」

つ(類)「ん。 入れ替わっていたら、、それこそ普通のデートだし、楽しもうな」

(あっ、そうか! 入れ替わっていたら、、普通のデートなんだ//// って事は、あたしは花沢類と手を繋いでいて////  やだっ、考えただけで恥ずかしくなってくる)

それらを考えていて、返事をするのが遅れた
しかも、かなり小さな声だ

類(つ)「うん、、」

(くすっ、、照れてる? きっと俺も照れるだろうな。 自分の身体でデートだよ? 手を繋ぐ感触も、牧野の手ってだけで気分上々だろうし、、どうなるんだろう? ちょっと楽しみ)


それから寝始めたのだが、やはり翌朝起きても、入れ替わってはいなかった



つ(類)「まあ、今日に期待しよ?」
類(つ)「そうだね」
と、気持ちを奮い立たせ、着替えて一階へ降りる

そして朝食を食べ始めたのだが、誰一人として起きてくる者がいない

類(つ)「あれ? 行かないのかな?」
つ(類)「さぁ?」
と、話しをしていると、、

支「今朝、こちらへ来ましたら、沢山のアルコールの瓶が転がっておりましたので」
と、遠慮がちに使用人が告げる

それを聞き、つくし(類)は、今のうちに出発しようと考える

つ(類)「行こう? 多分、皆二日酔いで起きないしさ」
類(つ)「そうだね。 無理に起こす必要もないよね?」
と、二人は、サッサと小室山公園へ向かった

もちろんつくし(類)は、二人っきりでのんびりと散策したかっただけに、皆が起きて来ない今が、そのチャンスだと思ったからに過ぎない





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2 Comments

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2018-03-30 09:50

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りおりお
Re: キャ~様

りおりお  

2018-03-30 14:27

修正しました

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